好きの輪郭をはっきりさせたい

仕事が修羅場すぎて、2年半続けているnoteの月イチ投稿が途切れそう。なのに書くことが無い。
トキメキを諦めないと掲げた2024年だったから、毎月長文で残したいことが起きていたんだなと思う。2025年もトキメキは諦めていないけど、トキメキのマンネリが起きていることは否めない。どうすればいいものか。

大好きなポルノグラフィティについて書こうかと思っても、25周年を終えた本人たちは楽曲製作など仕込みの時期、いわゆる「淡」の期間。
10代のころから私の世界の音楽はポルノグラフィティがほとんどだった。「淡」の期間は書き残したいイベントが無い。
ポルノ7割、ハロプロ2割、その他1割くらいの思春期を送った。
どうしてポルノグラフィティが好きなのかを考えても、人生に刻まれているから、というボンヤリな理由になってしまう。

どうしてポルノグラフィティが好きなのかをはっきりさせたくて、最近はポルノグラフィティ以外の曲を聴くようになった。
どうしてその曲が好きなのかを上げていけば、私がポルノグラフィティの好きなところの外枠が見えてくるかも~!!


黒木渚「予測不能の1秒先も濁流みたいに愛してる」

字で書き残したい日本語第1位かもしれない。
他にも「檸檬の棘」「美しい滅び方」も好き。
突き抜ける歌声と、文学的な歌詞。複雑だけどキャッチーにも感じるメロディーが印象的で気に入っている。
特に歌詞がぶっ刺さっている。

黒木渚を始めて知ったのは「あたしの心臓あげる」がリリースされた後。「はさみ」が新曲として発表された頃だった気がする。
このアーティスト良いよ、と姉にオススメされた。
特に好きなのが「解放区への旅」。

笑われた夢物語や情熱を
捨てるほど大人でもなくて
バカになる覚悟を決めて走れ

https://youtu.be/bKlhYxxQMkQ?si=7JZfNAv8F6xD3UXR

歌詞を切り取って話すのって作品の本来の意味を正しく理解しきれていないような気がして嫌なんだけど、それでもこの一節が気に入っている。
私が好きになる人や憧れる人の生き方だなと思った。純粋な好奇心と、俯瞰してしまう大人の部分と、複雑な感情もまとめて抱えて生きている人。
この曲の歌詞全部良い。生きることを真剣に考えてるんだな。
黒木渚の歌詞に心から共鳴する瞬間があるだろうかと途方に暮れそうになる。深く思考することから逃げてきた人生なので。


田村芽実「いちじく」

ずっと大好きな女優さん。元アンジュルム/スマイレージのメンバーで、2016年に卒業。ミュージカル女優・歌手に転身した。最近では「無形有形」の曲中セリフに当てはめたイラストのショート動画がバズっている。そういうバズり方するんだという驚きはあれど、どんな形であれ好きな人が注目を浴びているのは嬉しい。

田村芽実(通称めいめい)さんの歌声のいいところ全部乗っている。ハキハキとした滑舌と、まるで隣で話しかけてくれているかのような歌い方。
喋るように歌う人だと思う。感情の込め方が好き。
曲は鶴崎輝一さん。詞は河田総一郎さん。
歌手のよさを最大限引き出してくださってありがとうございます。
宛て書きなのかな~~。楽曲提供の流れが分からないからどういう経緯でこの曲ができあがったのか知りたい。
めいめいも深く深く考える人だと思っている。セルフプロデュースの舞台や、インスタグラムの文章は唯一無二。自分の好きを大切に育んで、作品にしてくれている。
もっと好きなところ書き残したいな。いつかちゃんと書きます。

松浦亜弥「奇跡の香りダンス。」

つんくの思考回路、冴えすぎててだ~~いすき。
奇跡の香り?ダンス?奇跡の香りダンス??句点はなぜ?

2025年2月24日にあややの曲がサブクリクションサービスに登録された。あややのファーストアルバムが名盤すぎる。
クセの強い歌い方、かと思えばアンニュイに歌う。10代の表現力か?
「あやや以上のアイドルは出てこない」という内容のSNS投稿に共感する。それでいうなら、あややのファーストアルバム以上のアイドルのアルバムは今後出てこないとも思う。
ここまで磨かれたつんくのセンスが詰まったアルバムはもうハロプロから出ない。

あややはリアルタイムで応援できなかったけど、いろんなアイドルを見てきたからこそ好きになったんだと思う。
歌唱力も、立ち姿の説得力も、今の音楽業界で彼女以上はいないと思う。誰かにとっての唯一無二の存在はそれぞれにいても、みんなが認めるアイドルって今後出てくるのかな。



ハロー!プロジェクト「かっちょいい歌」

2012年のハロプロのグループがそれぞれで歌っているバージョンがサブスクに上がってるんだけど、ユニゾンだけじゃなくてアレンジや歌割りも少しずつ違っていて、聞き比べるのが楽しい。

ハロプロでデビューする夢を叶える子が増えたのは素敵なことだけど、この数年のグループの平均化がとにかく寂しい。ハロステで公開されたかっちょいい歌には、ユニゾンにグループごとの特徴が無いと思ってしまった。
今のハロプロの「誰が歌っても上手い子しか出てこない状態」に慣れてしまった可能性はある。それでもユニゾンでグループの色が少ない気がする。
昨今のアイドルが”コンセプト”で差別化するようになったことにもつまらなさを感じている。けどそれは話が逸れすぎるので別の機会に。


とは言いつつも、絶え間なくリズムを細かく刻み技術を磨き続けるハロプロのアイドルが好きなので、これからも好きでいることは確信している。あのときは良かったよね、と思うように、数年後も2025年を思い出して「楽しかったよね」って言っている。
もう干支一回り以上離れている子がハロプロでデビューし始めている。顔の区別が付かなくなってきました。ハロプロの未来は明るい。



書いてると自分の思考の浅さにガッカリしてしまうね。機会でもないと自分の思考の浅さに気付くこともなかったので、気付けただけ偉いということにしておきたい。

考え抜かれた言葉で、磨き続けたスキルで、
その人が歌うからこそ生まれる説得力のようなものを感じたいのかな。
自分じゃない誰かの深い思考に乗ることで、まるで自分が深く思考しているような気になっているだけの可能性が出てきたな。

仕事でヘロヘロの脳みそで書くとネガティブに寄っていくことは確か。
これからも音楽に助けてもらおう。



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