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アケコンを作った話
タイトルの通り今まで書いたものと少し毛色が違うのですが、最近ストリートファイター6を買って楽しんでおります。とは言え仕事や家族との時間もあるのでやれて一週間に1-2時間ほどでしょうか。ちなみに格ゲー経験は無い初心者なのですが、ワールドツアー(ストーリーモード)は普通に楽しいなと思ってやっております。
格闘ゲームと言えばアーケードコントローラ(アケコン)ですが、憧れもあり欲しいなとネットで検索すると引くほど高い。。
Amazonでpc専用なら1万円ちょいで売ってそう。ps5対応だと数万上乗せされる感じ。高杉。
んで調べると自作アケコンというのがある。値段は大幅に安くなるわけでは無いが、既製品よりは多少安くそして自分好みのカスタムが可能というのが売りの様子。
自作と聞くと多少高くても興味が湧くと言うもの。調べると基板とボタンとレバー、そしてケースがあれば比較的簡単で感覚としては自作PCと同じで部品を買って組み立てるだけと言うもの。拘ると既製品より高くなると言うのも自作PCと同じ感じ。
であればチャレンジしてみようとなりました。
買ったもの
Brook p5 plus (ps5対応)
配線 Brook ハーネス
ボタン 三和電子 φ24mm、φ30mm はめ込み式ボタン
アマゾンとか割高なので楽天のリンク。ただし送料が1000円かかる。それでも安い。まとめ買いしましょう。
ケース メイホー アタッシェケース
usb配線用ケーブル類
usb-cのケーブルを使いたいと思ってこちらを準備。後述しますが多少変換が必要。またこのポートは10㎜穴で設置できますがコネクタ自体が10㎜以上あるのでコネクタとケーブルを一度外す必要がある点は要注意。私は付けれないやんと欠陥やんと一人ぶつくさ文句垂れてました。
コネクタ外す方法を調べるもphコネクタの外し方見つけきれませんでしたが下記urlと同じ外し方で外せました。
https://www.mi-take.biz/1system72/Connector_contact1.html
穴あけ用ドリル
その他
基板固定用のテープ付きのスペーサー台 AST3-6B 260円
PHコネクタ5pinセット 136円
XHコネクタ4pinセット 126円
24AWGケーブル30㎝5色×2 200円
小径ボタン 176円×2 =352円
肝心なレバーが入ってませんが、レバーが1個3000円~6000円と思ったより高く、ボタンで上下左右とするレバーレス化すれば1,000円ちょいで済むということでレバーレスアケコンにすることに。一応ゲーム的にはレバーレスが最近は増えてきている様子?
レバーレスにする場合は上に貼ってた配線ハーネスの999円が必要。レバーでやる人はその999円は無しで良いようです。
穴あけ用のドリルについて
あとはケースにボタン配置を決めて穴をあけたら結線するだけで完成とシンプルなもの。
ですが、この穴あけが結構大変。なれるのに時間がかかった。
一応穴あけには、ドリル、ホールソー、座ぐりドリル、ステップドリルなどがある様子。
それぞれ役割としては以下
ドリル 言わずもがなサイズ通りの削り穴をあける工具
ホールソー 指定のサイズの穴あけができるものコア(芯)が残るので貫通穴じゃないと使えない、分厚いものとかには不向き薄板用
座ぐりドリル 指定サイズの穴、くぼみを作る工具。ねじとか、ワッシャの頭を隠すため、出っ張りをなくすためために使われる。
ステップドリル タケノコみたいな所謂アニメ風ドリル。ステップ上になっているので少しずつ大きな穴を開けれる。板が厚いと穴が錘状になるのである程度の薄板用
自在推 コンパスみたいな奴。メインのドリルとカッター刃のようなものでサイズ調整できるホールソー。調整下限が30㎜~なので今回は使えなかった。
穴を開けるにはサイズの制約上自在推以外であればなんでもよいと思います。
ドリルが一番切削能力は高いと思いますが、30㎜までの大径になると価格が上がるので今回は選択しなかった。ドリル自体はホールソーより安く手に入る。24㎜だけこっちとかにしたらよかったかも。
一番のおすすめはホールソーなんですかね?ネットで調べると皆さんこれを買って自作されてます。ただ24㎜用、30㎜用と買い揃えると1個1,500円超と高め。ホームセンターだと1個2,500円くらいはするので他で使う用途なければ少し割高。
座ぐりドリルはアマゾンで調べる限り両サイズとも1,000円未満で手に入るということで今回使用。使用感は後述。
ステップドリルはサイズに自由度があるので穴のサイズにバラツキが出るリスクがあるのと、24㎜とか30㎜まで開けようとすると結構根元までドリルが行くことになるので穴あけに際してはうまくやらないと床とかテーブルとかに先端が到達して予期しないところに穴を作ってしまうみたいなリスクがあると思います。ただしこれ一個で多くの穴径に対応できるので慎重にやれるならこれが一番安く済む選択肢。ホームセンターだと3000円とかしちゃいますがアマゾンとかで1000円くらいで売られてます。
ボタン配置について
ボタン配置は好みが出ますがパンクワークショップというアケコンメーカーのHPにボタン配置のPDFが置いてあるのでこちらを参考に作成。
上下左右の方向ボタンはほぼ同じにして、右手側の攻撃ボタン関係は少し自分好みに配置換えをしました。
んでA4印刷してケースに貼って中央にキリで穴あけして座ぐりドリル当てて穴あけしました。
自作開始
座ぐりドリルはくぼみを作るためのドリルなので深さを調整しやすいように薄く全体を切削して進むためあまり効率はよろしくない。また切りくずが薄く大量にでるというデメリットがあります。なので本当に穴を開けるだけなら、通常のドリルかホールソーあたりがよいと思います。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/149579577/picture_pc_6c55dbd6f5d31056bf06fbe0646bcbe2.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/149579578/picture_pc_76db29eb6d0456bd1e07851b67850289.png?width=1200)
メインの穴が開いたら、オプション用ボタンやケーブルを出す用の小径穴を開けます。そこでやっぱり小径ドリルいるなとなって追加でステップドリルを購入。使ってみたらこれでいいじゃん感満載でした。試しで24㎜穴もこれで行けた。
穴が開いたらボタンをぱちぱちはめ込み。基板とハーネスを接続して配線を行います。
配線関係はこちらの画像にありますがケーブル色である程度判別できるようにされてます。
![](https://assets.st-note.com/img/1722740934423-FTHzWcMvQ9.png)
usb配線について
配線が終わったら、usb用の配線を設置。何も考えず安く済まそうと思ったら基板にはUSB Type-B(2.0)のメス端子がすでについているので長めのusb-B to usb-Aのケーブル(下記参照)を買えば一番手っ取り早いと思います。ちなみに基板自体はusb(3.0)非対応なのでケーブルを3.0にしようが性能が上がるとかはないです。もちろん3.0対応のケーブルでも問題なく接続は可能。
もしくは下を使ってUSBを延長させてケース外で再度接続する形が一番簡単で無難。
んで私はここを謎にこだわって、usb-c接続にしたいと思って商品を探しました。それが上の買ったものに貼ってた5pinのusb-cのポート。
ただしこれも基板に合う5pinのコネクタではなかった。。結局別の5pinもしくは4pinのケーブルに変換が必要でした。brookの基板のコネクタ形状を調べても記載がなくて目視で確認してあってそうなものを購入しました。
コネクタ活用したい人用に記載しておくと
購入したusb-cポートはPHコネクタ(2.0ピッチ)
Brook P5 PLUS基板のusb用のコネクタはXHコネクタ4pin及び5pinとQIコネクタ4pinに対応
あと微妙にケーブルの配線にずれがあってそのまま5pin運用できない感じ。下の画像参照。基板はGND,GND,D+,D-,V(電源)の並びですが、USB-Cポートにはccなる電圧チェック的なラインがD-とVの間にあります。おそらくこのccの配線はGNDに回してしまえばいい気もしますがそもそも5pinにこだわらなくていいかとPH5pinをXH4pinに変換することにしました。
![](https://assets.st-note.com/img/1722742522694-Hm2BCUdBLU.png?width=1200)
電子工具屋さんに行って必要そうなケーブルと端子を購入。この辺は地域によっては中々手に入らなかったりあるかも。
圧着工具とか持ってないので家のラジオペンチで代用。結果としてはうまくいきました。本来はもちろん非推奨です。ちなみに圧着工具は1個4~6000円くらい。
買ったもの:PHコネクタ5pinセット 136円、XHコネクタ4pinセット126円、24AWGケーブル30㎝5色×2 200円
ケーブル太さは色々あるようだが今回のtypeCポートのケーブルと同じ太さの24AWGを選択。
伝わってくれな変換イメージ図は以下
![](https://assets.st-note.com/img/1722744269563-frg0oLN659.png?width=1200)
ちなみにこの記事書き始めて知ったけどboothというサービス?でこれ用のポートと配線売ってました。。価格も1000円ちょいと良心的。これでええやん。こんだけ長々と書いたけどこれ買えば解決ですわ。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/149621999/picture_pc_2bdd668d3612f71085927a1c37d4c906.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/149621998/picture_pc_72dbcfafefac1a963c4717acceaf9d0a.png?width=1200)
完成
色々ありましたが完成したのがこちら。
手のひらを置くスペースが欲しくて全体的にケースの上方向にボタンを配置したのでオプション用ボタンを小径のものにしました。ただできれば24㎜径の三和ボタンの方が押しやすい。
そこでサイドに24㎜穴を開けてボタンを設置。スタートとかよく押すボタンをサイドに割り当てしました。
なんやかんや合計2万円ほどかかりましたがまぁ楽しかったし外見に飽きたり配置が気になったらまたケース代の1000円くらいでやりかえれると考えると良いよね。
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![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/149621591/picture_pc_1cc8d7585b2a86e51fdf6b4d4ac7e1fb.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/149621592/picture_pc_7bfaadaaecf72ea285c9949c372773b1.png?width=1200)
アタッシェケースという名前は少し変ですが気に入ってます。
この他にハコットというケースも自作用のケースとして人気の様子。ハコットの方が今風なデザインなのでここは好み、色の展開も多い、ただしアマゾンだと品切れ気味。一応リンク貼っときます。
ただハコットは持ち手部分が太いので持ち手方向からケーブル出したい場合は持ち手を外さないと行けないかも。
アタッシェケースはその点写真の通り持ち手も活かしたままUSB端子を付けれるのが良きです。
とりあえず今回はまぁ楽しかったのと、せっかく色々調べたので共有したく書きました。
またカメラとかその辺のネタ書けたら良いけど、最近PC更新も検討中だし、その辺の話を書くかも
ではまた。