仮面ライダーの展覧会に行ってきたの段
はじめに
2023年1月17日執筆
皆さん、おはこんばんにちわ。
2023年1発目に参加したのは「THE仮面ライダー展」です。
幼少期から特撮に触れてきた筆者でしたが昨今は
なかなかイベントにも参加できておらず久しぶりの
展覧会でした。年始にもかかわらず大勢に人で
賑わっていた当イベントをざっくり振り帰ります。
展示紹介「昭和」
仮面ライダー1号
記念すべき仮面ライダー第1号。藤岡弘、氏主演の一番有名な仮面ライダー。筆者のライダーとの思い出は、1998年10月に発売されたPS1のゲームになります。幼稚園時代にPS2を買い与えられ、しこたまプレイし
ゲーム内の仮面ライダーチップスを集めるモードや本編放送当時のCMを見返すことのできるモードをひたすら見ていた記憶があります。
当時はYoutubeもなかったですから・・昭和特撮特有の怪奇モノ感もノスタルジーがあります。藤岡氏の現在も最前線で作品に貢献している姿勢はいつみても感動します。
スカイライダー
本当のタイトルは「仮面ライダー」。村上弘明氏主演の「原点回帰」と後半の「先輩ライダーの客演エピソードの多さ」を軸にした作品。作中で飛行能力(セイリングジャンプ)を駆使して戦う斬新さに幼少期、釘付けになっていました。2022年に亡くなった水木一郎氏による主題歌「燃えろ!仮面ライダー」もカセットにコピーし無限リピしていました。宮城県でばったり村上氏に遭遇した際も快く対応していただきヒーローの寛大さ感じました。
仮面ライダーBLACK
幼少期は全く魅力に気づかず、昭和後期の仮面ライダーという印象でした。
昭和ライダーのくくりでいうTVシリーズ最後のライダーで倉田てつを氏主演で続編「仮面ライダーRX」も含めると2年にわたり放送された人気作。
昨今、主演の発言等で暗雲立ち込めていますが、前作から6年の時を経て作品は良い意味でリブートされておりホラー感もありつつ当時の世相を反映していると思います。「許さん・・・」とグローブを付けたこぶしを構えるポーズが印象的です。
仮面ライダーJ
筆者1994年生まれのため思い入れのある作品。東映漫画祭り枠の劇場作品。(※正確には東映ヒーローフェア)原作者石ノ森章太郎先生が携わった最後の作品となります。仮面ライダーの巨大化など新機軸もありながらデザインやテーマなどの世界観は往年のシリーズから逸脱することなくまとまっています。
展示紹介「平成初期」
仮面ライダークウガ
筆者、放送当時6歳でしたのでドンピシャ特撮が本作となります。
サムズアップのポーズは今でもたまにしてしまうほど本作からの影響は大きいです。作中で一条刑事(演:葛山信吾氏)が毎回、ピンチの時にケータイ電話を鳴らしてしまうのに幼い私は気をもんでいましたww
後の現在まで続く「平成ライダーシリーズ」の礎となる作品。
※仮面ライダー大投票作品4位
仮面ライダー龍騎
※仮面ライダー大投票作品6位
小学校低学年、トレーディングカードブーム(ポケモン・デュエルマスターズ・遊戯王)真っ只中に放送が始まった今作。
当時はカードダスと呼ばれるベンダーマシーンがあり地元の駅前の小さい玩具店で小遣いをためてトライしていた記憶があります。
13人もの仮面ライダーが登場し己の願望をかけバトルロイヤルを行う前衛的な作品。
仮面ライダー響鬼
※仮面ライダー大投票作品24位
周りが特撮シリーズを見ることから卒業する中、塾に通う前にTV放送を拝見していました。放送当時はデザインのクールさなどに注目していましたが、本作の魅力はストーリーにもあると思います。ストーリーの構造としては職業仮面ライダーのおじさん(演:細川茂樹氏)が思春期の高校生に生き方を説く内容なのですが放送当時より社会人になってからのほうが染みます。「正しく生きてても、傷つけられたり、踏みにじられたりする。けどね、少年の人生は少年のもんなんだよ。もし今すごく辛いと思うなら、これからは辛くならないようにすればいい……まあ生きてりゃさ、何度も転んでそのたんびに傷を作ったり、あざを作ったりすると思うんだよね。でもそんな時、心だけは強く鍛えておかないと、自分に負けちゃうじゃないか」という名言は後世に残る名フレーズだと思っています。師弟キャラが多いという作品設定上、説教臭い場面があるので好みが分かれると思いますが個人的にはかなりオススメです。
仮面ライダー電王
中学受験ですさんだメンタルにこのキャッチーな作品が癒しでした。
今では日本の演劇界をけん引する俳優になった佐藤健氏主演で約7役もの演じ分けは見ごたえがあります。また、レギュラーキャストには松本若菜氏や石丸謙二郎氏など名バイプレイヤーやベテラン声優が多く参加しているのも魅力。初めて、舞台挨拶に参加した作品であり当時、池袋にあったシネマサンシャイン池袋(現在、閉館)に朝から並んだ記憶があります。
後のオールスター作品でも存在感を放つキャラクターは皆さんに愛されると思います。
展示紹介「平成後期」
仮面ライダーW
2人で1人の仮面ライダーという斬新な設定で当時、話題となりました。放送時は大泉にある東映撮影所が見学ツアーなどを実施しており友人と参加しました。ガラケーで劇中セット前で写真を撮ったことも思い出深いです。
川越にあったロケ地に赴いたりアクティブに没頭していたなと思います。ストーリーやキャストのお芝居も見ごたえがあり、フィリップ(演:菅田将暉氏)と左翔太朗(演:桐山漣氏)の掛け合いはとても魅力です。スピンオフ「風都探偵」がアニメで放送されたことも記憶に新しいと思います。
仮面ライダー鎧武
筆者も大学生になり自由な時間が増え、エキストラに初参加した作品。
劇場版戦国MOVIE大合戦(お台場)、劇場版サッカー(蘇我)に参加しました。出演キャストの不祥事が相次ぎますが、虚淵玄氏(代表作「魔法少女まどかマギカ」「PSYCHOPASS」など)監修のストーリーが近年のライダーの中で圧倒的に練られていたと思います。龍騎以降久しぶりの多人数ライダーも魅力。推しライダーを是非見つけてほしいです。
仮面ライダードライブ
日本の若手俳優のホープ竹内涼真氏主演の作品。内田理央氏、馬場ふみか氏など今の日本演劇界を支える若手が勢揃いで見ごたえがあります。劇場版には新田真剣佑氏も出演しています。初々しさの残る芝居の中に濃い目のキャラクターが散見できるのも本作の魅力だと思います。バイクではなく車に乗るライダーという斬新な設定。クリスペプラー氏や森田成一氏(アニメ「BLEACH」黒崎一護役など)が顔出し出演しておりイケボ過多。
三条陸氏脚本らしいメインテーマが明確な作品で全3部構成なの見やすいと思います。
展示紹介「令和」
仮面ライダーゼロワン
令和の1号ライダー。スーツデザインも近年の奇をてらったものからシンプルなモノに原点回帰しモチーフもバッタになり令和スタートに相応しい作品だと思います。高橋文哉氏主演。近年、「最愛」「君の花になる」など話題作に出演する同氏ですが振り切ったお芝居を拝見できる作品です。
日テレバラエティに出演率の高い井桁弘江氏も女性仮面ライダーとしてレギュラー出演。新しいスタンダードを作った記念すべき作品。
コロナ禍にて撮影休止や劇場版延期など未曾有の事態があったにもかかわらず2019年末に公開した劇場版は会心の出来栄えだと思います。
※夢や起業などがテーマなため苦手な方も一定数いると思います。
まとめ
以前2011年ごろ参加した「生誕40周年記念 仮面ライダー展」ではまだまだ
作品に関して考えることや脚本やストーリーよりキャラクター・キャストばかり見ていました。今回は放送当時の時代背景を振り返りながら観覧できたことは良い経験になりました。40周年記念当時に購入した「変身」という記念ムック本は今でもたまに見返しています。今回記念のパンフレット等が発売されなかったことは非常に残念でした。
また、次の周年の際には色々な思いを胸に浸りたいと思います。