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眩い日差しが我々の心を掻き立てる。
汗がドロっと滲み出る季節。
今更、暖かな日差しが、、、
なんて枕詞は全く持ってピンとこない。
ただひたすらに暑く蒸れる。
そしてただひたすらに抵抗する。
抵抗といってもこれに関しては完全人それぞれ。
これからあるお盆のタイミングに
避暑地に向かう人もいれば
某鼠ランドに身体を通して全力で楽しむ人。
希望を抱き前に進む勇敢な者たちは、
海で出会いを求め欲望を出したり、
敢えて激辛な奴に挑みに行く者。
どれも良い。どれも正解。
そんな季節でも、変態なやつがここにいる。
シャツラバーだと言えるようになりたいと
必死に目指している、しがない23歳の私。
そんなアマシャツラバーがお客様皆さんが心躍ると予想したタイミング
初めて行かせていただいた洋服博覧会
そこで袖を通した時のあの感動は忘れない。
指先が凍えるあの季節の中で
沸々と湧く、心が騒ぐ。
あの感情。
38℃のアッチッチな名古屋。
あの時と全く変わらないこの熱。
これならアンリミに通う、
シャツラバーな玄人たちを
踊らせることができる。
そう信じて今回取引させてもらったのが
ついに手元に届いた。
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ブランドとしては、
去年秋冬に彗星の如く現れた期待の新人。
瞬く間に全国のシャツラバーたちが
興奮をしたライアン。
彼らは何を通して愛したのか
私自身も何処が心惹かれたのか。
私の永遠のテーマとして存在するのが
「緊張感と緩和」
耳がタコになる程、言っているような気がするが
そんなのは関係ない。
その志を体現しているかのような雰囲気。
その雰囲気を確かにしているのが
”ワイドスプレットカラー”
ビジネス的な紳士服店で見かける襟元。
それを独自の解釈で展開させているのが
正に”コレ"
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ワイドスプレットカラーとは、
100~120度近くまで広く開いた襟。
ビジネスシーンのワイシャツで
定番的に扱われることが多いカラー。
それ故に、私たちの洋服屋では
ほとんど目にすることがない襟元だと思っています。
別名ウィンザーカラーと呼ばれる襟は
イギリスのエリザベス女王の伯父にあたる人物の
ウィンザー公が愛用していたことから呼ばれているカラー。
1920~40sのファッションに
多大な影響を与えた彼は
20世紀を代表するファッションリーダーと
呼び声高い存在。
クラシックな印象になり得るカラーですが
ノーネクタイでも形状を保持したまま着用できる逸材に。
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コレは言わずもがなmustで開けるシャツ。
第一ボタンは必ず開けて着用。
第二も開けても良い。
店頭に掛ける際も我が家のハンガーでも
第一ボタンは欠かさずに開けています笑
前回、書かせていただいた”チャールズ”と同じように
台襟設計は低めの、「寝襟」
だからこそ、程よくカジュアルに着こなせる。
ドレス界隈では既に定番の襟型ですが
カジュアルシーンでは未開拓の領域。
ドレスとカジュアルの狭間を表現するために
台襟、剣先、開き方、芯地に拘り抜いた逸品。
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上側 CHARLES 下側 LYAN
比較するとわかりやすいですが
同じく寝襟といっても
開き方の具合を良くするために若干高め。
ショートポイントのシャツを
着ている方々に届けたい
ワイドスプレットカラーの新鮮さ。
コレはハマる。
![](https://assets.st-note.com/img/1721997682754-5TTi9PvzUt.jpg?width=1200)
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カフスには”ラウンドカフス”を採用。
角が丸くカットされているシングルカフスだが
通称「大丸」と呼ばれる標準よりも
大きめのラウンド。
もちろん裾にはマチ付き。
コレらがエレガントの装いのキーになる。
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後ほど着画は掲載しますが
襟元も、もちろん良いのですが、
個人的ホームラン並みの決定機はここ。
最近ではあまりない、脇下にかけての
”くびれ”。
平衡感覚が鈍る写真だとわかりづらいが
無理のない適度なシェイプを行なっている。
コレによりドレスの意識が溢れてくる。
ドレス襟を程よくカジュアルダウンさせつつ
ドレスディテールの詰め合わせ。
ここまで熱くパターン・縫製を語りましたが
それを上手く支え
そして更なる高みへと連れてってくれるのが
このファブリック。
![](https://assets.st-note.com/img/1721998997039-BJd6SwIarA.jpg?width=1200)
MAATEEではお馴染みの↑綿→絹生地。
(コットンシルク)
24ssでも入荷いたしましたが
重要なのは混率。
24ss
SILK 65% COTTON 35%
24aw
SILK 47% COTTON 53%
待て待て待て、細かすぎる。
だが、この違いが洋服では顕著に出る。
7月下旬のこのタイミング。
Tシャツか半袖シャツの2強に落ちやすい
私たちメンズ。
だがシャツ好きあるあるが
「長袖シャツを永遠に着たい」
その願いを叶えてくれる混率が
ヨンナナゴーサン。
コットン多めのフワッとした生地で
肌あたりが軽やか、かつベタつかない。
だが、適度に肉厚で秋冬にも最適。
コレは是非実際に袖を通して体感してもらいたい。
![](https://assets.st-note.com/img/1722000048952-q4ucMsZMIl.jpg?width=1200)
さらりとしたエアリーな質感ながら
ラグジュアリーな気分に浸れるのも
この素材の良さ。
熱くて気分がナイーブなところに
この日差しだからこそ、輝くシルク。
いやらしく光るわけではなく、
色っぽいマットな光沢。
兎に角、本当に良い。
発売日当日、
この存在を知らなかった新規さんも
私が着ているのを見かけて
強く引き寄せられて購買していた。
Tシャツを探していたのにもかかわらず
惚れて即買いできるほどの引力。
自分は、サイズ3で着ています。
それがこちら、、、。
![](https://assets.st-note.com/img/1722000545048-WevVW3R7Gy.jpg?width=1200)
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![](https://assets.st-note.com/img/1722000627722-A0po6iipNr.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1722000660004-3j0Sc2DhrB.jpg?width=1200)
自分は2開けが好み。
フルオープンでざっくりも好き、、、。
見た目もさることながら、
これからの時期には
シルクコットンならではの機能面にも惚れると思います。
ドレスな匂いを漂わせていますが
ガンガンに洗っちゃってください。
何回か洗うと多少の縮みが出るかもしれません。
乾燥機は無しでお願いします。
程よく襟の角が取れ、芯地もナチュラルに
シルクもフィブリル化が起き、
また違った雰囲気に。
そして名称にもある通り
「RAINBOW CHECK」
レインボーというだけあってあらゆる物に合わせやすい。
コレからの季節を見据えて、
汎用性の高いカラーバランス。
シルクに対して適度なオジ感も
洋服のスタイルにニュアンスを与えてくれる。
![](https://assets.st-note.com/img/1722002184909-lQH1YJIpGE.jpg?width=1200)
そしてこちらも、、、。
とある工場で私たちが拝見した物の中でも
光り輝いていた
極上コットンを使用したチャールズ。
何処かでブログ書くと思います。
いつの間にか19時から綴り始めて23時過ぎです。
諦めます。2色からです。
店頭では、7/26より
onlineは、8/1より
シャツを好んで着る方々の心を掻き立て、
踊らせるシャツ。
是非。
UNLIMITED 牛丸