生きていくには

ひとは皆、自分と異なるものは怖いのではないだろうか。
自分と違う考え。
自分と異なる外観。
自分が理解できない言語。
差別する、区別する以前に、自分と異なるものは一様に怖いという感覚があるのではないか。

男性なら女性を、若者なら年寄りを、あなたなら私を、怖いという思いが人の基本にあるのではないだろうか。
だから、他人を、自分と同じ考えに矯正したくなるし、自分と同じ境遇ならいいのに、と願うし、自分と同じ言葉を話したらいいのに、と感じるのだろうか。

生きる、ということは、自分以外の人間は、みな違うということをいちいち思い知りながら、諦めながら死に向かって進んで行くということにほかならない。
生きていくには、他己を分離し、違うことの恐怖心を克服していかなければならないということだ。

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うそじぞう
ありがとうございますはげみになります 生活の足しに・・