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コツメカワウソを飼育するうえでなぜ尿検査が必要なのか(簡易版)

多くの水族館動物園では尿検査が行われているコツメカワウソ。

なぜ必要なのか、あまりよく知らない方が多いので
素人の私が調べた結果を載せてみようと思います。
ですが私は獣医ではないので、信用しきらず、また間違っていたら教えてください。
よろしくお願いします。

コツメカワウソはとても結石が出来やすい動物種です。
一部研究では飼育下のコツメカワウソの6割が結石を発症するとか、8割が発症する、という研究結果もあるようです。
全ての園館でレントゲンやエコーで確認をしているわけでもないでしょうし、私もいちいち聞きませんが、ほとんどの個体に結石はあるんだろうと思っています。それくらいどこでも聞くのが結石です。

コツメカワウソの大半がなるという結石。
どれくらい怖い病気なのか、確認するために海遊館のブログを貼ってみました。
結石が内臓を傷つけたり、膀胱に落ちた後に膀胱をやぶったり、腎臓機能が低下したりするようです。
また下記は人間の結石に関する記事ですが、腎臓の基本的な役割や結はカワウソも人も変わらないでしょう。

尿検査をすれば腎臓機能の低下や、結石が内臓を傷つけていないかがわかります。
高齢で麻酔が必要な手術で結石を取り除くことが難しい場合など、結石が悪さをしていないか確認できます。血が混じっていれば、抗生物質など投与すればよいらしいです。

尿を取るだけ、毎日獣医に来てもらって採血などしなくてもできるのでお手軽です。
大家族で暮らしていれば難しくても、2〜3頭なら排泄物で調べてあたりをつけることも可能です。

結石対策なのかはわかりませんが、採尿のトレーニングをしているカワウソもいます。スポイトを見せたり、クリッカーを鳴らしたら指定の場所で排泄する、ただそれだけです。
トレーニングはしていなくても、とある水族館では排泄時に飼育員が器具を使ってキャッチしていました。

冬は飲水量が減るので尿の濃度が上がりやすく、腎臓の負担が大きくなったり、結石が大きくなりやすいです。その他人間の場合は夏も汗をかくから結石が悪化しやすいとか。

円山動物園のコツメカワウソのサンは結石から膿尿になり、命が危ぶまれました。
ただの石ではなく、命に関わる病気です。現状確認のため、結石が確認されている高齢個体は尿検査の必要があると私は考えています。

この投稿については、思いつきで書いたので間違っているところや、調べたりない事があるので、調べなおしたものをまとめて再度投稿予定です。

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