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これを探していた。
シャツ。
一言では言い合わせれないジャンルの一つ。
数多くあるシャツの中で唯一無二のものはあるのだろうか。
率直なところ、ディテールやファブリックなど
多くのカテゴリーに対して様々な評価がされているところを見ると
『これだ!』
というものは存在しないのだろう。
各々の納得の具合によって良し悪しは変化していくだろうし、
誰かが良いといっても人それぞれの体には個性が存在するし、
他者を通して良いというものはジャンルに問わずないのだと思う。
良くも悪くも決め手にかけるアイテムがシャツなんだと感じます。
歴史あるものだからこそ、着慣れてる方も多い。
そしてその分好きと思える箇所も細分化されている。
そんなジャンル。
好きで着ている方達ほど悩みがち。
そもそも、シャツに良さを感じない方達もいると思います。
その両者に一つの解としてご提案したいです。
それでは。
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< MAATEE&SONS >
" CHARLES "
color : CHAMBRAY FADE
size : 1 , 2 , 3
price : ¥31,900 taxin-
24ssから新規でお取引させていただいている
「MAATEE&SONS」
Goldwin 0 に引き続き、盛りだくさんの当店。
もしかしたら、ご存知の方がいらっしゃるのではと思いますが
定番のシャツ『ELIZABETH』に続き、23ssから登場した新定番型。
特徴は、台襟が低く寝襟。
それにより、グッと高さが出ずに
より趣のあるカジュアルさに。
そして台襟を低くすることで、首が詰まった印象が軽減。
首が短めの方でも愛用いただける仕上がりへ。
特にシャツにおいて自分が重きに置くのは襟。
衣服の歴史を調べると、顔の近くにある「衿」は、自らの「富」や「権力」を示す装飾として使われてきたようです。
確かに中世ヨーロッパの王族や、貴族、軍隊の方も派手な装飾のついた襟の服を着ていた気がします。
装飾品をつけないでシャツ自体から連想するなら
台襟の高さのあるシャツは、個人的に堅い印象。
ビジネス的なニュアンスを感じます。
そして、寝襟。
これらを組み合わせることで、不思議と色気が立つ。
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そしてお次は、ファブリック。
今回用いた生地は、ライトオンスのシャンブレー。
シャンブレーの特徴といったら霜降り状のムラ感。
通常のシャンブレーは
タテ糸に色糸、ヨコ糸にに白糸が多いですが
単純に白を打つとパキッと感が出てしまうと思います。
しかし、ここで使用されたのはベージュカラー。
色のメリハリが強く出ないからこそ
上品な印象に仕上げられています。
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この程よくドレスライクなのがちょうどいい。
シャンブレーだとボタンダウンなどの
THEカジュアルシャツの印象が強いと思いますが
これは至ってドレスシャツ。
だからこそこのどこのシーンにも収まるちょうど良さは
「ドレスシャツをカジュアルに」という
MAATEEが提案するシャツコンセプトを体現していると
そう思います。
拘りは糸だけでないのが怖いところ。
シャトル織機でじっくりかけて織られており、
生地状態で1ウォッシュかけられた生地には
ヴィンテージ感のあるザラつきが伴います。
そして着込んでいくたびに
より表情が増していく、、、。
これこそ洋服に魂が宿る瞬間だとそう思います。
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今までは、オーバーサイズ規格。
そのバランス感が相場を占めていたと思います。
しかし、どれが良いとかこれが良いとか
好みの問題に左右されますが
オーバーサイズは、自分自身の個性の輪郭をぼかしてしまう。
そんなことをふと感じてしまう瞬間があります。
それが良い時もあるので明確なことは言えませんが
自身の個性の輪郭があり
そして、しっかりとドレスシャツ。
その中にも気の利いた抜け感を持つ。
ドレスという型にはハマるが、よく見るとほんのりズレて記憶に残る。
曖昧な表現になりますが、
だからこそ、このシャツにはムードがある。
そんなシャツ。
だが、それが良いだ。
ありがたいことに、当店初シーズンながらサイズ欠けもちらほら。
ぜひ、お早めに。
UNLIMITED 牛丸