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NEC メンブレンキーボード のお話

またもやキーボードのお話
今更なんでこんなもの引っ張り出してきたかというと、
ちょっと、子供の精密検査とやらで、普段は行かないであろう、
巨大な大学病院に行ってきまして、
自分でも本当に嫌なんですが、職業柄というか、ガジェオタといういうか、
あらゆる周辺機器が目についてしまうわけで
「あー無線はアライド使ってるのね。やっぱり安定しているんだろうなぁ」
なんて、病院で考えているやつ、多分他にはいないと思う

初診受付では、PCはLenovoだったのに対し、診察の先生はNEC、
写真室の先生もNECで、
「おお、古風ながらいいキーボードを使ってらっしゃる」
なんて思って見ているのも、自分だけだろう

そうだそうだ、我が家にもレジェンド的なやつがいるじゃないかと思い出した
その名も、『SG-26800-2VC』
多分、ネットで調べると、それなりの扱いがされている名機と言われるもの

多分、10年くらい前に中古で3000円くらいで購入したもの
HHKBを入手するまでつい昨年まで現役で使っていた
まだまだどこもイカれていない

自分は、キーボード沼には足を突っ込んでいないと自負している
というのも、仕事柄、かなり多くの数の種類のキーボードを触ってきているし、
市販のキーボードで、いいものが大してないということは、調査済み

NECのキーボードと出会い、初めていいものだと感じたのは、
新卒で入社した会社のサーバールームにあったコンソール用のキーボードだったと思う
それが欲しいから、適当なのと交換してくれと先輩にお願いしたのだが、
ダメだったので、『クソ!』と思った記憶がある
見た目はいたってオーソドックスというか、今では古風なベージュっぽい白で、
メンブレンという類のキーボードなのですが、サーバー用だからなのか、
キーを押した時が、非常にスムーズで、メンブレン特有のゴムのグニュって感じがなかった

そして転職した時に、倉庫の奥の方にNECのキーボードが眠っていて、
それも悪いものではなかったので、バラして、磨いて、クリア塗装してしばらく使っていたのだが、やっぱりサーバー機のキーボードには感触が叶わなかった
そんな時に探して買ったのが、中古の『SG-26800』だった
3000円くらいだったと思うが、新品同様の品で、長くお世話になった
だいぶ使い込んで黄ばんでしまったのだが、何一つ不具合はないし、
ケーブルが出ている上側の横には、USB端子もついていて、無線マウスのレシーバーを入れておくのにちょうどいい
安いメンブレンキーボードは、軽いし、剛性も低く、たわむのだが、
これは、側もしっかりしている上、安定感のために、中に鉄板が入っていて、
結構な重量感がある
キーの押した感じも、かなりソフトなメンブレンシートが入っているのか、
素直にキーが沈むのだけれど、底打ちすると、中の金属板のせいなのか、コンコンといい音がする

メンブレンキーボードといえば、富士通からフェザータッチの相性で、
高級メンブレンキーボードが出ていたのだが、そんなことを知っている輩は、
おそらくもう希少生物だろうと思う
メンブレンキーボードでトップツーを選ぶなら、間違いなくこの二つじゃ無いだろうか

いいキーボードっていうのは、高級なものだけじゃない
とはいえ、サーバーもオンプレがなくなってきている今、
サーバー用のしっかりしたキーボードも少なくなってきている上、
最近はパンタグラフになっていたり、ロープロファイルになっていたり、いわゆるベーシックでいいキーボードからは、形が変わってきている

今使っているHHKBや、リアルフォースは当然いいキーボードではあるのだが、
高くてもいいものが欲しいものを使いたい人のための高級機であって、
名機というのとはちょっと違う気がしていて、
安価な製品を作る延長線上にある、いいものっていうのが、
昨今は減ってきているような気がするなぁ

あぁ、なんかとてもマニアな内容になってしまったな

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