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夢日記662 ~ ケーキを鍛えろ ~

 私は、刀匠のような男から、食べ物も叩いて鍛えれば刀のように硬くすることができると学んだ。そこで、私は、職場でたまたま目の前に出された約50cm四方の特大チョコレートケーキを拳や大きなフォークなどでガシガシと叩き、刀にしようと試みた。

 しかし、いくら叩いても、ケーキはグチャグチャになるばかりで、硬くなる気配がない。どうやら、ケーキを刀にするためには、かなりの時間が必要らしい。私はその後も延々とケーキを叩き続け、気づけば22時くらいになっていた。他の職員たちは次々と退勤していき、私は「そろそろ帰らないと警備員さんに叱られる」と気になり始めた。それでも、私は「ギリギリまでやってやろう」と心に決めて、引き続きケーキを叩き続けた。

 そうするうちに、時間は23時55分くらいになった。いつの間にか、私の隣には同僚のSくん(20代・男性)が立っていた。私は、Sくんに「最終バス、逃してもうた」と告げた。一方、Sくんは職場に車で来ているはずなのに、私のことを送ってくれる気配はまったくなく、「そうですか」とだけ言って去っていった。私は、普段のSくんの勤務態度の悪さと重ね合わせて、「やっぱりコイツはクズだな」と思った。

 その後、さすがに退勤しなければマズいと思い、私は叩きつぶしたケーキを冷蔵庫に入れようとした。しかし、ケーキを載せていた板が大きすぎて冷蔵庫にうまく入らず、板がつっかえたり、板が傾いてケーキが落ちそうになったりした。なんとか冷蔵庫にケーキを入れようと、奮闘しながら起床。

                            < 完 >

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