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お金がない。誰か・・・
貧乏暇なし。働けどはたらけどなお、わがくらし楽にならざり。
一応の収入はあるので食べる分には困らない。幸いにも持ち家で、ローンの支払いも終わっている。
とはいえ家計は火の車。正直なところ、毎月赤字である。
だからといって大好きなお酒を断つことは無理。たまに孫がやって来て小遣いをねだるが、やはり孫はかわいい。なけなしのお金を渡してしまう。
貯えはあるが、大半は株や国債。どうしても生活費・現金が不足する。うちの財務大臣からは「もっと稼げ」「節約しろ」と強く言われているのだが・・・
止む無く銀行から借りている。借り入れの総額は年収の2倍を超えたが、さほど心配はしていない。借り入れ額以上の定期預金があるので最悪の場合は解約すればなんとかなる。とはいっても大半は同居人の名義なのだが・・・
借金は増える一方。だからといって今の生活を変えようとは思わない。酒をやめ、食事の質を落とせば借金の必要もないのだろうが、そんな生活はつまらない。
牛肉が食べたいのに、鶏肉で我慢しろというのか?
ビールを止めて、お茶にしろと?
寿司が食べたいときに、おにぎりで我慢する事なんてできない。
何とかしなければいけないとは思っている。思ってはいるが、行動に移せない。
景気が回復し、給料が増えれば何とかなるだろう。いざとなれば子供達がなんとかしてくれるはず。なんせ今までにたくさんの資金提供をしているのだから。借金の穴埋めを無心したとしても、トータルではおつりがくるはず。
もう一度言う。今の生活を変えるつもりはない。見かねた知人が「いずれは自己破産だな」と皮肉交じりに笑うが、節約なんてクソくらえ。飲みたいときに飲み、食べたいときに好きなものを食べる。
欲しいものがあれば財布が許す限り購入するし、ユニセフや赤い羽根といった募金をやめるつもりもない。自己満足かもしれないが、人は一人で生きているわけではない。助けを求めている人がいるのだから、可能な限りの援助はすべき。それが人というものだ。
孫の笑顔が見られるのなら喜んで借金し、小遣いを渡す。豊かな暮らしを送るためなら、惜しまずに金を使う。そんなムダ金が経済を回す。たった一度の人生、楽しまなければ損である。
私の名前はJetSet。またの名を日本政府という。
日本政府の財務状況(概要)
通常予算は100兆円。2020年度はコロナ禍で175.5兆円
借金総額はGDP比で266.2%(世界最悪水準)
参考資料(財務省HPより抜粋)
一般会計の税収、歳出と国債発行額の推移
歳出が税収を上回る状況が続いている。その差は借金(建設公債・特例公債)で補填。
普通国債残高
令和3年度末には990兆円に上る見込み。
債務残高の国際比較(対GDP比)
主要先進国の中で最悪の水準。
※IMF速報値(2020年10月)では日本の債務残高は266.2%
「このままでは国家財政は破綻する」と雑誌に寄稿した矢野康治財務事務次官が正しいのか。
「毎年144兆円の国債発行しても破綻しない」「インフレ率2%までなら問題ない」とするMMT理論が正しいのか。
10月末の総選挙に向けて与野党ともに聞こえのいい経済政策をアピールしているが、果たしてそれが「得票のためのニンジン」なのか、「日本の将来を考えた政策」なのかを見極めなければならない・・・のだが、どうやって見分ければいいのだろう?誰か教えて。
「5万円給付」公約の市長、減額での給付も断念 (2020/11/20 )
選挙運動で「当選したら〇〇円!」と口にしたら、それは公選法違反です。
「当選したら〇〇円」は詐欺です。騙されてはいけません。
そんな制度・法律があればいいのだが・・・それを作るのが政治家なんだよなぁ。