地球の歴史を目の前で見せてくれるグランド・キャニオン
かつて、セオドア・ルーズヴェルト氏が言いました。
「この壮大さ、荘厳、大いなる孤独と美を損なうようなことは、一切しないでほしい。グランド・キャニオンをこのままにしておこう」
その偉大な渓谷は偶然突然出来たものではないのです。
1億年前の地核変動で隆起した柔かい砂岩と石灰岩を含む地表。
そこを「グランド・キャニオンの偉大な彫刻家」と言われたコロラド川が浸食。
さらに、寒暖の差、雨水の化学変化などによる風化。
長年にわたる地球の大自然の働きによる産物。
谷底は20億年前、地表は2億5千年前の地層。
赤やこげ茶や黄色など、様々な色味をおびた地層。異なる色の地層が異なる年代を現代に伝承。
それが、巨大な大峡谷グランド・キャニオン。
昔、ロサンゼルス郊外アナハイムのディズニーランドへ女子4人で行った時。
私以外の人は大のディズニー好き。何日でも、ディズニーだけで充分幸せなメンバー。
私もディズニーは好き。中でもプーさんは大好き。
でも、せっかくアメリカ行って、ディズニーだけではもったいない! と考えてしまう欲張りな私。
ロサンゼルスまで来たなら、グランドキャニオンに行きたい!
でも、4人で来てるのに、私だけ1人一日別行動悪いかなあ。
おそるおそるグランドキャニオンの話をしたら、あっさり他のメンバーも行きたいって言ってくれて一安心。
まあ、いくら好きでも、せっかくの海外旅行で1週間ミッキーだけは、さすがに飽きると思ったのかも("⌒∇⌒")
ラスベガスまで行ってから、セスナでいざグランドキャニオンへ
飛行機に乗ると、3回に一回は気圧の変化で耳なりと頭痛におそわれる自分。
ましてや小型飛行機ならなおさら心配。念のため耳栓持って搭乗。
案の定、友達は3人とも飛行中 多少不安気味で、テンション⤵️
でも、奇跡的に私だけ全く平気。飛行機酔いよりも、眼下に広がる景色に大興奮。テンション⤴️⤴️
見たいという気持ちが強すぎて、具合悪くなるの忘れてたらしい。ようは気合いだー‼️
現地到着したら、別のセスナから降りてきた人の中には真っ青な顔した人が何人も。
相当揺れてたみたい。
実際、条件が整わないと着陸が難しいことも。
セスナに乗っても、グランド・キャニオンの地を踏むことが出来ないまま、戻って来ることもしばしばあるようで。
到着出来て、まずはラッキーだったみたいです。
セスナ降りたら、サウス・リムという観光ポイントまではバスで。
間近に大峡谷を見たとき、思わず「ワーッ」とか「エーッ」とか、ほとんど言葉にならない叫び声を発してた自分。
目の前に広がる圧倒的な景色。
せまってくる風景に、感動という言葉では表すことが出来ない感情が。
当時はここが世界遺産ということも、世界遺産という言葉自体も知らなかった自分。
コロラド川による浸食とか、途方もない年月が経った地層とか、ほとんど知識はゼロ。
それでも肌で感じたすごさ。
グランド・キャニオンは地球の歴史の記憶を、私たちに目に前で見せてくれる偉大な大地でした。