たかまつななさん…もっと政治を勉強してください…
んー、いきなり直球投げるけど、たかまつななさんって「意識は高いけど知識は浅い」ってのが透けて見えちゃうんですよねえ。ハッキリ言うと「ペラい」。
政治に物凄く関心があるというのは分かるけど、なんか表層をなぞってるだけで、本質を理解してないっつーか。
たかまつさんは「今の自民党の政治はひどい」と言うけど、その根拠が「森友、サクラ、学術会議」です。はぁ……。
このような、国民の生活に1ミリも影響しない問題を取り上げて「今の自民党の政治はひどい」なんて、はっきり言ってたかまつさんは政治を全く理解してないとしか思えません。そんなことよりももっと大事なことがあるでしょうに。消費税とか、少子化問題とか、中国の脅威とか……。
そういう大事な問題に目を向けずに、森友、サクラ、学術会議って……。ワイドショーかよ。まあ、昨今のマスコミの政治報道はワイドショーと大差ないレベルに酷いですけど。
枝野さんの答えも酷い。「気持ちよく投票できなくてもいいから書いてください」って、まあそれが政治家の本音なんだろうと言ってしまえばそれまでだけど、もうちょっとオブラートに包めよ、と。
「野党だから結果を出せない」という言い訳も酷いです。国政だけが政治じゃない。国で政権を取れないなら地方で与党になれば良いのです。地方議員の数を見たら立憲民主党は自民党に大きく水をあけられている。かつて民主党が政権を取ったとに、野党に下った公明党から「二大政党制じゃなくて三大政党制だ」と揶揄されました。それくらい民主党系は地方組織が弱い。地方議員の数で言ったら公明党と立憲民主党はどっこいなんです。いや、民主党政権時代でそれだったのだから、今はもっと酷い。もしかしたら共産党よりも少ないかもしれません。少なくとも国民民主党との合併前は共産党よりも少なかったです。
要するに、野党だから結果を出せないのではなく、そもそも地方に根を張ってない、浮ついた政党だから信用されないのです。
そういえば民主党のマニフェストに「地方主権」とか言うのがあったけど、地方議員がいないのにどうやって実現するつもりだったんだろう。
また、枝野さんは「議院内閣制だから一気に全てのことは変えられない」とおっしゃいますが、そうじゃなくて、そもそも何を変えたいのか、どのように変えたいのかを示せってのが大多数の国民が思っていることです。共産党と組んだり、どこの国のほうを向いているのか分からないような主張をしてみたり、マイノリティーに寄り添いすぎてマジョリティーを敵視するようなことを言ったりして、結局なにがしたいのか全く分からない。
それに、国会でやってることと言えば、冒頭でも触れたモリカケサクラ、学術会議といった、国民の生活には1ミリも関係ないワイドショーレベルの質問ばかり。結局、自民党の揚げ足取りをしたいということ以外、何も伝わってきませんよね。だから支持率が上がらない。
それに、官僚に対するパワハラ。森友問題の「公文書偽造」だって、結局のところ立憲民主党議員からのパワハラを逃れるために誤魔化そうとしただけで、安倍夫妻とは全く何も関係ないってことは既にハッキリしてるんです。
「反自民、反安倍」は大手メディアの責任?
中盤で、たかまつさんが非常に良い質問をしています。
「野党は反自民、反安倍、反菅ばかりを言っているイメージがある」と。
これに枝野さんは「大手メディアの責任が大きい」と返しているのですが、果たしてそれだけかな?と。蓮舫氏や安住国対委員長をはじめ、小西洋之氏、有田芳生氏、森裕子氏、山井和則氏、川内博史氏、他にも色々いますけど、どう見ても反自民しか頭になさそうな議員が大勢いますよね。
小西議員なんてAbemaTVで白状しちゃってますよね、「本気で政権を取ろうと考えてる野党議員は殆どいない」って。
こういう言い方するのはアレだけど、私は実は枝野さんは結構まともだと思ってるんです。でも子分どもが足を引っ張りまくってるってイメージですね。まあ、親分が子分のことを悪く言えないでしょうから、「大手メディアが悪い」と言うしかないのかもしれませんが、でもやっぱりメディアのせいにするのは卑怯な気がします。ここはポーズだけでも反省してみせたほうがよかったのでは。
でも、いくら枝野さんが頑張っても立憲民主党に未来はないと思いますね。だって支持者の質があまりに悪すぎる。反自民で凝り固まった支持者が多すぎるんですよね。あれ、本当に「声が大きいだけ」なんでしょうかね。もし本当にそうなら、ああいう支持者は切り捨てたほうが良いと思います。自民党が在特会みたいな連中を切り捨てたように。安住さんのことを批判した山尾志桜里議員が離党しなければならないような政党には未来がないと思います。本当は、今の立憲民主党の議員たちよりも、山尾さんのほうが枝野さんの思想に近いはずだと思うんだけど。
「中道に近いような人たちが投票する政党がない」
たかまつさん、またも良い質問をしています。
しかし、枝野さんの回答がこれまたはぐらかすような答え。
「リベラルとか保守とか中道とか国民の皆さんはほとんどそんな意識は持ってない。そんなこと考えているのはこの業界の近くにいる人だけ」
そうかなあ?そうは思えないですけどね。ていうか、枝野さんがそう思いたいだけなのでは。かつて枝野さんは「私こそ保守本流」と言ってたのですよ。
確かに、選挙にも行かないような政治無関心層まで含めれば、イデオロギーに関心がない人が多数派、というのは正しいと思います。ですが、選挙に毎回来てる人だけで見たら、そんなことはないんじゃないかなあ。だって、共産党にしか投票しない人が「私は保守だ」なんて自意識は持ってないでしょう。かといって共産党がリベラルなのかといったら、私は大いに異議を唱えたいところですが。
確かに、現代は「保守とは何か?」「リベラルとは何か?」という定義が錯綜してしまっている時代だと思います。でも、一方で、「国民の分断」とか「党派性」という言葉も頻繁に使われてますよね。その思想集団を何と呼ぶかはともかくとして「あっち側」と「こっち側」ってのは、割と明白にあると思います。
枝野さんは「小選挙区で勝ち続けている人は、自民党支持者からも2割~3割取ってる」と言ってますが、裏を返せば残りの7割くらいはやっぱりイデオロギーとか党派性で投票してるわけですよ。
結局、枝野さんは共産党の票は欲しいけど保守層にも逃げられたくないっていう願望で言ってるだけだと思います。
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