コツメカワウソの脚の不調について
東山動植物園のヒナタに後ろ脚の不調が出たのが2020.5のことでした。
それから3年半以上が経過し、何件か同様の例が複数国内で出てきたので、記録としてまとめておきます。
ただし、私は獣医でもなければ、飼育員でもないので、調べてきたもの、見てきたものを素人の目線で載せて書くだけですので、信じ過ぎないようご注意ください。
また東山動植物園については自分で聞いたことや、お友達が聞いてくださって教えてくれたものがありますが、全てこちらから聞く前に教えてもらった事はありません。
問題ない範囲で教えて頂いた事です。当時の飼育員さんたちは、教えてはいけない事を自らペラペラ話す方たちではありません。
東山動植物園や他の動物園に勝手な解釈で嫉妬してクレームを入れるのはやめてください。
私への批判でしたら受け入れますので私に直接どうぞ。
ヒナタ 1回目
2020.5下旬、ヒナタが9歳9ヶ月ごろ
コロナ蔓延防止のため休園中に発症&入院で私は症状を見て確認しておらず。
①左後ろ脚が上がってる
②足を上げるということは痛いんだろう。
③骨に異常はなかった
④活動範囲を狭めて静養させている
というお話しでした。
2020.6下旬あたりに退院。
退院後は見た感じ歩き方は少し違和感あるものの、立つことができ、通常通り生活できていた。
補足1:歩き方の違和感は時間とともに減っていった。
補足2:入院中は獣医に任せていたとのことで、食事などは不明。
もともとの体重は不明だが、ある程度痩せた。(獣医が意図としてダイエットさせたかは不明)
ヒナタ 2回目
2020.11.28 ヒナタ10歳3ヶ月ごろ
朝、屋外展示場に放飼したところ、走る姿が少しおかしく、普段使っている立って餌を取るフィーダーを使うために立とうとしたところで立てなくなっていた。
屋外展示場に出す前の屋内展示場の様子(朝起きた時点)は、屋外に放飼されるギリギリまでヒナタが寝ていたので不明。
プールで泳ぎドジョウを食べ、ばら撒かれた餌を食べた後にジャグリングを始めたので、食欲があり元気で、かつ、痛みがあったかは疑問。
数日屋内展示のみで過ごすも、やはり温かい場所で療養が良いと言うことで入院になったもよう。
半年という短期間で再発なので、野生ではしない姿勢になるフィーダーのせいではないかとなり、フィーダーが外される。
2021.2中旬退院。
その後は再発はしなかったが、立つ頻度は減った。
また立とうとすると脚に力が入らず立ちづらそうな様子に見えた。(現在進行形)
マルク 多摩動物公園
2022.4 マルク12歳ごろ
動画は分かりづらいですが、やはり左後ろ脚を上げて跳ねながら歩いていた。
たまに左後ろ脚を下ろしていたのでどの程度の症状なのかは不明。
現地でカワウソ担当飼育員に確認したが、3月ごろ?(3ヶ月前ごろ?)から現れた症状で、検査をしたが異常はなく、食欲もあり、木組にも登るため原因不明ですとのこと。
現在は通常とおり動くことができる模様(確認に訪問していませんので、SNSで確認する限りは)
マロン 市川市動植物園
2020.12 マロン7歳2ヶ月ごろ
冬になると歩様がおかしく?なるとSNSで見聞きしていて話を聞きたくて訪問。
年配の飼育員さんに話を伺ったが、餌の栄養バランスを見直して良くなったとの事。
だか、実際見た時はこの動画のように足を上げて歩いていたので、話に聞いていた症状ではない可能性もある。
また今年の冬も数年前と同じ症状が出ていて、毎年冬に同じ症状がでるらしい。
ヒナタとは少し症状が違うように思える。また普通に足をついて歩いていた時もあり、やはり同じ症状ではないかもしれない。
後日、写真を確認したところ、アカギレ?ひび割れ?が確認できたのでその可能性もあり?
レン 伊勢夫婦岩ふれあい水族館シーパラダイス
2023.9.29 レン 11歳10ヶ月ごろ
⚠️現地では確認していない情報です。⚠️
・前日夕方までは問題なかった
・朝起きたらなっていた
・後ろ脚に力が入らない
・痛みがないのか気にしている様子がない
と言うことなので、個人的に1番ヒナタに近いかと思っています。
ここからは完全に想像で、かつ、非難と捉えて頂きたくないのですが、
レン君はもともと立つ動作が多く、餌も立って体を反らせて食べます。
また彼はダンクシュートの練習などもしていて、わりと立って動くことが多かったんですね。
もちろん、私は素人なので間違っているかもしれません。
立って何かをしていた事が原因ではないかもしれません。
なので状況的にとても似ているのでつい結びつけたくなる、それだけです。
もしダンクシュートや立って食べる事が原因だとしても、コツメカワウソはよく立つ動物ですし、症状はあまり全国的に周知されていないようなので、責める気持ちは一切なく記録として記載いたします、ご了承ください。
まとめ
①ヒナタと伊勢のレン君は状況的に似ていますが、現地で見て確認しておりませんので、断言できません。
②多摩のマルク君とヒナタは症状は似ていますが、マルク君は頻繁に立ったり、無理な姿勢を長時間する、という事はなかったと推測されます。
③市川のマロンちゃんは他のどの個体とも症状が似ていない気がします。
補足
①コツメカワウソのヘルニアは、来園者の方が2008年に書かれたブログでみさき公園のオスの話を読んだ事があります。
脚の不調については、2020.11から私が知るだけで5例あります。
全国の園館に周知されているのかは不明ですが、原因の究明され、これからは同様の症状が出るカワウソたちが減ることを望んでここに記録として残しておきます。