便利さ vs 気持ち良さ その2 vol.2/5 - 極端か当たり前か、は視点による
シリーズ通して伝えたいこと
「過剰に便利さを追求するエコノミー(経済)も、
余剰を許さず不便さを強制するエコロジー(環境配慮)も、
どっちかだけだと疲れるから、うまいこと融合させて中庸を見つけましょうよ。
こんな人たちに読んでもらいたい、とイメージして書いてます。
どんな人は読まなくていいか、も考えてみた
簡潔に言えば、即座に便利さをかなぐり捨てられる強靭な心の持ち主は、こんなザコ考察必要ないです。
例えば。
牛のゲップがメタンガス化して気候変動に悪影響を及ぼすことを懸念して自ら肉断ちしてベジタリアンやヴィーガンとして生活している方々を、
「極端」って見えてしまう方がもしこれをお読みになられていたら。これを機に一緒に一旦冷静に考えてみましょう。
大丈夫、私もあなたと同じく肉大好きハラペコーズの一員です。
ベジー及びビーガンの方が思わずここに出くわしてしまわれたら、ただただ鼻で笑ってください。そしてあなた様のその強靭な自制心を心から尊敬します!
欧米、特にEU圏では、びっくりするぐらいベジーやビーガンな人々は、当たり前にその辺にいるんですよこれが。
その免疫がない島国日本人の感覚的には極端なままに映っちゃうんですけど。最近は日本のファストフードでもベジーバーガーを売り出そうとするぐらいだから、インバウンド需要のベジーニーズ母数としてバカにならない数があるってことだとも言えるわけです。
まぁいいや、この話はまた今度。
エコには間違いなく価値はある、ただ
話を便利さ vs 気持ち良さに戻します。
すでに出来上がっている使い捨て消費の大量販売を前提にした経済圏で糧を得ている人にとって、
自分の生活に直接的に関係しない「環境を汚しているらしい」という事実だけで、果たして。
「環境も汚さず、食い潰さず、エコロジー意識して気持ちよく経済を回しましょうよ(エコ意識があなたの収益になるかは分からないけど)」
という無責任な提案をしてくるこの新しい波は、本当に乗る価値を感じるブームなのでしょうか。
答えはもう出ちゃってますね。そんなメッセージングじゃリームー。
ただしエコ価値では無理という意味ではありません。エコには価値あります。ポイントは「便利さ」の牙城はそう簡単に崩れるものではない、ということ。
ごみ問題やばいからその便利さ今すぐ捨てろ、という力学を用いるのは、
早速持続可能ではない手法ですよね、議論の手法として。反発が起きちゃって当然です。
この考察で見出した中庸にしよーよな結論。それは
価値観は人それぞれ。
肉食う派も、ベジーも、ペスカトリアン(魚はOK系)も、主張という名の表現活動をポジティブに楽しめば、尊重し合えば、よくない?、てことです。
環境派の人って、イメージ的にちょっとエッジが効いてて、なんか怒ってて、コワイー♡
この印象が、気持ち良いことが強みのはずのサステナブルな社会を阻む壁のひとつになってしまっています、ハッキリ言って。
気持ちよく自然と共生した方がいい。
そんな風に思っているエコ派な人が悪気もなくつい口にしてしまうことで、見えない壁を生み出してしまう、悪い意味でのキラーフレーズがあるんです。
それはこのパターン。次回、
便利さ vs 気持ち良さ その2 vol.3/5
- 恐怖であおる(優しいはずの)サステナブルシフトの側面 -
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