【検察庁法改正案】芸能人たちは本当に声を挙げたのか?【Twitter検証】
ロザン宇治原史規さんは京都大学法学部卒のいわゆる「インテリ芸人」として有名ですが、さすがインテリだけあって、「個人的には法案に反対」としつつも、冷静で客観的、中立的、論理的な意見を言っておられます。
が、ただ(個人的にですが)1つだけ、ひっかかる点が。
もちろんこれは宇治原さんに限った話ではありませんが、宇治原さんもご多分に洩れず「芸能人が声を挙げ始めた」という前提で語られております。
私はそもそも、この前提を疑っています。
それは、ここ最近のnoteでも繰り返し言ってきたように、あまりにも不自然だ、と。
その不自然ポイントを改めて整理しますと
①あまりにも同時期にツイートが集中しすぎている。自然発生的な声とは考えにくい。
②あまりにマニアックな法案であり、政治ビギナーが注目するような法案ではない。
③あまりに芸能界の問題と無関係すぎる。
④政治に目覚めた割には、ハッシュタグだけのツイートや、ハッシュタグに一言添えただけの簡単な投稿が目立った。
もちろん、同法案の問題点について熱心に繰り返しツイートされておられる芸能人もいましたが、それらの多くはラサール石井さんや立川談四楼さんなど、ほぼ毎日と言っていいほど政治ネタ(というか政権批判)をツイートしておられる方がほとんどでした。
そして、そんな政治マニアの彼らですら、この法案に対しては、5月8日以前にほとんど言及していない。
ラサール石井さんは0回。立川談四楼さんは4月20日に1回。室井佑月さんは0回。宍戸開さんは0回。麻木久仁子さんは0回。津田大介さんは0回。村本大輔さんは言うまでもなく0回(笑)。
Twitterで「検察」「検察庁」「検察庁法改正案」などのワードで検索してみただけなので、もっと綿密に調査すれば彼らが何らかの発言をしていた可能性は否定できないですが、それにしても検索ワードにひっかからなすぎでしょう。
この調査からも、検察庁法改正案は、政治マニアもさほど注目していなかったマニアックすぎるネタであり、政治ビギナーが自然発生的に飛びつくようなネタではないということが裏付けられたと思います。
つまり、この法案に関しては、きゃりーぱみゅぱみゅさんや秋元才加さんや水野良樹さんやオカモトレイジさんのような、普段は政治ネタを呟かない人たちだけではなく、ラサール石井さんや室井佑月さんら政治マニア芸能人たちですらニワカだった、ということです。
蛇足ですが、私自身もこの法案に関しては完全にニワカですし、ぶっちゃけ法案自体には今でもさほど興味はありません。なので、この問題に関しては周辺の現象を取り上げているだけで、法案の中身を精査することは今まで一切してません。
検察法改正案に抗議の著名人 成立見送りにノーリアクションも多く
検察官の定年延長を可能にする検察庁法の改正案が18日、今の国会での成立が見送られることになった。政府・与党は、国民の理解なしに国会審議を進めることは難しいと判断した。
法案については、今月9日から「#検察庁法改正案に抗議します」というハッシュタグとともに、ツイッター上で反対意見が急速に拡大した。ミュージシャン、俳優ら多くの著名人がハッシュタグを広めたことも話題となった。
“抗議”が実った形だが、法案成立の見送りが決定したこの日、ハッシュタグをつけてツイートしていた著名人で、見送りにノーリアクションのケースも多かった。
もうさ、この法案の成否に興味なかったのバレバレじゃん(笑)
なんと、彼らはニワカですらなかった、っていうのがね(笑)
誰かに頼まれてホイホイと安請け合いしたんでしょう(笑)
ただの操り人形じゃん。
あ、念のため言っておきますけど、業界の偉い人に命令されたとか、そういうことはおそらくないと思いますよ。だって芸能界全体の人数から見れば、彼らの人数は、少なすぎるもん。
芸能人が大勢つぶやいたって言うけど、芸能人全体から見れば1%もいないでしょう。
こんなものを「芸能人が声を挙げ始めた」なんて評すること自体が、芸能人を馬鹿にしていると思います。馬鹿なのは、唆されて安請け合いしたごく一部の人達だけで、芸能人全体ではありません。
余談ですが、10年前は「内閣が検察に介入しろ」と主張していたのに、今では正反対のことを言ってる事例は多いようですね。