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3時のヒロインの容姿ネタは何が問題だったか?

4月7日に放送された「エンタの神様」の中で、3時のヒロインが披露したネタの一部に「あいみょんを2年ぬか床に漬けたような顔」「リトグリに書類審査で落ちたような顔」というフレーズが出てきたことで、あいみょんやリトグリのファンの一部などが、これに抗議するなどして、プチ炎上してたらしい。

いずれのネタも、3時のヒロインの中では比較的美人とされている福田さんが、自身の容姿を過大評価する形で自慢し、それに対して、不美人とされる両隣の2人が「あんた、それほどでもないで」的なニュアンスで突っ込む、というスタイルで、その不美人の2人が突っ込む際の言葉として出てきたものだ。

容姿いじりは「ルッキズム」と言われて敬遠される昨今だが、お互いが納得した上でのやりとりなら私は問題ないと思う。そもそも笑いに品行方正さなんて求めてもしょうがない。子供が真似をするとかイジメに繋がるとか、そんなのは気の回しすぎだと思う。

だが、3時のヒロインのネタは、その場にいないあいみょんやリトグリの名前が出てくるわけで、両者ともネタとして消費されることをおそらく承諾はしてないだろう。彼女たちは容姿で売るアイドルでもなければ、容姿の醜さを売りにしている芸人でもない。音楽と歌声を売りにするアーティストなのだ。

あいみょんそのものではなく「2年ぬか床に漬けた」、リトグリそのものではなく「書類選考で落とされた」とワンクッション入れることで、「あいみょんやリトグリよりも劣る」ということを表現したかったのだろうが、だとしても、売りにしてない容姿を勝手に基準にされて比較されるのは失礼にあたると思う。

それに、無粋なことを言うと、2年ぬか床に漬けたら確実に絶命して原型をとどめないほど腐敗するので、そもそも元の顔が誰だったかは全く関係なくなる。

私はルッキズム全般を規制するような動きには反対だが、特定個人を名指しして引き合いに出すのは、それは表現の自由からは少し逸脱しているのではないかと思う。

それから、そもそもの話をするなら、リトグリのmanakaさんは、かなり可愛いと思う(笑)。

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(出典:モデルプレス

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