ちょっと待って
一緒に進めている企画の話をしようと、zoomで話をはじめたのは前日の九時半。
朝の4時少し前。
LINE通話を切った。
久しぶりに色々話せた気がする。
企画に関する話し合いは日にちが変わって少したった頃に終わったのだが、
積もる話もあり、プライベートの話をしている間に少し長くなってしまった。
お互いなかなかの熱量で話が進み、寝る時間を惜しんでも、いろいろ聞きたいと思えた。
彼女とは高校時代からの付き合い。
当時バレーボール部でプレーヤーとマネージャーという関係だった。
高校時代は本当にたくさんの会話した。
練習中たくさん、たくさんお世話になったのはもちろん
日常生活でも仲良しで、部のみんなでご飯に行ったり、海に行ったり。
生徒会長と文化祭実行委員長という関係もあり、関わる機会は多かった。
放課後廊下でずっと語り合って先生に怒られたことも
夏に土砂降りの雨の中、二人で外に出ていって、びしょびしょになるまではしゃいだこともある。
部室でお互いの夢を話したこともある。
しかし当時の振り返って一番思い出すのは、
”彼女が部活をやめたこと”
何回も相談を受け、今でも忘れないくらいたくさんのことを話し合った。
キャプテンをしていた自分にとっては、絶対にやめてほしくない存在だったし、何回も真剣に話をして止めた。
しかし彼女は最終的に途中で部活をやめる決断をした。
何もできなかった自分に腹が立ったことも、悲しかったことも覚えている。
全てがすっきりしているわけではないけれどそこにあった事実として受け入れている。
当時もらった手紙が数枚あって、電話をしながら見返した時
必死に毎日生活を送っていたこと、部活に真剣に向き合っていたことを思い出した。素直に懐かしかったし、ちゃんと高校生していたんだなという感じ。
大学生になって離れ離れにはなったが、帰省のタイミングが合えば会うし、自分が東京に行く時があれば連絡する。
いつも通り大したことのない話をしたのだが
今日はなんか少し希望に満ちた会話だった気がする。
どんな人に魅了されるか
今自分たちがしたいこと、心が惹かれていること
挑戦したいこと
今後のこと
沢山話した。
お互いが、同じ方向に同じスピードで進むことは難しいような気がするが、少なくともこの前会った時よりも何倍も楽しかった。
彼女は割と直感的な感じだから色々な活動をしているのをはたから見ていて、大丈夫なのかな?と思う瞬間は多々あるし
「ん?」
と疑問に思ったことがあるのも事実。
しかしそれは、自分の感覚が追い付いていなかったり
何かしらの形で自分を表現しようとする人への、理解が足りなかったのかなと今は思う。
うまくいくことばかりではないのだけれど、どうしたら自分の考えを他人に伝えられるんだろうを模索することが自分のなかでも多くなってきた。
自分がしていることに、文句を言う人ではなく
誰かに興味をもって、共感して、アクションを起こしてくる人と関わりたいと凄く思う。
お互い進路に対しては不安なこともたくさんあるし、自分たちがしてきたことが正解だったのか怖くなることもある。
しかしだからといって、なんかに追われ小さくまとまるような事はしたくない。
部活からいなくなったのは過去の彼女
過去の事実が変わるわけではないけれど、とらえ方を変えることはできるはず。
今は、彼女が何に心を奪われ、力を注ごうとしているのかに興味がある。
じっくり見ておきたい。
今年は企画のこともあり関わる機会が増えるだろうが、
良いところも、嫌なところも知っているからこそ、共有できる感覚がある
それを大切に多くの時間を過ごしたい