夢日記893 ~ お持ち帰り給食 ~
職員室で、ベテランのマジメそうな女性の先生に、パソコン関係の質問をした。すると、「ちょっと待っててください」と言われたまま、放置された。いくら待ってもその先生は戻ってこず、私はいったん職員室から出た。
しばらくして、職員室に戻ってきてみると、私の机上の湯呑みが倒れたらしく、私の机上と周囲の床がビチャビチャになっていた。それにもかかわらず、周りの先生方は、こぼれたお茶の処理をまったくしてくれていなかった。ある先生に至っては、まったく別の場所の掃き掃除をしていた。
私は、改めてお茶が盛大にこぼれていることに驚きつつ、「これは盛大にやらかしましたね!」と叫びながら、机上を確認した。幸いにも、机上のモノはほとんど濡れていなかったが、生徒から預かっていた1枚のプリントに若干のお茶がついてしまっていた。私は、動揺しながらプリントをブンブンと振り回して、少しでも乾かそうとした。
その後、私は唐突に現れた小学校の先生から「昨日の給食、持って帰ってないでしょ?」と言われた。何のことかわからないまま小学校の先生についていくと、校舎の横で、業者が給食の余りを何名かの先生に分けていた。私は言われるがままに給食をもらって帰ろうとしたが、どうやら容器は自分で用意しなければならないようであった。業者は、手ブラでやってきた私を見て少し迷惑そうな顔をしつつ、大きめのプラスチック容器に何種類かのおかずを入れたうえ、それらを特大の紙袋に詰めて私に手渡してきた。
このタイミングで、私は、次にいつ給食を持ち帰らせてくれるのかが気になった。そこで、業者に「時間帯は不定期ですか?」と尋ねてみた。すると、不定期だと業者が答えたので、私は若干「めんどくさい」という気持ちになった。
私は、もらった紙袋を手に帰路についた。しかし、歩きながら確認してみると、給食が入っているプラスチック容器には隙間があり、少し油断したら中の汁が漏れそうであった。私は、「給食をもらえて食費がういた」という嬉しい気持ちがありつつも、気をつけなければ自分の手荷物が汁まみれになる可能性があったため、少しイラッとした。
< 完 >
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