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海外でパートタイムワーママとして働く苦しみ

こんにちは。ご覧くださりありがとうございます。
今日は最近の悩みである、アメリカで「ワーママ」する苦しみについて書こうと思います。


①職場の理解がない

日本でパートタイムで働きながら育児されている主婦の方は多いと思います。その場合、採用する側も同僚も、その人が育児中であることに多少、気を遣っていたところがあると思います。
例えば、子どもの学校の予定などでシフト変更が必要な場合は柔軟に対応したり、「困ったときはお互い様」の感覚がどこかにあったように感じていました。

しかし、(最低でも今のボスは)育児への理解がありません。
彼女にとって子どもはかわいいものでしかなく、親のスケジュール変更が必要になることは想定されていないようです。

子どもの祝日で何回かシフト変更をお願いしていたら(自分が同僚に頼んで代わってもらっている)
「そんなに入れないならそのシフト、他の人に代わってもらう?」とまで提案されました。
与えられたシフトをこなせない人、と思われたようです。

②子どもの休日が多い

これはびっくりしたのですが、今住んでいる地区の公立学校は、年間185日お休みで、登校日が180日。なんとお休みの方が多いんです。
ワーママさんはその都度、シッターさんを頼んだり、預かってくれる施設にお願いしているのが現状です。
日本では「小1の壁」と呼ばれている、保育園後の生活が、米国では生まれた瞬間から発生しているイメージです。
もちろん、日本の保育園のようにお休みがない、デイケアと呼ばれる施設もありますが、わたしの家の近所にはほとんどありません。デイケアが多いか、休日が多いプリスクールが多いかはかなり地域柄があるように感じます。それは、渡米してくるまで気がつきませんでしたし、調べようがありませんでした。

③子どもを預けるためにかかる費用が高い

子どもの休みが多い件は前述しましたが、その都度誰かに子どもをお願いするとかなりの費用がかかってきます。
シッターさんを頼む場合も、安い方でも1時間20ドル。経験豊富な方なら1時間25ドル。子どもの人数が多ければその分割り増し。8時間勤務の方の場合、休憩込みで拘束時間9時間、通勤の時間も考えると、かなりの時間シッターさんにお願いしなければなりません。
サーバーの給料では到底ペイできないのでわたしはほとんど頼んだことがありませんが、周りのワーママさんの中にはお願いしている方も多いです。

また、休日のみ預かってくれる民間学童のような施設の場合は、1日に200ドルくらいかかります。これも高い。内容はかなり充実していますが、それでも高い。


満足してワーママするためには、出産するまでに自分のスキルを磨き、社会的地位を確保し、当然貯金もして、出産後はスキルやキャリアを活かせる仕事を続けることが必要なのだと感じました。

そのためかわかりませんが、娘の同級生のママたちはほとんどがわたしより一回りくらい年上です。
弁護士やお医者さんとしてバリキャリしてる人もいるし、専業主婦されてる方でも、「今は」子どもとの時間を大切にしたい、落ち着いたら復職するつもりと言っています。スキルがあるからいつでも戻れるようです。

日本のように、産休育休制度が法律で手厚く保障されているわけではないので、みんなサバイバルしてるんだなあと感じます。


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