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【小説】用語紹介(2)【ゾンビナイト】

前回→8)リュウ-2

・昭和エリアのゾンビたち
昨年のゾンビナイトで人気を博した、昭和の子どもたちがゾンビになった世界観のエリア。
竹馬で遊ぶ竹馬男の子ゾンビや、メンコゾンビ、けん玉ゾンビや紙芝居ゾンビなどがいた。特にベーゴマゾンビは一部のファンに人気があり、パーク内で売られていたベーゴマを買ってベーゴマ勝負を行うことが出来た。ベーゴマ勝負に勝つと相手ゾンビのベーゴマを貰えるため、多くのゲストが勝負を挑んだ。しかし、ベーゴマゾンビの実力は相当のもので勝利できたものはほとんどいなかったと言う。

・UPJオタクについて
UPJに足繁く通うものたち。UPJオタクと一口に言っても、その内情は様々であり、ショー専門の人、とにかくアトラクションに乗る人、コスプレして通う人、キャラクターとのグリーティングをメインにする人など、それぞれが様々な楽しみ方をしている。SNS上ではショーを楽しむ人の声が大きいため、UPJオタクと言えばショーの写真を撮ってアップする人と言うイメージがある。しかし、ショー専門と言っても更に細分化されており、写真を撮影する者、動画を撮影する者、一緒になって踊る者、ダンスの指示がない場面で独自の振り付けをして踊る者、ただ見つめるだけの者など書ききれない程の楽しみ方がある。ショーは一緒に踊って楽しむものだと言う考えの人と、踊らずに撮影して楽しみたい人の争いがネット上では定期的に行われているため両者の関係はあまり良くない。

・パークの動画や写真を投稿する者たち
近年インフルエンサーと言う概念によって、UPJオタクの中に動画投稿者的な活動を行う人が急増した。これも内情は様々で、動画投稿者と括ってもその活動は個々によって異なる。ショーの動画を撮ってあげるだけの者もいれば、パーク内の様々な施設の解説を行う者、来園者の増減を逐一教えてくれる者、どんなグッズが販売していて在庫情報などを教えてくれる者、パーク内で企画などを行う者などがいる。ちなみに本編に出てくる“リュウ”と“影の船団”はショーの動画を上げるだけの人である。これらの人達は新しいショーが始まる際、ショー動画をとにかく早くアップするために、開催初日などに撮影場所の争いを繰り広げている。
一部の人は問題行動を起こすことも多く、スタッフに顔を把握されており目をつけられている。

次→9)ビッグボス-1

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