榊PUTTERが製品化されるまでの物語PART3
第5章世界最高の製品管理
これでデザインも決定し製品化に勢いのついた榊Putterですがここで大事な事を忘れていました。
それは製品管理です。
これまでにいくつもの試作を作ってきた榊Putterでしたがある日ある事に気が付きました。
それは今まで制作したパターは何本あるのか?という事です。
当然多くの方に試打をしていただいているのですが、
これまでに何本制作されたのか、誰が最後の仕上げを行ったのか、そして今どこにあるのかが分からなくなってしまったのです。
しかし幸いな事に今まで制作したパターは全て手元に戻ってきました。
そしてここであることを決めました
シリアルNoを作ろうと
多くのゴルフクラブが世の中に出回っていますが、全てのクラブにシリアル#が入っています。
そこでクラブネックの裏にシリアル#を入れる事にしました。
シリアル#はRから始まり、Rは「令和」を意味しています。Rの後は日付を#として刻んであります。
シリアル#によっていつ削ったかもわかりますし、プログラムをした人、削った人まで分かります。
パターの最後はやはり人の手によって削られます。
ノンメッキで削られているのであれば尚更の事。
少しのミスでも削った後が分かってしまいます。
だからこそ必要なシリアル#なのです。
しかしシリアルでわかるのはそれだけではありません。
シリアルによってどこから鉄素材をどこから仕入れたのか。
そこまで公表して初めてユーザーに安心して使ってもらえるパターと言えるのではないでしょうか?