サウナ状態?!キャリーバッグでわんちゃんと電車移動する時の暑さ対策
夏の暑い日にキャリーバッグにわんちゃんを入れて電車に乗る際、どのような熱中症対策をしていますか?電車内は冷房が効いていても、外に顔を出せないためキャリーバッグの中はサウナ状態になっているかもしれません…。
今回は、キャリーバッグで電車移動する際の熱中症対策についてご紹介します。わんちゃんが暑さで身体を壊さないように、対策をきちんとしてあげましょう。
電車にわんちゃんを乗せる際のルール
鉄道会社には、キャリーバッグの大きさや重さ、料金の規則が設けられているので、乗車する前に必ずHPで確認しましょう。重さは、ケースとわんちゃんの合計の重さです。熱中症対策の冷却アイテムの重さも忘れずに計算してくださいね。
また、公共の乗り物でわんちゃんを出すことは禁止です。たとえ暑そうにしていても他の乗客に迷惑をかけてはいけませんので、あらかじめ暑さ対策をしておく必要があります。
キャリーバッグの中はサウナ状態?
布製のキャリーバッグには、肩掛けタイプやリュックタイプがあり、気軽にわんちゃんを連れ歩くことができます。飼い主様の身体にもフィットするため、持ち歩きやすいメリットがありますよね。
その一方で、通気口が小さく内側に溜まった熱が外に放出されにくいというデメリットも持ち合わせています。冬には防寒になりますが、夏場は「ハァハァ」と繰り返した呼吸によってサウナ状態というわけです…。
わんちゃんの平熱は人より高く、37.5℃~39℃くらいが健康な状態です。体温が40℃前後になるとわんちゃんは熱中症になってしまうため、キャリーバッグの中で出来る対策をしてあげましょう。
キャリーバッグの中を涼しく快適に!
キャリーバッグで移動する際の熱中症対策を3つご紹介します!移動時間の長さやキャリーバッグの大きさ、重さによって使い分けてみてください。
その①保冷剤や凍らせたペットボトル
保冷剤はスーパーなどで貰える小さな物でOKです◎ただし、わんちゃんの身体に害のある成分が使われている物もあるため、食品用の保冷剤を使用してください。 ペットボトルを凍らせる場合、空のペットボトルに飲水を入れて凍らせれば、解けた水は飲み水として飲ませることもできますね!
保冷剤もペットボトルも、わんちゃんが直接舐めないようにタオルを巻いてキャリーバッグの中にセットしましょう。
安全性や利便性を考えると、凍らせたペットボトルを特におすすめします◎
その②冷たいジェルマット
キャリーバッグの底に、冷たいジェルマットや接触冷感素材のマットを敷くのもおすすめです。しかし、ずっと同じ部分に乗っているとぬるくなったり、かじって中身のジェルがこぼれてしまう恐れがあるため、ジェルマットだけに頼らず凍らせたペットボトルなどと上手に併用してください。
その③小型扇風機
暑い日に便利な小型扇風機。キャリーバッグに風が当たるように使用してみてはいかがでしょうか?電車内では、わんちゃんのにおいや毛が他の乗客に飛んでいかないように配慮しましょう。キャリーバッグの通気口から、静かに風を流すイメージでいいでしょう。
リチウムイオン電池(コンセントにつなげて充電するタイプのもの)を内蔵した小型扇風機は、発火や爆発といった事故も報告されています…。使用する場合は、十分に注意してください。噛んで壊したり羽にわんちゃんの毛が絡まったりすると危険なので、キャリーバッグの中に取り付けることは絶対にしないでくださいね!
夏のお出かけにあると便利な持ち物とは?
キャリーバッグ中の熱中症対策はこれでバッチリです!これに加えて、夏のお出かけ時に携帯しておくと便利で安心な持ち物をご紹介します。
●わんちゃん用の経口補水液
●水を飲むお皿
●首輪とリード
●冷却アイテム
熱中症対策の定番である経口補水液は、わんちゃん用にも販売されています。飲みやすいようにほんのり風味付けされているものも多いため、万が一わんちゃんの具合が悪そうな時は迷わず飲ませましょう。その際に、折り畳み式の水皿があると飲ませやすいです。
また、電車に乗っていない時や道中では、わんちゃんをキャリーバッグの中から出してクールダウンさせることがあるかもしれません。脱走防止のために必ず首輪(ハーネス)とリードを携帯しましょう。
キャリーバッグの中に設置する冷却アイテム以外に、濡らして使うバンダナや洋服も持っておくと安心です。
お出かけの際の手荷物は最小限にしたいところですが、わんちゃんと一緒にお出かけする場合は、わんちゃん用のバッグを1つ用意するくらいの気持ちでいてください。折り畳み式や軽量化されたものなど、お出かけ用のコンパクトな商品も販売されているので活用してみてくださいね。
いかがでしたでしょうか?
夏は楽しいイベントが目白押しですが、熱中症対策にも気を遣わなければなりません。準備をきちんとしておけば、いざという時にも適切な対応をしてあげられます。
わんちゃんと参加できるイベントや海水浴など、一緒にお出かけする予定がある方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
●ライター:いくら
●編集:うしすけチーム