達谷窟毘沙門堂(たっこくのいわやびしゃもんどう)
毛越寺から厳美渓へ向かう途中、乗り換えのバス停🚏で降りると、大きな建造物が目に入ってきました。
何だろう?
乗り換え時間が30分ほどあったので、ちょっと見学することに。
岩にめり込んでいるように見える「達谷窟毘沙門堂」。
1200年前に、坂上田村麻呂によって開かれた由緒あるお堂。
ふらっと何気なく寄ったのですが、なかなかすごいものを見ることが出来ました。
達谷窟は、悪路王という鬼が住んでいて、その鬼をやっつけた坂上田村麻呂が、戦勝を記念して、清水寺を模したお堂を建てた場所。
朝廷側から見ると、坂上田村麻呂は英雄。
でも、逆の立場から見ると、ちょっと話が変わるらしい。
1200年以上前に、蝦夷(えみし)と呼ばれて東北で暮らす人たちが、坂上田村麻呂の侵略に抵抗した場所。
それが達谷窟。そしてそのリーダーが東北では英雄と言われるアテルイ。
アテルイは最終的に、自らを犠牲にして、京都清水寺で処刑されたそうです。
同じ人物が、鬼だったのか英雄だったのか。
歴史は、どちらから見るかによって180度変わってしまいますね。
ここは、金運と再生のパワースポットでもあるらしいですよ。
宝くじ当たるかなあ(о´∀`о)
旅の途中で偶然出会った由緒ある建造物。
予想していなかった出会いが、ちょっと嬉しい旅のサプライズ。