マラッカの世界遺産を訪ねて、なんとなく感じたユルさ
「マラッカ海峡の歴史都市」として、ペナンとともに世界遺産に登録されているマラッカ。
マラッカの世界遺産は、たぶん地元の人の生活に近い存在なのだと思います。
だから、日本の多くの世界遺産のように あまり制約が厳しくないと感じました。
日本や他の多くの国である立ち入り禁止、触れないでください等の注意書が、あまりなかった気がします(ゼロということではありません。)
みんな普通に、遺跡の壁に寄りかかったり、遺跡に腰掛けて記念撮影してました。
博物館の館内も、写真撮影OK なところが多い(ババ・ニョニャヘリテージ博物館など例外的に撮影禁止なところもありますけど)。
気取ることなく、世界遺産の建造物が街に溶け込んでいい感じでした。
でも、一つだけ軽いショックを受けた事が。
サンチャゴ砦の遺跡に行った時でした。
イギリスがほとんど破壊したポルトガルの砦で、唯一残った遺構。
赤色のラテライト石が、マラッカの風景にマッチして、何ともいえない魅力が。
入場料などはもちろん無し。出入り自由。監視もありません。ゆるいです。
中に入ってビックリ。
何人もの人たちが、気にすることなく、コイン等を使って平気で壁を傷つけてる。
(*゜д゜*)
一応 世界遺産なんだけど。。。
あまりに普段の生活に近くて、その価値を感じづらいのかなあ。。。
日本でも、たまに文化財に落書きする人が残念ながらいます。
でも見つかると、テレビなどでけっこう大きなニュースになって、バッシングの対象になりますよね。
サンチャゴ砦は、監視も取り締まりもないのか、多分悪いことをしてるという意識がないのだと思う。
実際、あまりに普通に落書きしてるので、一瞬 私がおかしいのかと錯覚。
他国のことでおせっかいなことはあまり言えない。
でも、せっかくその街にある遺産なのに、もったいない。
大事にしてほしいなあ。
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