選挙の立会人をしました。
平成31年4月7日に行われた地方選で初めて開票(選挙)立会人をさせて頂きました。
開票(選挙)立会人は候補者の代わりに開票が適正に実施されている事を立会って確認します。
投票が終了した午後8時過ぎに選挙会場に到着。
所定の席に座り、各投票所の投票箱が会場に運び込まれる様子を見守ります。
8時45分に開票に必要な人員や投票箱、機材等が揃っているかの最終確認。
午後9時に始まりました。
まず会場に運び込まれた投票箱に全て鍵がかかっている事を選挙長と立会人全員で確認します。
確認が終わった後、投票箱を解錠して開票作業が始まります。
選挙長と立会人は、会場入り口で開披した投票箱に票が残っていない事を一つ一つ確認。
全ての投票箱を確認後、開票作業を立会人席で見守ります。
開票作業は九つの以下の工程があります。
①票を各候補者毎や疑問票・無効票に分類
②分類した票に誤りがないかを第一点検
③前の工程で点検した票をさらに点検する第二点検
④二回の点検が済んだ票を数える第一計数
⑤第一計数に誤りがないことを確認する第二計数
⑥第二計数が済んだ票を500票毎に括束
⑦括束した票を選挙長と立会人で点検
⑧候補者毎に集計
⑨投票整理
開票作業は区役所の職員さん達で行われているのか、とてもスムーズに進んでいきます。
立会人席で作業をされている方達を見守りつつ、ふと「日曜深夜に開票作業をして、翌日は朝から出勤されるのかな?」と考えたり、二階から開票作業を見ている各選挙事務所の方達の様子が「バードウォッチングに似ている。」と思ったりしながら二時間が経過。
午後11時前、括束された票が立会人席に押し寄せます。
横浜市鶴見区の人口が約29万人。18歳以上の人口を20万人、投票率を45%と仮定すると9万票を確認する事になります。
票束に他の候補者の票が混ざっていないか等を点検し、確認が終わったら隣の席の立会人に回覧していきます。
およそ二時間弱、票束を点検。
次に疑問票や無効票の点検を行ないます。
おそらく開票作業のベテランであろう審査係の方の説明を受け、疑問票の有効判定について同意。
次に無効票の判定説明を受けます。
公職選挙法第68条に無効投票の規定があり、
・候補者以外の氏名を記載したもの
・一枚の投票用紙に二人以上の候補者の氏名を記載したもの
・候補者の氏名のほか、他事を記載したもの(応援メッセージや記号など)
などに該当するものが無効となります。
当たり前の事ですが、投票用紙には候補者の氏名以外は記載しないようにしましょう。また深夜に意図的にふざけた事を記載している投票用紙をみるとなんだか悲しくなってきます。白票を含め、横浜市鶴見区では市議会選の無効投票が2000票以上ありました。
投票の無効判定についても同意をして、最後に選挙録の作成と投票用紙の梱包作業が終わるのを待ちます。
私が立会人を務めさせて頂いた候補者は無事に当選しました。おそらく事務所ではダルマに目をいれていることでしょう。
選挙録に署名と押印、投票用紙の梱包に封印をして立会人の業務終了。
終了時刻、午前2時
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