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エリカ様に憧れて・・・

今、恋をしている。憧れのキミの名はエリカさま。そう、TVドラマ「ハコヅメ」で藤巡査部長役を演じている戸田恵梨香様である。

エリカ様は美しい。美しいだけでなく、心が歪んでいる。交通違反切符を「気持ちよく切りたい」という理由から職務中に「クソ野郎来い、クソ野郎来い」とつぶやき、ペアを組む永野芽衣さんを呆れさせるエリカ様。

しかし我々一般庶民にとってエリカ様は雲の上の存在、殿上人(てんじょうびと)。近寄る事すらままならない。

ならば心だけでも近付こう。そう思い、エリカ様にならって呟くことにした。ターゲットはエリカ様と同じ「クソ野郎」。ノルマはとりあえず10人。そんなにクソ野郎がいるのか・・・と思ったが、たった3日でノルマ達成できた。


・犬の散歩中にフンの後始末をしないクソ野郎

・タバコをポイ捨てするクソ野郎

・スーパーで生鮮食品をお菓子売り場に放置するクソ野郎

・店員に向かって怒鳴り散らすクソ野郎

・明らかに健常者なのに障碍者用スペースに駐車するクソ野郎

・自転車で歩道や商店街を爆走するクソ野郎

・ゴミ収集中のパッカー車に向かって「車が通れねえだろう。役所に通報するぞ」とクラクションを鳴らし続けるクソ野郎

・コンビニの出入口に座り込み、商品配送の人がやってきても絶対に道をあけないクソ野郎2人組と女性1人

・ツレの女性から「じゃまだよ」と言われても「は?こっちは客だよ。なんで動かなきゃいけないの?」とする2人組クソ野郎(女性は含みません)

・真夜中に公園でバカ騒ぎする3人組クソ野郎(コンビニとは別人)

・困っている老夫婦(隣人)の代わりに「近所迷惑ですよ」と注意すると「文句あるのか?」と詰め寄ってくるクソ野郎1人

・ノーマスクのままギリギリまで顔を近づけ、「いま謝ったら許すよ」と親切にもwebmasterにチャンスをくれるクソ野郎(おそらく高校生)

・マスクをつけたまま「ゴホッ」と咳払いしたら「汚ねっ。コロナがうつったらどうするんだよ」と意味不明なことを言うクソ野郎

・事前に110番通報しておいたお巡りさんの臨場に、一目散に逃げだすクソ野郎

・逃げながら何やら脅し文句を叫ぶクソ野郎。テメーなんか怖くねぇよ(本当)。こちとら江戸っ子(嘘)、喧嘩には慣れている(嘘)。いざとなったらテメーの10人くらいXXしてやる(嘘)。体重200ポンド超(本当)のヘビー級ロシア人(嘘)をなめんじゃねえぞ!


世の中はクソ野郎で満ち溢れている。クソ野郎を相手にブチ切れることなく、日々の職務を全うするお巡りさんには頭が下がる。交番のある北北西に足を向けて寝られない。

以上、一部フィクションを含むノンフィクション作品でした。あー怖かった。明日からはノルマを倍にして頑張ろう。心の呟きが、いつの日かクソ野郎にも届くと信じて・・・


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