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日本一灯籠の多い神社-春日大社
春日大社は、藤原氏の隆盛とともに栄え、989年の一条天皇以来、1877年まで30回以上行幸(天皇が来られること)を迎えてました
平安時代以降、春日信仰は、皇族、貴族、武士、さらには一般庶民にまで広がります。
春日大社は現世のご利益を願う多くの人でにぎわうようになりました。
一の鳥居
鳥居をくぐると、苔むした石灯籠の参道が続きます。
雨が少し降っていたのですが、この参道には雨も似合うような気がしました。
二の鳥居
祓土戸神社(はらいどじんじゃ)
春日大社本殿参拝前に、心身を浄めるためにお参り。
二の鳥居の近くにあります。
祓戸神社の前にある灯籠。
弊殿・舞殿。南門をくぐった正面にある建物。通常時の参拝所になります。
こちらまでは、お金がかかりません。
回廊内の特別参拝は有料。せっかくここまで来たら、拝観料を惜しまず、ぜひ入ることをお勧めします。
東回廊(ひがしかいろう)
中門・御廊(ちゅうもん・おろう)。ここにも釣灯籠がたくさん。
名だたる武将たちが奉納した釣灯籠もあります。
藤浪之屋(ふじなみのや)
2月の節分、8月14日、15日の年3回、全ての灯籠に浄火をともす伝統行事の春日万灯籠。
江戸時代に詰所であった藤浪之屋の屋内を使用して、その万灯籠をいつでも体験出来るように再現。
幻想的な美しい光でキラキラ。
灯籠には家内安全や商売繁盛の願いが込められていました。
庶民の信仰を集めた春日大社には、3000余りの石灯籠と釣灯籠が寄進されてます。
たくさんの灯籠は、庶民の信仰の強さの証拠だったのでしょう。
春日大社は、世界遺産古都奈良の文化財の構成資産です。