ホームレス小谷!!山手線に自身の駅広告をだす!?これはどーいうことなのか!?現代アートなのか!?
ホームレス小谷さんがまたオモロいことをしているんです。ほんと最近の小谷さんは狂った企画を仕掛けまくっていて最高なんですが『やっちゃいましょー!バリよいー!おもろー!次はあれやりましょー!』とノリで始まりノリで終わり、またノリで始めるという感じなので、たまには制作関係者として活動の真意を勝手に予想し記事にしてみたいと思います。
でっ今回は何をしているのか?というと、
『小谷神社』の広告を、 山の手線15駅 にだしたいーー!バリ最高ーー!
その為に、クラウドファンディングで 300万円 支援あつめましたーー!!皆さんありがとーー!!
ということです。はい、はちゃめちゃです。
クラウドファングはこちら↓
ホームレス10年目のスタートはこんなカオスな企画から始まるようです。
意味わからないことのオンパレードかと思いますが、これはむちゃくちゃ面白いので、とりあえず細かいことは気にしないで楽しんじゃいましょー!!
だって『小谷神社』って何?ですし「それは小谷さんのオンラインサロンなんです」と説明したとしても、「ホームレスのオンラインサロンって何?」となり、「本当にホームレスなの?50円のなんでも屋?」みたいな感じで小谷さんのつっこみどころはキリがなく、過去にさかのぼってしまうんです。
一応これです。ホームレスのオンラインサロン↓
現在人数制限があり満席です。笑。
#さっそくつっこみたい #満席ってなに!!
だから細かいところは気にしないか、気になるならとりあえず【笑うホームレス〜10キロ太って、嫁もろた。】をメルカリかBASEで買って読んでみて下さい!小谷さんがホームレスになった経緯やらホームレスになってどんな生き方してきたのやらあれこれ書いてます。てかシンプルにむちゃくちゃおもろいですこの自叙伝!!ぼくも最初はこの本で知りました。
#キングコングの西野亮廣さんが書いた (ゴーストライター)という噂ですので納得です。
とにかく、こんな感じで人類に誰もいないという奇跡的な生き方をしているのですが、最近もなんだか次から次と面白いことをやってるんです。意味不明な生き方の人が意味不明な企画をしているのだから、そりゃ理解が簡単にはできない訳です。
今回の山手線企画もかなりぶっとんでますが、たしか2〜3ヶ月前に連絡がきたのを覚えています。
『Ushiさーん!山手線の駅広告にぼくの小谷神社だしたらバリおもろいんでやりましょー?作品つくりましょーー!!』
『おもくそフルスイングで、ばちくそ派手なヤツがよいす!マジで目立つやのがよいんだよなーぶっ飛んだ広告!』
『絶対そのほーがおもろい!!意味とか考えなくてよいのでカオスなやつ。とにかく目にとまる感じがよいなー』
『あっこれ絶対おもろいわー!!うん、おもろい!!』
『いけますかー?』
爆笑。いけませんていう隙間が存在しない「いけますかー?」です。なんなら僕がむしろ聞きたい「そんな企画いけるんですか?」と、ただそんなことよりも即答です。「やりましょー」。
でもいつもこんな感じなんです。多分小谷さんはそもそもの問題点なんてどうにかすれば良いと思ってるし、どーにかなるとしか思ってなくて、なんならどーにかならなくてもおもしろければオッケーだと思ってるんです。だからぼくたちも結果どうなっても、ゲラゲラ大笑いしながら乾杯して涙ながしながら酒のつまみになってます。でっ「次に何やろー」とまた始まるんです。#これぞハッピーホームレス
作品の販売にしてもそうなんです。僕は一応制作担当なわけで売れなかったらどうしようかと毎回不安になるのですが、始まってみると悩む前に必ず即完売するんです。よく「Ushiさんの作品が良いんですよー」とかいってもらえますが、これは悔しいのですが僕のチカラじゃないんです。だって作品がどんなのかを出すまえに全部売れちゃうんですから。笑。
『小谷さんの作品ならおもろい』って売れちゃうんです。作品というかネタを買っているんです。こんなことありますか?ジャニーズの写真とかアンディウォーホルの作品とかの話しじゃないですよ、これはホームレスの話しです。ってか作品のネタのほうが価値が高いってどうなってんの。笑
#ぼくは製作者として死にたい 。
ともあれ今回も無事に制作が終わり、本日作品(広告)の審査や入稿がおわり後は当日を楽しみに待つだけです。
修正文
ともあれ今回もあり得ないぐらいにバダバタで、作品つくる時間ないのに遅刻してくるわ、話しが二転三転するわ、審査がなかなか通るかわからないわ、案の定なかなかとおらないわ、購入者の名前を100人ぐらいさりげなくいれなきゃで入稿が死ぬほど大変だわ、でやっと今日終わり、あとは当日を待つばかりです。笑
これ見て下さい。購入者の名前が50円に入ってるんです。しかもですよ、デザインが先じゃなく人数もノリで決まって、サイズとかもそれぞれ決まっていて、それなのにギリギリまで詳細が不明で、決まるのが入稿期限ギリギリっていう鬼作業です。
#ちなみにすべての作品に 、購入者さんの名前がはいっています。靴下や水中メガネのブランドロゴ部分に。
#グラフィックデザイナーの林くんが手伝ってくれました 。この場をおかりしてお礼を言わせて下さい。マジで助かりました。ありがとうございます。
まぁ終わってみたら、そんなのはどーでもよくて、とにかく楽しみでしかないです。だってどー考えてもこんなことはあり得ない
ホームレスの広告が山手線にでるんですよ!こんなことありますか?
目立つのがきわめて難しい広告ですが、どんな反応になるのかほんとに楽しみです。
#好みが二極化するようにむちゃくちゃ攻めました 。
#信じられないかもですが水中メガネの作品は本当に水をいれて魚とか泳がせたり全てノンフィクションです 。
#小谷さんがきつくて珍しく怒りました 。笑
でっ!!ここからは勝手な僕の考えなんですが、
今回の山手線駅広告をあらためて考えると、「いやっこれは小谷さんマジでやってんなぁー、、ちくしょーーツ!!悔しいけどセンス良すぎるでしょーーー!!」とキレッキレの裏設計を僕はビンビンに感じていまして、それがどういうことをかを話したという記事になります。#やっと本題
すでにこの時点で、もう100点に意味不明でオモロい企画なのですが、
たぶん僕の推測では、この裏にもっとオモロいテーマが隠されているのではと感じてるんです。
それは【広告が目的ではなく、広告を利用したアート表現なのでは?】ということです。
そもそもなんで駅広告なの?
もともとポップアートの原点とは路上アートのグラフィティーなどから始まっているのですが(NYの地下鉄とかに落書きするやつです。)公共の場であればあるほど作品の意味が強く表現できるし、誰でも参加できて、どこよりも人目につくので、そもそも作品を皆んなにみてほしかったら美術館とかギャラリーとかじゃなくて駅とか渋谷の交差点とかに展示したら良いよねーとうやつです。
これは考えれば誰でも思いつきますが、もちろん現代の日本では無理ゲー(犯罪)で、やりたくてもできないから誰もやらないんです。バンクシーでも捕まります(多分)。
でっ小谷さんはというと、広告として審査を通して(しっかり広告の専門家にタダで協力してもらって)、ちゃんとお金(掲載料)をはらって(人のお金で)、法律をまもり公共の場に作品を展示しているんです。まさにアート文脈を遊んでるんです。しかも完全に他人のチカラで。笑。
広告ってより、ほぼ意味ないことにマンパワーを集めて、合法的に路上アートをかますという究極の表現をしているんだと思います。
これは現代アートすぎるでしょ。
法律を守ることを表現に取り入れ、今の世の中に何かを訴えているようで、路上アートを逆手にとった現代表現のようで、それを現代のクラファンでアレンジかまして、と思わせておいて全てが意味ないことのようで、何かを考えさせられるようで、それを皆んながそれぞれの解釈で楽しんでいて、金を払わされて、カオスな表現なのに仏教的な本質が隠れているような、、、、。これは完全にイケてませんか?いやイケてる。
ようはむちゃくちゃなようでしっかり
#現代アート2022なんです 。
駅広告にしても、本来ぜったいこんな企画が審査通るわけなさそうですが、コロナで広告がまわらなくなって、それを改善する為に新しく企画された「応援広告」っていうのが最近うまれて(推しのアイドルをファンが応援で広告出すみたいなやつ)、それをタイミングよく『これむちゃいいじゃん』とホームレスが使っちゃうのだからマジで面白いし鋭いんです。
でもそこまで多分考えてなくて「オモロいからやりましょー」なのが、天才的なホームレスなんです。まぁこれは勝手なぼくの解釈なのでそんなこともどーでよいんですが、どの角度からみても本当に面白いと感じちゃいます。
この 『超現代アート2022』 が、
山手線に広告(展示)されます!!!
これは事実です。
これは伝説の始まりかもしれない。笑
だから絶対、生で見れる人はみてほしいんです。
#見た方はTwitterやらで呟いてみて下さい !!小谷さん絶対反応すると思います。
いゃーこんな時代にまじでふざけてますよね、こーいう企画をノリでやってる大人がいてくれるだけでめちゃ楽しくて個人的に感謝です。
皆んなで子供の時のように、ただただハッピーに楽しみましょー!!
ぜひ山手線15駅現代アートツアーへ!!
ホームレス小谷制作チーム
アートディレクター Ushiより
勝手な解釈でした。
全15駅 [ 完全ガイドMAP ] はこちらから↓
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