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はじめて文フリに行ってみた

行ってみた理由

令和6年12月1日に東京で開催された文学フリマに参加してきた。無論一般の来場者としてだ。
私の地元から会場となる東京までは新幹線で片道1万円ほどするので、結構な思い切りが必要だった。でも前々から一度行ってみたいと思っていたので、今年に悔いを残さないためにも、と理由をつけて急遽参加することに。
私はエッセイや小説を書くことにも興味があり、いつか自分でも本を作りたいと思っているがなかなか筆が進まない。
文フリに行って自分で本を作って売っている人たちを見て、何か刺激がもらえればと、小さく期待しながら足を運んでみた。

会場での感想

入場前

私は新幹線で東京駅まで行き、そこからバスで会場まで行った。
ビッグサイトまで1本で行けるバスが出ているので田舎者にはありがたい。日曜日の午前だったからか案内人のスタッフがいて乗る場所教えてもらえた。バスだとコミケでよく見る例のでかい凱旋門みたいな建物をくぐれないのでそれは少し残念だったけど。
入場前に当日券を1000円で購入。紙のリストバンドを装着。
会場入りする前に4列で隊列を作って並んでいるときになんとなく周りを見たときの印象だと、結構一人で来てる人が多い。いても2人組とか。年齢層は幅広く、20~40代くらいの人がまんべんなく参加してるなと思った。

ついに入場。前半戦。

入り口で手提げバックと出店ブースの一覧ができる冊子をもらっていざ会場入り。体育館は意外と広くて、人がごった返している。開場の時間の11時に入ったのに人気のブースにはすでに行列ができていた。特に壁際や端っこのブースに人が集まっている印象で、「これが壁サーってやつか!」と一人納得したりもした。

とりあえずツイッターでフォローしていたり、事前にネット検索して気になった人の本を購入した。学生時代からフォローしている人もいたので、対面してみてこんな感じの人なんだ~、と内心感動した。本当は話しかけてみたかったんけど、私の貧弱なコミュニケーション能力では無理でした。無念。

小休憩。後半戦。

その後は縁日みたいに人の流れに任せて歩いていけばいいかな~なんて思っていたら、文フリ、けっこう話しかけられる。
ブースの前を通り作者と目が合うだけで、「こんにちは~」と話しかけれられ、「試し読みできますよ!」と本を勧めてもらえ、その本の説明までしてもらえるといった流れがいろんなブースで頻繁に起こる。

そして本を売っている人たち、多分作者の人たちなのだろうけど、目が本当にキラキラしている。40歳で初めて即売会に出店者として参加したという女性もいた。みんな、内側のエネルギーがあふれていて、パワーがみなぎってる感じ。好きなことをしてるときって人って本当にいい表情をするんだなって思った。

一冊の本を作って売る。しかも自費で。私の周りには本を読む人はあんまりいない。だから、こういう人たちがこんなにいっぱいいることってすごいことなんじゃないかなとか、なんだか胸が熱くなった。

説明してもらったり試し読みしてから買わないのも、内容が刺さらなかったことを伝えるみたいで、なんだか申し訳なさを感じるので、その後はあまりブースには近寄らず端っこで休憩していた。

そして端っこで休憩してる人、割といっぱいいる。来場者は基本立ち読みなので足が疲れるのだ。ブーツなんかで来るんじゃなかった。外にベンチもあって再入場もできるので、軽食や飲み物を持参して正解だった。14時を過ぎると多少ベンチに空きがあったので、少し休んでから再入場。

最初はブース名をネット検索してみて気になったら、そのブースの様子を遠巻きに見にいく、みたいなことをしていたが、会場には試し読みコーナーというものがあった。そこで試し読みをして、気になった作品と出会えたらお目当てのブースに購入しにいくということができるというわけだ。
先に知りたかった。。リサーチ不足。。
その後は試し読みコーナーを活用して気になる本を見つけたらブースへ行き、また試し読みコーナーに戻って気になる作品を探す、というようなことを繰り返していた。

即売会なので、この本はどんな人が書いてるんだろう?と気になったらその人に会いに行けるのがすごいな、と思う。私はコミュ障なので楽しく会話するまでは難しかったけど。ブースの前を歩いていても、この本はこんな人がかいてるんだな~とわかるのがなんだか楽しかった。

作者名をネット検索してもSNS情報が一切ない人も意外といて、即売会ではそういう人とも対面で話せてしまうのですごいなと思う。

一見すると自分と変わらないような普通の人たちが、1冊の本を書き上げて、売っている。そういう人が会場にはたくさんいて、まだ技術も気力も私は遠く及ばないけれど、なれるならいつかそちら側の人として文学フリマに参加したいと思った。

文フリで購入させていただいた本たち

振り返り

総括して、文フリ参加してみて、よかったと思う。
以下にやっておいてよかったこと、反省点をまとめました。

準備してよかったこと
・開場時間前に現着(時間たつの早くて結局終わりの方までいた)
・飲み物&軽食持参
・小銭用意
・事前にお目当てのサークルを調べる

反省点
・ヒールよりスニーカー
・試し読みコーナー活用
・事前調査が足りなかった
・会話を頑張る

文フリって推しの作家さんが多ければ多いほど楽しいイベントなのかな。
事前にネットで気になる作家さん見つける➡試し読みコーナーで読む➡ブースで会話して購入、という王道の流れを次こそはやりたいと思った!
あまり作家さんに話しかけれなかったので、次は執筆のことで気になることとか聞けるように頑張りたい。


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