【ただのつぶやき】めっちゃ楽しかった市民フォーラム参加!
こんにちは。
やっと一山おえて、noteを少し眺めたり、記事をアップできそうな感じになってきました。リハビリがてら1記事をアップしたいと思います♪
・・・ですが、今回はかなり長いですので、お気をつけて(笑)
〇市民フォーラム、楽しかったです!
かねてより、noteでも数回にわたりご紹介していた、アクロス福岡における、3/25~26の市民フォーラムに参加してきました!
会場には、一般の方に加え、フリースクール関係者、福祉施設関係者、市役所・区役所の方や学校関係者など、多方面にわたる方々が一堂に会しておられました。
メインの講演も聞きごたえがありましたし、会場参加型ワーク形式の催しも大変面白く、非常に勉強になり、また刺激を受けることができました(^^)
私は、今回のフォーラムにおいてはパネルディスカッションの登壇メンバーでしたので、どちらかというと来賓側の人間ではあったのですが・・・でも、せっかくこんな面白そうな催しに首を突っ込まないのはもったいない感がありましたので、正式な運営スタッフではないものの、”なんちゃってオブザーバースタッフ”みたいな感じで、初日の会場設営~最終日の事務局解散まで、「お手伝いできることはしますよ~」って感じで居座っていました。
そのおかげで、主催である子どもNPOセンター福岡の方々や、それに非常に近い各団体の方々と、設営準備などの合間に色々と情報交換をすることもできました。正直な所、この部分だけでも十分、参加の意義はあったように思えます(^^)
またこのような機会があれば、積極的に参加したいと思える、そんな刺激的で楽しい時間を過ごさせていただきました♪
〇登壇のパネルディスカッション
さて、初日の午後イチ、私が登壇する「僕らは、子どもの力になりたい!」という、男性パパメンバーを多く集めたパネルディスカッションを行いました。
限られた時間のなかではありましたが、各パネリストたちが今までどう育ってきて、今どのように子育てをして、家族とどう過ごしているのかといった話を切り口に、これからの家族の協働のあり方を模索する・・・というものでした。
なかなかテーマが壮大で、2時間では議論を深めるのには全然足りなかった・・・というのが正直な所でしたし、終わった後の自己反省では「アレは良かったなぁ」とか「アレは言い方がまずかったなぁ」とか、「これだと誤解を招くよなぁ…」というものも多くありました。
ただそれでも、いちメンバーとして必死に、会場の雰囲気に忖度することなく(笑)、全力でやれたと思っています。この反省は、これからの活動に生かしていきたいと思います(^^)
〇「会場の雰囲気に忖度することなく(笑)」・・・?
なぜこの部分を太字で書いたのか・・・というのには、理由があります。
パネルディスカッション中、家事や育児の分担の話題になる時間がありました。このとき、(ざっくりと言えば)「まだまだ日本の男性の、育児参加率・家事参加率が低いですよね~」「女性の方が、いっぱいやってますもんね~」「どうしたら男性の参加率を上げていくことができるでしょうかね~」というものが、暗黙のムードのように会場に漂いながらディスカッションが進んだ時間があったのですが・・・私は正直、この部分の流れがあまり好きにはなれませんでした。(※間違ってほしくないのは、進行が悪かったと批判しているわけではありません!ディスカッションは生き物で、たまたま今回の流れが、そういう方向に向いたという事です。)
なぜ好きになれないのかというと・・・私はそもそも「男性の育児や家事の参加率が上がる→幸せになる」という理論の部分が、まず疑問符なのです。
私が思うところ、人が生きていくうえでの究極の目的は何かというと「(自分や家族などが)『幸せ』になりたい」というところだと思うのです。そして、「誰が何を『幸せ』と感じるか(またそのバランス)は、人によって異なる」のだと思うのです。
もう少し言えば、私はこの分担問題に対しては、おおまかに下のように捉えているのです。(長いですよ・・・覚悟してください・・・(苦))
〇家事・育児の分担問題に対する牛尾の考え
「人(家族)によって、分担率が100対0であったとしても『幸せ』だと感じている人もいるだろうし、逆に50対50であったとしても『不幸せ』の人もいるんじゃないのか?いきなり分担率の数字を捉えて、その上昇がそれすなわち幸福度の向上に貢献するというのは、少し乱暴じゃないのか?」
「昔から人というのは、たとえどの国であっても『多様性』に富んだ集団なのだと思う。そういったなかで、日本という国では、他の国と比較すれば、強調圧力が強い文化であることは事実だと思うし、そのような日本においては、過去確かに“男は仕事・女は家事育児”という、性別ごとの集団圧力が働いてきたという事は、間違いないことだと思う。」
「そういった日本において、ここ最近やっと『多様性』を認めてもいいのではないかという潮流が流れはじめたように感じる。そのこと自体は大歓迎である。」
「ただ、『多様性』を認めるとはどういうことなのかが、まだまだ一般市民に対して、浸透していないのではないかと感じる。『多様性』を認めることとは、その言葉の通り、自分と他者との違いを認め、尊重することであるはずだ。」
「そうであるならば、分担率がたとえ100/0であったとしても、その当事者が『幸せ』であれば、それ以上周りがどうこう言うべき問題ではないのではないか?ところが、この議論の流れでは、100/0では『不幸せ』であり、50/50では『幸せ』なのだと、暗黙に決めつけていはしないか?それは果たして『多様性』を認める立場だといえるのか?私にはむしろ逆に感じる。そういったバイアスのかかった、これこそ集団圧力をかけているだけではないのか?」
「『多様性を尊重すること』と、『既存の価値観を壊そうとすること』は、全く非なるものではないか。『多様性を尊重すること』においては、既存の価値観も、また一つの価値観として尊重されるという前提においてしか、成立しないはずではないか!」
「そもそも、すべての要素(家事・育児等に限らず)が全て『幸せ』というのはあり得ないと思う。なかなか思うようにいかない矛盾を抱えつつ、みんな色々な所で折り合いを付けながら生きているんじゃないのか。そういう人生を歩みつつも、ある程度トータルで各要素を俯瞰して見たときに、トータルで『まぁ、幸せかな』って思えることこそ、大切ではないのか?」
「会場の女性(※この議論の時は、”男は仕事・女は家事育児”といった日本型の家族の典型例が前提であったため)に問いたい。『夫が家事・育児をしてくれない』『夫が私の苦労を理解してくれない』という気持ちがあるかと思う。その気持ちには嘘偽りはないと思うし、事実だと思う。では逆に、夫の苦労を真摯に理解しようとしたことがある人は、どれだけいるのだろうか?少なくとも、自分を相手に分かってほしいという分だけ、相手のことを自分が分かろうとしてきた上でそう言っているのか?」
「そのプロセスをきちんと踏んだうえで、なお平行線になり、どうしようもなくなるのならば、このような声を上げる理由も頷ける。ただ、そのプロセスすら踏まず、一方的に『相手が悪い』と声を上げ、他罰的な態度で相手に挑むのは、それは勝手ではないのか?よくステレオタイプ的に紹介される言葉ではあるが、女性が男性に対して「私のことを勝手に決めつける男はキライ」なんていう言葉があると思う。その逆のことを、無意識にしている人は本当にこの場にいないのだろうか?」
「また、女性が男性に対して「もっと家事・育児をしてよ!よそや、他の国は○○%ぐらいしてるんだから」という言い方をする時があるが・・・はっきり言って、それは言い方が悪すぎる!少なくとも、家事や育児のようなものの性質の仕事の場合、そもそもその家庭における、夫と妻の在宅時間の割合を、分母の部分にちゃんと勘案したうえで言わなければ、こんな乱暴な話はないのではないか?」
「言葉どおり、どんなに頑張ったって、人は『出来る範囲でしかできない』のだ。仮に在宅時間比率が夫:妻=2:8の家庭で、家事や育児の分担率が20/80であった場合と、夫:妻=5:5の家庭で、家事や育児の分担率が30/70であった場合があったとして、果たしてどちらの方が家事や育児に協力的なのだろうか?そういう議論の部分をすっぽかして、いきなり『日本は男性の参加率が低いよね』なんて言い出すから、話がおかしくなるのではないか?」
「今の話はあくまで在宅時間だけの要素で話したが…実際には、職種や労働の性質、個人の気質…様々な要素が絡み合うはずだろう。であれば、この議テーマというのは、そんなに簡単にアプローチできる問題ではないということが、分かっていただけるのではないだろうか。率の話をする前に、もっと丁寧に考えるべきことがあるのではないか?」
・・・
「『夫の幸せ』や『妻の幸せ』、『家族の幸せ』こそ、夫ごと・妻ごと・家族ごとに『幸せ』の指標やバランスが異なるはずである。よその家(国内外問わず)の幸せの指標が、我が家の幸せの指標と一致するのか?それでいいのか?それは違うんじゃないのか!?自分や自分たち家族の幸せは、他人が決めるものじゃないだろう!自分たちで決めることではないのか!?」
「家族としての『幸せ』の指標やバランスを一番理解し、尊重すべきかと言えば、一番近くにいる夫であり、妻であり、家族ではないのか。であるならば、この問題のスタートはあくまで個々の家族としての問題からではないのか?その部分をすっ飛ばして、いきなり集団論的・社会的問題からスタートするから、話が壮大になったり、変な集団圧力がかかるのではないか?」
「順序が違う!!」
(・・・ハァハァ)
ということです。
上記のことをそのままディスカッション中に発言したわけではない(ホントはしたくて、会場を大荒れさせたかったですが、実際には上の1割も喋れていません・・・)ですし、発言量もずっとずっと少なく、断片的になってしまいました。ただ、私の発言は、この思考から生まれる言葉の延長であったことは間違いありません。
ゆえに、発言の真意を会場に理解してもらえなかった部分が多々あったように感じます。結構、会場からは逆風を感じましたが、途中から楽しくなって、むしろ「言いたいだけ言ってやるわい!」と思って発言していました(笑)
でも面白いことがありました。
ディスカッションの最中は結構凄まじい逆風を感じた(笑)のですが・・・いざ終わった後に会場にいた方数人に声をかけていただく機会があったのですが
『あなたが一番庶民派で共感ができました。こういう場って、当たり障りのない発言でまとめて、きれいな感じで”しゃんしゃん”になることが多いですが、今回はきれいな感じだけではなくって・・・何というか、「この人は、ちゃんと言いたいことを言っているな」と伝わってきて、よかったと思います。頑張ってください!』
ですとか
『いままで夫と話をする時に、うまくいかないことが多く「なんで?なんで分かってくれないの!?」とばかり思っていました。でも今日の話を聞いて、なんだかストンと腑に落ちるような気持になりました。』
・・・と、嬉しい言葉をかけていただくことができました。涙が出そうになりました・・・みなさん、ありがとうございます!!そう感じてくれた人が少しでもいらっしゃれば、私がこの会に出席した意義があったというものです(^^)
(※もしかしたら、あまりの逆風を見かねて、慰めの言葉をかけてくれただけかもしれませんが・・・いやいや!いい方に捉えておきます♪(笑))
・・・とまぁ、こんな感じで、非常に刺激的な時間を過ごさせていただきました♪(^^)
めっっっちゃ 楽しかった!!!(ホントに!)
〇【番外編】「パパ防災士」のブース展示してきました!
フォーラム開催期間中、小会議室の1つが、さまざまな団体の活動紹介を展示するスペースとして割り当ててありました。そこに私も、活動紹介のパネルと資料を展示してきました!(^^)
実は、私はもともと展示をするつもりが無かったのですが、開催2日前に事務局に聞いたら「まだ空きがありますよ~」的な回答だったので・・・「だったら出さないとソンじゃん!」って思い、急造で参戦してきました(><;)
仕事の帰りにホームセンターでボードを買ってきて、図面用の大型A1プリンターでガコガコ印刷したやつをペッて貼っただけの簡易的なものですが・・・まぁ、個人的には何とかなったんじゃないかな~と思っています(笑)
ボードを出していたおかげで、展示を見に来てくれた人たちと自然に会話することができ、多くの方と名刺交換を行うことができました。すぐどうこうなるものではないとは思っていますが、こういったことを地道に、これからもやっていきたいと思います!(^^)
・・・おわり
※※※ ここからはお知らせ ※※※
いつもは、子どもにまつわる防災や応急手当、日頃気を付けたいことに関する記事を、月1(+臨時で不定期)で書いています!どれも、忙しいパパ・ママ向けの、サラッとライトな内容なので、ぜひ一緒に見ていってもらえると嬉しいです(^^)下に、過去の記事をマガジン形式で纏めましたので、ぜひご覧ください!
また、私の日々思っていることや、好きなことなど、私がどんなやつなのか、どんな考えをもっているやつなのかが分かりやすい記事については、下の【ただのつぶやき】シリーズが、わかりやすいかもしれません。少しでも「パパ防災士:牛尾崇彦」個人に興味を持たれた方は、覗いていただけると嬉しいです!
なお、最近はインスタもアップしています!(※ただし、毎月のコラムが中心ですが)よかったら、こちらもどうぞ!
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※※※ お知らせ終わり ※※※