夢日記415 ~ 急なキックベース ~
テストまであと2日しかないのに、まだ2つのテストが完成しておらず、私は動揺していた。とりあえず、2つのうちのひとつを途中まで完成させた段階で、私はできた分を印刷にかけた。しかし、印刷後に誤植や不備があることが発覚して、私はテンションが下がった。
私はその日、ギリギリまで職員室に残ってテストを作りまくる決心をした。その直後、平然とS先生に「今から教科会をやりますよ」と言われて、私はイラっとした。一瞬、教科会に出ないでやろうかと思ったが、私は怒りをこらえて教科会に出ることにした。私はささやかな抵抗として、手ブラで教科会に出ようと決めた。
私は、教科会がおこなわれる部屋に行くために、階段を上っていった。すると、まもなく下校時刻なのに、2階から4階までの階段に生徒がズラズラと並んでいる。どうやら、4階の音楽室で歌のテストの予行か何かがあるらしく、みな、その予行に参加したくて並んでいるようであった。
生徒が階段に並んでいるようすを不思議に思いながらも4階に上がると、4階の一室で、限定シールが入ったビックリマンチョコが販売されていた。生徒たちは歌のテストの予行がおこなわれる部屋に並んでおり、ビックリマンチョコが販売されている部屋に並んでいるのは数名の先生だけであった。そのビックリマンチョコが販売されている部屋の真横に教科会をおこなう部屋があり、私はビックリマンチョコを買いたいという気持ちを抑えて、教科会をおこなう部屋に入っていった。
ところが、部屋に入ってみると、なぜか屋外に出た。そこでは、キックベースのような試合がおこなわれる気配であった。どうやら、われわれ社会科チームが、見知らぬ何名かの人たちのチームと、これから試合をするらしい。しかし、なぜか社会科チームは私とM先生と遠くにいる誰かしかおらず、明らかに人数が足りない。この状況で、そのままゲームが始まってしまった。
ゲーム開始直後、敵チームの手慣れた感じのある男が、自信満々でボールを蹴った。しかし、ボールはさほど強い勢いで飛んでこず、私は余裕でキャッチした。それを何度か繰り返して、攻守交替となった。打席に立ったM先生がボールを蹴ったところ、ボールは信じられないほど遠くまでブッ飛んでいった。敵チームの2名が、ルール違反だとでも言いたげに「蹴ったらダメなんだよぉ~!!」などと叫びつつ、ボールを拾いに向かった。そのようすを見て、私は「ルールをちゃんと教えてくれへんかったら、できへんやろ!!」と憤慨し、同様に怒りを覚えていたM先生といっしょに、職員室へ戻ることにした。
なぜかM先生の高級外車が近くのゴミ置き場のようなところに置かれていたので、M先生は運転席に、私は助手席に乗り込んだ。そのまま我々は現場を離れたが、閉めたはずの助手席のドアはなぜか半ドアの状態であり、車内にはピーピーと警告音が鳴っていた。私は何度も閉め直したが、半ドアの状態は直らない。かなり力を入れて閉めても、やはり半ドアになってしまう。私は心の中で、「男がこれだけチカラ入れて半ドアなんやったら、女の人は全体重をかけてもこのドア閉められへんやろなぁ!」と思った。
< 完 >
↓ ↓ ↓ 待望されていない新刊です! ↓ ↓ ↓