【誤憲派】憲法に縛られた権力者は憲法改正を口にしてはいけない?【詭弁】
日本共産党なんかもこの手の詭弁を常々口にしていますが、憲法が縛っているのは権力者の行動や政策であって、憲法改正の提案をするのは当然ですが何の制約もありません。
てか、そんな制約あったら困るよね。96条に憲法改正の手続きが書いてあるのに、その手続きをする人が憲法改正を提案してはいけないとなれば、96条は全く無意味な条文となってしまうわけで。
石垣のりこ理論では、日本国憲法は未来永劫、改憲する手段が事実上存在しないことになってしまいます。だって権力者は憲法96条の憲法改正発議を行ってはならないわけですからね。どうしても憲法改正したければ、もう一度GHQに占領してもらうしかないわけだ。
例えば、大麻取締法という法律がありますが、大麻取締法が禁止しているのは、大麻の所持、栽培、売買、輸出入、譲渡、使用などです。つまり大麻解禁を主張することを大麻取締法は禁止していないわけです。
同様に日本国憲法も、国権による基本的人権の侵害や、非民主的な国家運営、国権の発動としての戦争などは禁止していますが、憲法改正を主張してはいけないなんてどこにも書いてません。
意見を言うことすら罷りならぬ、という彼らの主張は、正直言って怖いですし、まさに彼らの反民主性が露見しているのだと思います。仮にも立憲主義を掲げる政党なんだから、こういう反民主的な主張をする人は追放していただきたいものですね。
え?石垣のりこさんも意見を言っただけだろって?ええ、そうですよ。だから私も別に石垣のりこさんを収監しろとか一言も言ってませんよね。国会議員を辞めろとも言ってません。単に立憲民主党とは政策が違うのだから別々になりなさい、と言ってるだけです。
だってそうでしょ?立憲主義を掲げる政党が憲法19条、21条ならびに96条に反するような主張をする議員が立憲主義を標榜していると言えるでしょうか。
まあ、立憲民主党には彼女だけではなく、他にも「こいつ本当に民主主義や言論の自由を守るつもりあるの?」と疑わざるを得ないような議員は複数いますので、正直、同党が本当の意味で立憲主義を掲げる政党だなんて、本当は微塵も思ってませんけどね私は。
そもそも彼らの言う立憲主義って、集団的自衛権は憲法違反だっていうだけですよね。なんか後先考えずにその場のノリで政党名決めちゃったって感じがしましたもんあの当時。
このまま行けば立憲民主党は、かつて自衛隊違憲論を主張しつづけて現実の政治との整合性が取れなくなり、違憲論を撤回せざるを得なくなった社会党と同じ轍を踏むことになりそうです。あ、政権取らなきゃ大丈夫だからその心配はないかな?