榊Putterが製品化されるまでの物語 Part9

第12章 ゴルフルール適合パターへ

これまでのあらすじでパター、シャフト、グリップ、ヘッドカバー、証明板そしてケースのデザインが決定した榊パター。

ここからは世界に製品として認められる為に製品登録が必要となります。

製品登録は世界のゴルフルールを決めているある協会(協会から名前を出す許可が下りていない為"ある協会"とします。)への用具申請が必要となります。

そのある協会へ申請をし用具がルールに適合されているかどうか協議してもらう必要があります。

通常審査結果が出るまで2週間程かかるという事で1月の末に海外へ申請書と榊パターを郵送。

そして待つこと3週間。

協会からの一通のメールが届きました。

パターの受け取りが完了したのでこれから審査に入るという連絡でした。

どうやらコロナの影響で審査開始が遅れていたとの事でした。

そしてそのまた一週間後、また協会からメールが届きその内容がとても驚くものでした。

それは現時点ではパターを承認する事が出来ずさらに28日間の協議時間が欲しいという内容でした。

用具審査で協議される内容は主に1つとされています。

それはゴルフ用具規則に適合しているかどうかです。

もちろん用具申請の歴史には色んな都市伝説があるのですがそれは定かではないのでここでは話さない事とします...

そう言っている内に協会からの返信がありました。

その内容がこちらです。

I refer to our letter dated 12 February 2021 and the submission of the above model of putter for a ruling.
This matter has been under consideration and I have been asked to advise you that the sample, as submitted, has been examined and it has been determined that it does conform to the Rules of Golf.
In any advertisements of the Sakaki M Series, you may state that it has been ruled as conforming to the Rules of Golf. 
We are retaining the sample for reference purposes.
Yours sincerely

簡単に訳すと「協議されていた商品はゴルフ規則に適合することを認めます。これによりSakaki Putter M シリーズはルール適合と記載することを認めます。」

つまり遂に榊パターは世界のゴルフルール基準に認められたパターになりました!

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