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センチメンタルジャーニー読書[万延元年のフットボール]大江健三郎(1967,9)講談社. ※講談社文芸文庫(2007,6,1) 492p. ☆☆☆
3段階の評価をつけます。 ☆☆☆:読む価値あり ☆☆:暇なら読んでも損はない ☆:無理して読む必要なし 初版は1967年9月で、大江が32歳の時の作品。 私は高校3年生の時に出版されたばかりの初版本で読んだ。なんと今から半世紀以上前である。 これをきっかけに、大江の作品を読んでいった。 盆地を表現したような等高線によるカバーのデザインから強烈なイメージを与えられた。 また、はじめの部分での強烈な1行がショッキングで今でも頭の中に残っている。 『この夏の終わりに僕の友人は朱