リュックを前に抱えたまま歩く人たち
リュックを前に抱えるというと電車に乗るときの話かと思う方が大半かと思われますが、すみません今回のお話は少々異なります。
家または会社を出てから電車に乗るまで。そして電車から降りたあと目的地に着くまで。なぜかずっとリュックを前に抱えたまま歩いている人を見かけます。ビジネスパーソンに多い気がします。他の地方ではどうなのかわかりませんが、都内ではそれなりにいると思います。
そして私もそんな、リュック前抱え族のひとりです。
家を出てから電車に乗るまでは背負っているけれど、電車に乗ってから会社に着くまでは前に抱えたまま・・・というパターンの場合もあります。
今回は、なぜ一部の人はリュックを前に抱えたまま歩くのかについて考えてみたいと思います。
リュックを前に抱えるメリット
まずメリットを考えてみます。
電車に乗る前や降りた後、リュックポジションをチェンジするのが面倒くさい。
途中でコンビニなどで買い物をする際、リュックから財布を出しやすい。買った品物をしまいやすい。
雨の日に傘をさしていると、前に抱えたほうがリュックを濡らさずにすむ。背負っている場合はリュックが濡れないよう後ろ目に傘をさす必要があり、そうなると自分の前面に雨が当たって嫌だ。
背負っていると猫背気味になるが、前抱えスタイルだと背筋が伸びる。巻き肩にならなそう。
人混みではスリ予防になる。もしリュックのファスナーが開いていても安全だし、そもそも前に見えているので閉め忘れることがない。
不意に後ろから誰かにぶつかられてリュックの中身が壊れたりという心配が少ない。前からなら気づいてよけられる可能性が高い。
とまあ、私が思いつくものをざっと上げただけでもこんなにたくさんのメリットがあります。他のリュック前抱え族のみなさまにもアンケートを取ってみたいところではありますね。
リュックを前に抱えるデメリット
ではデメリットはどうでしょうか?
ダサい。
以上!
これしかないのですが、かなりのインパクトをもって致命的ダメージを与えうるものでもあります。
私もオフのお出かけでおしゃれして、コーデに合うリュックを選んだなんて場合には、絶対に前に抱えたりしないと思います。おしゃれが台無しになりますよね。
会社に行くのに趣味ではない無難な通勤服を着て、大きなPCを入れるために仕方なく買ったデザイン性皆無のリュックを持って、いまさらダサさなんて全く気にしていないのです。前に抱えることで享受できるメリットのほうが大きいのです!
街で見かけるリュック前抱え族はビジネスパーソンばかりなので、他の方も同じような感じなのかなと思っています。
(まあ極端な書き方をしてしまいましたが細かなデメリットはほかにもあるかとは思います)
温かい目で見てね
そんなわけで、リュックを前に抱えたまま歩いててダサいなあなんて思ったとしても(思うのは勝手ですし実際ダサい)、温かい目でスルーしてもらえるとありがたいと思います。
おまけ)電車に乗るときのリュックマナーについて個人的所感
ちなみに電車内では、近年は前抱えより手持ちが推奨されているようですが、そこまでぎゅうぎゅうの満員電車に乗ることがないので私は前に抱えて乗っています。
手持ちが推奨されている理由は、体の厚みがリュックで増してしまうことにより混雑時は迷惑になるからだそう。
でも他人と触れ合わないくらいの混雑レベルであればいいかなと個人的には思ってます。体の前側のパーソナルスペースも確保できますし。
それにドア付近ではなくシート前に立っている場合は手持ちにすると、前に座っている人の膝に荷物が当たるなどかえって迷惑になります。前に抱えたほうが誰にも当たりません。
ドア付近に立たざるを得ない場合や、乗降時に人のすきまを通るようなときは手持ちにするなど、臨機応変に対応すべきとは思いますけどね。