大噴火で生まれた巨大奇岩の大パノラマ
広大な荒れ地に、無数の奇岩が林立。
2つとして同じものはありません。
海抜1200メートルのアナトリア高原中央部にあるカッパドキア。
この不思議な奇岩の風景が誕生したのは有史以前のこと。
およそ300万年前の大噴火で、火山灰と溶岩が大量に堆積。
凝灰岩(ぎょうかいがん)や玄武岩の地層を形成。
長い年月をかけ柔らかい凝灰岩部分が風雨で侵食。
硬い溶岩部分が残り奇岩群が誕生。
凝灰岩は削りやすかく、紀元前4000年頃には、岩を掘り住みつく人たちが現れたといわれてます。
3世紀半ばになると、ローマ帝国によるキリスト教弾圧。
迫害を逃れたキリスト教徒たちが、岩山を掘り、ここに住み修行。
大自然と人間により造られた驚異の景観。
今も奇岩は風雨により日々少しずつ侵食され、その姿を変え続けてるといいます。