身内からのチョコをカウントしたやつは負け組
ぼくが小学生の頃、バレンタインデーになると男子の間では「誰がどれだけチョコを貰えたか」を競い合う風習があった。
バレンタインデー当日か翌日にそれぞれ集まり、貰ったチョコの数を言い合うのだ。
全員が同じ場に集まらなくとも、男子間では「あいつは~個くらい貰ったらしいよ!」という謎の情報共有が行われていたため、誰がどれくらい貰ったのか筒抜けだった。
ここで、モテ男と非モテ男の線引きをしようと思う。ぼく水準だけど。
・モテ男 → 5個以上もらう(その中に1個以上、本命チョコあり)
・非モテ → 5個以下。全部義理チョコもしくは自分から催促した
上の2つが、ぼくの中でのバレンタイン聖戦での勝ち負けとなる。
モテ男は基本、サッカーや野球をやっていて、しかも頭がいいやつ。爽やかなイケメンもしくはちょい悪系が多かった。
一方の非モテ男は、運動部ではあるものの顔面偏差値が平均的。勉強はそこそこだけど、場を盛り上げたりギャグが面白かったりするやつら。愛されキャラなので、バレンタインチョコを自分から催促しても貰える(ただし、義理チョコに限る)。
まぁ、ここの2つのどちらかに入れる人はまだいい。問題なのは、どちらにも入れないやつ。
そう、ぼくだ。
正直、ぼくは学生時代に本命チョコを貰ったことがない。
義理チョコは貰ったことあるけど、それも幼なじみから。毎年、平均すると1~2個貰えればいいほうだった。
でも、これだとバレンタイン聖戦で「非モテ」のグループに入ってしまう。
そして、それが嫌なぼくは、身内から貰ったチョコの数をカウントするのであった。
それでもトータルで4個くらいなので、結局「非モテ」から出られなかったのだけどw
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