ドンブラFLTに参加してきたの段
はじめに
2023年5月27日(土)、5月28日(日)大阪府大阪市にあるオリックス劇場にて『暴太郎戦隊ドンブラザーズ放送終了記念イベント「暴太郎戦隊ドンブラザーズ ファイナルライブツアー」が開催され、筆者も参加してきました。2001年より恒例化しているイベントであり(※1)番組出演キャストが全国を周るイベントであり例年人気で今年も盛況の中、幕を閉じました。
※1 2019年「騎士竜戦隊リュウソウジャー」のみ新型コロナウイルス感染症の影響で未開催
イベント概要
概要
タイムスケジュール
舞台「地獄裁判」
休憩
ドン音楽祭(OP)※2
トークショー
挨拶
※2 ツアー最終日の5月28日は演目が異なり森崎ウィン氏による主題歌フルコーラス披露がありました。
作品概要
『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』は、2022年3月6日から2023年2月26日までテレビ朝日系列で全50話が放送されていた東映制作の特撮テレビドラマ。
「秘密戦隊ゴレンジャー」から始まるスーパー戦隊シリーズの第46作
あらすじ
現役女子高生漫画家として人気を集めていた鬼頭はるかは、ある日盗作疑惑が掛けられたことで連載は打ち切りとなり、クラスでの地位も一気に降下する。それに加えて、不思議なサングラスをかけたことで人間の中に紛れ込んでいた怪人が見えるようになり、その果てに出会った謎の男・桃井陣から「桃井タロウを探して忠誠を誓え」と告げられる。そして、はるかは強制的にオニシスター(イエロー)へと変身したことで怪人たちとの戦いに巻き込まれ、更に風流人、指名手配犯、既婚会社員も騒動に巻き込まれていく。4人は共通して宅配便で働く若い男に出会うが、彼こそが、はるかが探していた桃井タロウ であった・・・・
【あらすじの段階でよくわからないと皆さん思うでしょう・・第5話くらいまでよくわからないが延々と続くのですが、そこからはもう見続けなければいけないカラダになっていると思います。次郎系ラーメンと同じ感覚で慣れです。】
以下参考:wiki
作品の魅力
①桃太郎という古典から派生した奇天烈でキャッチーなキャラクター
メインライター井上氏はインタビューでこう答えている。
今回のジャンルはコメディだけど、視聴者にはドンブラザーズの主要キャラの誰かに「来週も会いたい!」と思わせたい。そのためには登場人物たちに少し弱点をもたせてやる。例えば主人公のタロウは完璧な男だけど、嘘をつくと死んじゃうくらいのバカ正直。そういう“かわいらしさ”みたいなものがあったほうが、人間くさくて人の心を掴むんだよ。強烈なキャラがあれば子供でもわかりやすいし、大人でも楽しめる。
まさにその通りであった。視聴者の多くは本作に「推し」がいたに違いない。
②破茶滅茶で暴れ野郎~シリアスとお笑いの緩急~
毎回、トリッキーな話が多くSNSではこどもがついてきてこれるのかなど
話題となっていました。現にブラックとピンクの恋人(妻)が同じ容姿をした別人?といった大人でも理解しがたい設定が多く存在した。
井上氏もインタビューにおいて物語の謎は解明する以外にもアプローチがあると答えており毎週ついつい見てしまうという感じで1年を過ごした。
公式読本でも白倉プロデューサーが企画会議の段階で2等身のキャラクター案を打診され気に入ったとのことで鬼才タッグであった事が伺えます。
③主題歌
森崎ウィン氏が歌唱する「Don’t Boo!ドンブラザーズ」は1バンドサウンドをベースにストリングスやトランペットで90年代シティポップのオシャレな曲調を作りつつも雰囲気を乱すことなく琴や太鼓で和の要素、ヒーローモノっぽいフレーズもありますがすごく良い曲です。
近年の戦隊ってEDが蔑ろなイメージがあるので是非ゆっくり聞いてほしい。
以下参考文献
作品にまつわる思い出
筆者はしょっちゅう実家に帰る独身こども部屋おじさん予備軍なのですが、そんな筆者ですが、ドンブラザーズ放映時に仲良くしていた異性の知人(別記事記載)がいました。まこなり社長の会社で働いていたりなどハードモード人生の方で、ひょんなことから映画を見たりかき氷を食べたりしに行く間柄になったのですがとりわけ「ドンブラザーズ」が面白いということで盛り上がりました。
結局、相手に自律神経失調症と強迫性障害があり水をかけられ連絡することもなくなったのですが毎週「イヌブラザーとキジブラザーと彼女は同一人物なのか」や「タロウって何者なのか」と感想を言い合うなど久しぶりに学校でドラマの感想を言いあうような楽しい体験でした。
連絡が途絶えた後も「ドンブラザーズ」を継続視聴できたのは作品が魅力的だったからだなぁとしみじみ思いました。
イベントの感想
素顔の戦士に会えた!!(in FLT)
TTFC長期会員なのでまぁ当たるでしょうなんて思っていたらチケットは3回の応募もすべて落選。約2400席ある座席は満員御礼と熱烈なファンの多さに改めて驚かされました。7都市をめぐる最後の都市(大阪)という事もありSNSでは全国からファンが参加したことが伺えました。
筆者としては夏のテレ朝でのイベントや劇場挨拶は都合や体調不良で参加できず、また参加したシアターGロッソではドンドラゴクウ/桃谷ジロウ役石川雷蔵氏が体調不良のため今回フルキャストにお初にお目にかかることができ感無量でした。
イベントだからこそ味わえるライブ感
ショーの台本には大人しか喜ばないメタ発言がちらほら。
つよし(キジブラザー)とみほのやりとり→SNSではファンサしてくれてありがたいなぁなんて思いつつも近年のセクハラやパワハラ踏まえるとお芝居以外でのスキンシップってどうなんやろうか・・・と思ったりもしながら
生のお芝居感を堪能しました。
キャスト陣によるメッセージ
高校に通えず、撮影が青春だったと答えた鬼頭はるか役の志田こはく氏の感想は見ていて、キャストの人生の苦労の上に我々視聴者のエンタメがあるんだなぁと胸がキュッとなりました。
縁ができたな!
記事作成時は6月半ばでしたが、UPまでに時間を要してしまいました。
11月にいつも飲みに行くBARで、バンダイの玩具制作チームのリーダーと知り合う事となり縁だな~なんてしみじみしてしまいました。
最後に
イベントでは、東映特撮ファンクラブ(通称:TTFC)にてスピンオフの製作が決定したという告知CMが流れ会場をどよめきが包みました。
大きいお友達と呼ばれるオタクになってから後楽園遊園地(シアターGロッソ)で開催されているショーは拝見した経験がありましたがFLTは不参加でした。今回、満を持しての参加となり非常に満足な時間を過ごすことができました。