「UIが良いサイト」を選ぶ「もう一つの理由」
先日火災保険の更新のお知らせが封書で届いた。
もともと、知り合いの紹介で申し込んでいたのだけど、世間でDXが叫ばれる中、さすがにネット保険に変更しようと思って、いくつかのサイトを見てみた。
火災保険のサイト
どれも似たり寄ったりに見えて、実は細部には特色がある。
同じ「住所を入れる」、「建物の種別を選択する」という作業でも、そのUI(ユーザーインターフェース)は結構違ってくる。
入力欄も、古臭い感じになんとなく左によっているものもあれば、きれいに中央に揃えていたり、「ぽちぽち」と選ぶのが楽しくなるような工夫があるサイトもあった。
UIの良いサイトで申し込む理由
そんなサイトをいくつか結果、値段が数千円の差であれば、高くてもUIのいいサイトで申し込もうと思っている。
なぜなら申し込みの作業をしていて楽しい、わかりやすいから。でももちろん、それだけで数千円の価値にはならない。
ぼくがUIの良いサイトで申し込む「もう一つの理由」は「改善が行える会社」と思えるからである。
UIがよい会社の良さ
ネット保険の会社にとって、申込サイトは大切なツールだと思う。でも、ある程度出来上がっていれば、お金をかけてそれ以上細かい改善する必要性はないし、担当者も最小限となるだろう。
でも、UIの良さは、常に人員を配置し「それ以上の細かい改善」を繰り返すことでできるものだ。
だから、申込サイトのUIの良い会社は、「細かい改善」を繰り返して、ここまで良いサイトを作り上げたのだと思う。
そして、きっと、それはサイト構築以外の他の業務でも行われていると思うのだ。
つまり、UIが良い会社は、常に業務の改善を進めることができる会社であり、不幸にも保険を利用する必要が出てきた時も、きっとスムーズな対応をしてくれると思えるのだ。
申し込めるかは別
ただ、ぼくの妻はそうは思わないようで。そもそも「ネット保険なんて信用できない」とさえ言っている。「UIがいい」なんて言っても「なにそれ?」の一言。
夫婦間のデジタル・ディバイドはなかなか埋めるのが難しそうだ。