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浄土世界が広がる庭園 - 毛越寺(もうつうじ)

国の特別史跡であり特別名勝、その文化価値を二重指定されている毛越寺。

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毛越寺は円仁(えんにん)が開山したお寺。この「開山堂」は円仁をお祀りするためのお堂。

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藤原氏二代基衡(もとひら)公、三代秀衡(ひでひら)公の時代に多くの伽藍を造営。

12世紀後半当時の毛越寺の伽藍は、堂塔40余り、僧房500余り。

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本堂は金銀がちりばめられ、祀られていたのは、5メートル弱の薬師如来像に十二神将像。

当時の規模は中尊寺をしのぐもの。

「吾朝無双(わがちょうむそう)」

世に並ぶものなしと称賛されました。

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しかし、奥州藤原氏が滅亡し、伽藍も相次いで焼失。

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現在は、堂塔の遺構と浄土庭園が残るのみとなりました。

「○○跡」と書いてないと、もはやただの空き地にしかみえない(>_<)

想像力を駆使して、当時の栄華を偲びましょう(^-^)

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浄土庭園は作者不明。庭園の中心になるのが、大泉ヶ池(おおいずみがいけ)。

水際には人工の出島や洲浜(すはま)。池の中には約2メートルの立石。

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遣水(やりみず)は池に水を引く水路。

毛越寺の遣水は、発掘調査で応時のまま発見されたもの。

平安時代の毛越寺の遺構としては唯一のもの。

遣水では毎年5月第4日曜日に「極水の宴(ごくすいのうたげ)」が行われます。

遣水に盃を浮かべ、平安時代の衣装に身を包んだ男女が和歌を読む行事。

写真でしか見たことがないのですが、とても華やかで風流な行事みたいですよ。

毛越寺も中尊寺同様平泉の世界遺産。

日本古来の自然崇拝と仏教が融合した浄土庭園は、平安時代の日本の仏教文化を今に伝えます。

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おまけ

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毛越寺近くのお店で見つけた、平泉の和がらしを使った「和がらしソフト」

アイスクリーム大好きの自分は迷わず購入。

アイスクリームだし、そんなに辛くはないだろうと油断。

粒々は和がらしの粒。けっこうツーンときます。

辛いの苦手な人はつらいかも("⌒∇⌒")





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