![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/51897345/rectangle_large_type_2_8e38d7dc9337f832c0ba6ed980565fc7.jpg?width=1200)
ウルルと繋がっているカタ・ジュタ
オルガ山とも呼ばれるカタ・ジュタ。
カタ・ジュタは、アボリジニの言葉で「たくさんの頭」の意味。
カタ・ジュタは、大小36の巨岩石群。最も高い所は546メートル。
遠い昔 カタ・ジュタは、ウルルの10倍もの大きさの一枚岩。
それが、長い年月をかけた侵食や風化作用で、36の巨岩に。
岩山と岩山の間には、峡谷や「風の谷」と呼ばれる日陰の平原が。
日陰の平原は、日なたに比べると、気温は10°位低い。
カタ・ジュタとウルルの地層はもともと一緒のもの。
6億年前、巨大な山脈が連なり、そこを流れる川により大量の砂が運ばれ巨大な扇状地が出現。
その後 一億年かけて侵食されて山が消滅。
かつて出現した扇状地の上に、侵食を受けた山の土砂が重なり、その重みで扇状地の砂が砂岩へと変化。
さらに1億年後、つまり今から4億年前。大規模な地殻変動で、砂岩の地層が「U」状に湾曲。
「U」状の砂岩は、4億年かけ風雨で侵食。
しかし、硬い砂岩の地層は侵食の度合いが少なく、「U」状の片方の端が岩山となって残りました。それがウルル。
そして、「U」状のもう一方の端でドーム状の岩が並ぶのが、カタ・ジュタでした。
2つの距離は遠いけど 同じ地層が地下で繋がっているとされてます。
ウルルからカタ・ジュタは約50キロメートル離れた場所。繋がっていると言われても、正直ピンと来ないですよね。
ウルルもカタ・ジュタも、目の前で見ると ただただ感動。自然には、かなわないって素直に思えます。
6億年の歳月。。。
人間、長生きしてもたかだか100年。かないっこないですね。