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福岡国際マラソンへ

いよいよ明日は、福岡国際マラソン。

振り返ってみると、3月1日の東京マラソン以来のフルマラソンであり、ロードレースだ。

新型コロナウィルス感染拡大防止のため、多くのマラソン大会が中止または延期となる中で、今回福岡国際マラソンに出場させていただけることについては、感謝でしかない。

今回は、レース前日の土曜日に出発。
信州まつもと空港から、FDA便にて福岡空港へ。

午前中は、職場で「野沢菜漬け講習会」の仕事があったため、それを終えてからという予定だったのだが、

「飛行機に遅れたらいけないから、早く行っておいで。」

と、声をかけてもらい、少し早めに出発させてもらった。

「テレビ見てるからね。」
「頑張ってきてね。」


地元の方々の温かい応援をもらいながら出発できたことは、本当に嬉しかった。

飛行機の出発は、12時45分。
職場を出発したのが、10時45分。

しかし、思いのほか茅野市内が混雑していて、諏訪インターから高速道路に乗ったのは11時半を過ぎていた。

この先、渋滞でもしていたら、一環の終わりだなぁと思いながらも12時過ぎには、無事に信州まつもと空港に到着することができた。

もう少し時間に余裕があるかと思っていたが、結構ギリギリだった。

空港に着くと、新着メールが届いていたので確認すると、

それは、欠航のお知らせだった。

一瞬、時間が止まったように思えたが、よくよく確認したら、それは今日これから乗る予定の飛行機ではなかったので一安心。

しかし、今度は搭乗する飛行機の到着が遅れているため、出発時間が遅れるというアナウンスが入った。

2時間以上遅れたらどうしようと心配したが、遅れは10分程度で済んだので良かった。

しばらくするとパープルカラーのFDA機が到着した。

FDAの機体は、16種類くらいのカラーバリエーションが存在するが、このパープルカラーの機体は、『銀河鉄道999 北九州号』と呼ばれている。

今回福岡国際マラソンを走るにあたり、エントリーのときから連絡を取り合っている北九州市の友人のことが思い浮かんだ。

次の目的地は、北九州空港かもしれない(ただし、信州まつもと空港からは飛んでいない。)。

さて、私はすぐに乗り物酔いをしてしまうため、座席指定をエンジンの近くの席にした。

乗車率が50%くらいだったので、選択の自由度は高かった。

しかし、冷静に考えると、エンジンの付近が乗り物酔いをしにくい席であるかどうかは不明である。

飛行機と、軽トラックはそれぞれ違う原理で進んでいるのだ。

窓からは信州スカイパークにたくさんの人たちが見えた。


たくさんの人たちが手を振っていた。

いつも、向こう側から飛行機を見ていた自分と、逆の立場にいる自分に気付いた。

「あー、頑張ろう」と思えてくる。

飛行機は離陸すると一気に上昇、そして急旋回、横Gに加えて縦Gがかかったせいか、軽く酔いそうだった。



空から外を見ると、長野県のほとんどが山であることを再認識させられた。

パープルカラーの飛行機は、福岡空港へ着陸。

今回は、出場者数が大幅に制限されたこともあって、出場者は猛者ばかりである。

SNSで他の猛者たちのトレーニング内容を垣間見ると、とても自分自身のやってきた内容が十分だとは思えなかった。

それでも、大きなケガもなくここまで来れたことは、たくさんの人たちの支えがあってこそだと思っている。

諏訪湖を2周(32km)走ったとき、16000mペース走をやったときに、全部または一部を一緒に走ってくれたランニング仲間やスタッフ、そしていつも治療してくれた先生、多くの人たちの力をもらいながら、ここまで来れたと思っている。

さて、夕方に受付会場の西鉄グランドホテルに行くと、久しぶりに再会する友人たちがいた。

明日のライバルであり、仲間である。

「力を合わせて頑張りましょう」という言葉に、他のスポーツとの違いを感じた。

そして、エントリーの頃からSNSで連絡を取り合ってきた塚本さんとも合流。

SNSでは、毎日のように情報交換をしていたが、実際にこうやって会って話すのは初めてだ。

「はじめまして」の挨拶が違和感でしかなかった。

受付を終えてから、博多駅に戻ってきて、ホテルまで散歩していたのだが、

世の中の雰囲気はクリスマス、少なくともマラソンの雰囲気ではなかった。

ホテルに戻ると、明日の準備。

これが、結構忙しくて、

スペシャルドリンクも用意していると、意外と時間が過ぎていた。

ちなみに、材料は100円ショップで調達したものだ。

そして、ホテルに泊まるときには、いつもルームキーが、他の何かで代用できないかといろいろ試してしまう癖がある。

今回のホテルは、Aコープ友の会メンバーズカードがちょうどよかった。

これも、ドラマ「ライアーゲーム」の見過ぎかもしれない。

少しでも、物事を有利に進めるための方法を模索する癖がついてきたようだ。

そういう意味では、レース序盤のスペシャルドリンクのボトルがただのペットボトルというのにもちゃんと意味がある。

明日は、少しでもレースを有利に進めるための必勝法を見つけられるかどうかがカギになりそうだ。

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