骨盤底臓器脱(子宮脱)で手術・入院しました その4
入院、そして手術前検査
その前に、今回私が受けた手術について。
ダヴィンチによる手術は、正確にはロボット支援腹鏡下仙骨固定術と言います。
おへそを中心に5ヶ所1センチほどを切開して、カメラや器具を入れます。
子宮の入り口の辺りだけを残して、子宮、卵巣、卵管を摘出。残った子宮の一部分をメッシュで持ち上げ、仙骨部分に引き上げて留めるというものです。
もちろん全身麻酔なので、手術中は痛くも痒くもありません。
手術日が決まれば、あとはとんとん拍子。手術の2日前に入院です。
入院予定は1週間。手術当日からだと5日で退院……って早くないですか?!
今まで長いこと苦しんできたのがバカみたいです。
病室は、意外と神経質なので、迷わず個室を希望。
2日前は特に制限はありません。朝9時に入院し、お昼ご飯から病院食。
まずいとか、量が少ないとか色々と聞きますが、塩分は控えているんだろうな……程度の感じは受けましたが、美味しいし栄養バランスも取れているんだろうし、なにより! 作らなくてもご飯が出てくる! もうそれだけでありがたい!
※ご飯の量がやたら多いので、ふりかけあると便利です。
この日はもう一度先生から手術についてのお話や、入院生活について、服用している薬などについての確認などがあります。
そして就寝前に下剤(普通に錠剤のマグネシウム便秘薬でした)を飲みます。
一応22時消灯ですが、個室なので特に気にすることもなく、持ってきた本を読みながら就寝。
こんな風に一人きりで過ごすのは何年ぶりだろう。
のんびりしつつも、ちょっと寂しい……。
翌日。
手術の前日には手術前検査があります。
手術を受けるにあたって、歯科、呼吸器科(肺活量)、心電図、尿検査、血液検査などです。
万一、ここで問題があれば手術は延期、または中止になることも。
とりあえず、私は無事にクリア。
また本を読みながらのんびり過ごします。
夜は19時に消化のよい食事と、前日同様下剤を飲みます。
この辺りからちょっと緊張。
でも、普段から眠剤を処方されているので、ぐっすり眠りました。
そう。ここまでは余裕ぶっこいてました。
これからとんでもない地獄が待っているとも知らず――。