見出し画像

Jonathan カードの解析(3) ハードの修理

MC68000 の信号を取り出すアダプタを作って、ロジックアナライザで動作を確認します。

MPU アダプタ

$C0n0 (n は Jonathan のスロット番号 x $10 + $80) に $80 を書き込むと、MPU が動作することがわかりました。

起動時 MPU 信号

MPU から、ROM への経路をテスタで調べたところ、データ線がどこかで切れているようです。基板をよく観察してみると、クラックが入っているところがありました。

クラック

この基板は、6 層と思われますが、この部分を通っている、D1、D3、D14 が断線しているようです。ポリウレタン線でジャンパー接続します。

断線部分のジャンパー

入手したボードには、30 ピンのスロットが 4 列ありました。ここに何が挿さるのか不明でしたが、Facebook の投稿で TM4256FL8 であることが分かりました。

TI のデータシートから、256 KB の DRAM で、30 ピンのシングルインラインパッケージ (SIPP) であることが分かりました。
http://www.bitsavers.org/components/ti/_dataBooks/1989_TI_MOS_Memory_Data_Book.pdf#page=271

SIPP は入手困難なため、30 ピンの SIMM を入手し、L 型のピンヘッダを半田付けして、使用することにします。万力で角度を開き、うまく収まるように調整しました。

30 pin SIMM


いいなと思ったら応援しよう!