最近「EXIT兼近」に感じた違和感
お笑いコンビEXITの兼近に最近違和感を感じている。
EXITの兼近のことは、来歴なども結構話題になっていたので、ある程度知っているつもりで、その人間性を含め、大好きである。
違和感を感じたシーン
でも、自分の居場所をまだ掴みきれていないような言動を2度見たのだ。
1度目は、アメトークの「絵心ない芸人」の中だった。
兼近は「絵が下手」という役割を与えられていたにもかかわらず、与えられた題材に対して、答えとなる絵を描かず「なんともいえない」仕上がりになってしまった。わざと下手に書かないにしても、題材にはダイレクトに答えないといけない。
実際、かまいたちの山内から「俺らは逃げたらあかん」と諭されていた。
2度目は、ほんまでっかTVの靴紐の結び方を見せるシーン。
講師の人がかっこいい結び方を見せてくれるので、その前に普通の結び方を見せる必要があった。でも兼近は、普通の結び方ではなく、ボケてしまったのだ。気持ちは分かるのだけど、その時ボケは求められていなかった。
さんまさんが笑いながら「兼近ふりなんやからちゃんとせえ」と言われていた。
この行動の真意
今回の行動については、これまでのように、兼近自体がコンテンツである時には間違いのない行動であったと思う。つまり、兼近が主役であったり、兼近自体が話題の中心である場合である。
でも最近は、奇抜なファッションで、飛ぶ鳥を落とす勢いの新人「兼近」から、一芸人としての「兼近」にポジションが変わってきている。
だから、1人で頑張って「変わった姿、面白い姿を見せる」という立場から、「みんなで番組を盛り上げる」という立場に変わってきているのだと思う。
みんなが求めだした「兼近」に、本人がまだ対応できていない。そういうふうにも見える。
だから、山内やさんまは、きちんと兼近にそれを教えてあげているのだと思う。それに、彼は頭もいいし、性格もいい。だからすぐにそれに気づいて修正してくれると思う。
ぼくもいちファンとして、いわゆる一時期で終わる芸人ではなく、テレビでもっとずっと活躍している姿を見れることを願っている。