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プレミアリーグのオーナーを調べてみた(AV王:ウエストハム編)


欧州サッカーのライブ中継をみていると、いいスーツを着た、金持ちそうなおじさんがよくカメラで抜かれます。
だいたい有名人オーナーです。

ですが、そのオーナーについてはその人物像背景については多くの視聴者にとって未知な部分も多いと思います。

そもそも、オーナーとはサッカークラブを所有し、運営する人を指します。サッカーのチームの利益や、選手を育成するための資金を提供する役割も担うため、非常に中心的な役割を果たします。

本記事では、”AV王”とも称されるプレミアリーグのウエストハムのクラブオーナーの来歴ビジネスで築いた資産、そしてオーナーとしてのについて書いていくことで選手とはまた違ったクラブの「顔」を知っていただければと思います。

参照:https://www.hammers.news/

ウエストハムのクラブオーナーはイギリス人デイビット・サリバン、現在75歳です。
推定総資産12億ドル(約1600億円)とも言われるサリバンが、どのようにして財を築き、どのような経営スタイルでクラブを支えてきたのかを見ていきましょう。

どういう人か?

1949年にカーディフでイギリス空軍軍人の息子として生まれたサリバンは、公営住宅で育ち、比較的質素な家庭環境で成長しました。
10歳のときには、父親の赴任によりアデン(現在のイエメン)で生活した後、イングランドのエセックス州ホーンチャーチに移り住みました。
その後、ロンドン大学クイーン・メアリー・カレッジ経済学を専攻し、優秀な成績で卒業しましたが、ビジネスの道を選びます。
サリバンの総資産は先述したましたが推定12億ドルに達すると言われており、この資産を築いた背景には、彼の大胆で独自のビジネス手法があります。

どうやって億万長者となったか

サリバンの財産の基盤となったのは、1970年代に始めたポルノ業界でのビジネスでした。
ポルノ写真の販売事業に参入し、セックスショップやアダルト雑誌、そして低予算のポルノ映画の製作に事業を拡大していきました。
この分野では大きな成功を収め、25歳の若さで億万長者に仲間入りしました。
1978年には「プライベートショップ」と名付けたセックスショップチェーンを展開し、イギリス全土で150店舗以上を運営するまでに成長します。
さらに、アダルト雑誌市場では「プレイバーズ」や「ホワイトハウス」などの有名誌を通じて市場の約半分を支配し、アダルト通信販売市場でも80%のシェアを誇る存在となりました。
この分野での圧倒的な影響力により、サリバンは大規模な財産を築き、他の投資やビジネス展開に乗り出すことができました。

オーナーとしての特徴

参照:https://www.hammers.news/

サッカー業界に進出したサリバンは、1993年に同じくアダルト業界で財を成したビジネスパートナーのデイビッド・ゴールドと共にバーミンガム・シティの株式を80%取得し、クラブ経営に着手しました。
この際、サリバンはクラブの財政的な安定を優先し、クラブを堅実に運営することに尽力しました。
2009年にクラブを手放した後も、サッカー界にとどまりたい意志を示し、2010年にはウェストハム・ユナイテッドの株式を50%取得して経営権を獲得。
ウェストハムではスタジアムの移転やクラブの財政再建に積極的に関与しました。

サリバンのオーナーとしての特徴の一つに、身内を経営に巻き込む姿勢が挙げられます。
彼は長年のパートナーであったキャレン・ブレイディ副会長に据え、彼女はクラブの運営面で大きな役割を果たしてきました。
さらに、自身の恋人取締役として迎え入れ、家族経営に近い形でクラブの運営を行う姿勢を示しています。
このような経営スタイルは、サリバンの独自性というか人間らしさを表しているとも言えます。

おわりに

デイビッド・サリバンは、ポルノ業界で財を成し、サッカー業界に進出した後も独自の経営スタイルを貫いてきました。
その一方で、ファンからの評価は賛否両論で、時には厳しい批判も浴びています。

一度売春婦による不当な収入を得ているとして有罪判決を受け、70日ほど拘留されたり、プロデューサーとしてポルノ映画を作成して当時の彼女を主演させたらその女性が自殺してしまったり結構いろんなことを経験しています。
なので経験とバイタリティは並外れた存在ではあると思うので、今後もサッカー界で多くの人々に刺激を与えてくれるのではないでしょうか。






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