会計不正「循環取引」とは何?どのように行われる?【2024年6月24日】毎日投稿 #うしくんマネー教室
はじめに
こんにちはー!税理士Vをやってるうしくんです。
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↓ここから本題↓
循環取引とは、架空の取引を繰り返すことで売上を実際よりも多く見せかける会計不正の一種です。簡単に言えば、実際には存在しない取引を記録して、会社の業績をよく見せる手法ですね。
具体的には、複数の企業が協力し合って架空の取引を作り出します。実際には商品のやり取りはなく、書類上のやり取りだけです。このようにして売上高を水増しし、業績を良く見せかけるのが循環取引です。
過去には、1000億円レベルもの大金をごまかす際に利用されていたこともある循環取引について、今回は深堀していこうかなと思いますー。
今までで一番内容はややこしいかもしれません!
それではれっつごー!
詳細な解説
循環取引の特徴
循環取引の特徴の一つに、発覚を防ぐために偽造書類が使用されることが挙げられます。これには、架空の請求書や受領書、契約書とか沢山の書類が作成されます。
循環取引は見つけられる?
循環取引を見抜くことは非常に難しく、内部告発などの情報がない限り発見は困難です。従って、監査や内部統制の強化が重要です。監査は外部のチェックの目、内部統制は内部のチェックの目のことです。
見つけるには???
社外から循環取引を見抜くための方法として、以下の点に注目することが有効です。
決算書:販売先と仕入先が同じ会社があるかどうかを確認します。
業界での噂:業界内で循環取引の噂が流れている場合、その企業の取引を詳細に調査することが重要です。意外とこれが大事です。
売上と利益の推移:急激な売上や利益の増加、キャッシュフローの悪化がないかをチェックします。
不正が行われる会社の特徴
社内から循環取引を見抜くためには、以下の点に注意が必要!
通常ではない取引先:新規取引先や通常とは異なる取引先との取引が急増していないかを確認します。聞いたことない会社とかですね。
急増した取引:取引量が急増している場合、実態を伴わない可能性があります。
うしくんの周りの反応
働いていたときに先輩の先輩から聞いた話だと、
昔あるクライアント企業の決算書をチェックしていた際、販売先と仕入先が同じで取引額が異常に高いことに気づいたそうです。
結果、いわゆる循環取引をしていたそうで、実際かなりの不正が見つかり冷や汗をかいたとのことです。事前に見つかったので、大事にはなりませんでしたが、もしかしたら大ニュースになっていた可能性もありますね。
ご参考URL
まとめ
以上、不正取引で必ず取り上げられる、循環取引とは?というお話でした。
循環取引を防ぐには、企業内部の監査体制を強化し、外部監査とかをちゃんと受けることが重要です。正直な経営をしてないと結局バレるよってことですねー。
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こたえるようにしますね!(見逃したらごめん)
じゃあまた明日お会いしましょうじゃあね~✋
筆者 うしくん プロフィール
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