2024/7/24 "ROCK BAND is fun"備忘録①
UNISON SQUARE GARDEN
20歳の誕生日
この日を目撃できたことを幸せに思うし、
彼らの音楽と出逢えて生きていることを誇りに思うし、
なによりもUNISON SQUARE GARDENがロックバンドを続けてくれていることに感謝を。
感想を残します。(長いので分ける)
これは曲ごとのメモ。MCはニュアンスなので詳しい方、公式レポートを信じたほうが良い、でもこの時その場に居て話を聞いた、同じ空間に居た、その自分のニュアンスも大事にしておきたい。
流れ追記 セットリスト
SE:絵の具(full)
セッション
1.Catch up, latency(歌い出しアレンジ)
2.サンポサキマイライフ
「UNISON SQUARE GARDENへようこそ!」
3.Dizzy Trickster
4.fake town baby
「UNISON SQUARE GARDEN20周年の、記念日です!
今日は、長いよぉーーーーー!!!!!」
5.恋する惑星
6.Hatch I need
7.マーメイドスキャンダラス
8.Invisible Sensation
9.オリオンをなぞる(イントロセッション)
10.もう君に会えない
11.スカースデイル(歌い出しアレンジ、アウトロアレンジ)
12.オトノバ中間試験
13.世界はファンシー
14.フルカラープログラム
MC①
(斎藤さん いつかの〇〇少年は…)
15.いつかの少年
16.101回目のプロローグ(歌詞変え)
MC②
(貴雄さん 熱と循環の話)
(田淵さん メンバーのこと)
17.kaleido proud fiesta(イントロセッション)
18.スロウカーヴは打てない(that made me crazy)(歌詞変え)
19.Phantom Joke
ドラムソロ~セッション
20.天国と地獄
21.君の瞳に恋してない
22.カオスが極まる
23.シュガーソングとビターステップ
MC③
(田淵さん バンドが続いたこと)
田淵さん「ありがとうっ!」
24.春が来てぼくら (歌いだしアレンジ)
25.シャンデリア・ワルツ(イントロセッション)
「ラスト!」
(イントロセッション)
「センチメンタルピリオド!!」
26.センチメンタルピリオド
斎藤さん終演 一言。
終演後BGM 絵の具
公演詳細
開演 18:30
終演 21:05頃
規制退場あり
【衣装】
斎藤さん
新シャツ。白地、中央に黒の模様
(20thシャツ爆誕)
田淵さん
ROCK BAND is fun T
貴雄さん
背中に20thとUNISON SQUARE GARDENロゴ、袖に青の生地
【公式】
ライブ当日の夜に、写真を見せてくれるという運営の気持ちが嬉しかった。
1枚目…101回目のプロローグの「世界は7色になる!」のシーン?
4枚目…北側からの景色。
詳細感想+レポートもどき
席は2階スタンド西最前席(実質は3階席の高さにあたる)アリーナ席のちょうど真横に位置する。
ステージ上に、特別なセットは何もない。床にバンド名もなし。
ライブハウスで見る、UNISON SQUARE GARDENそのもののセットだった。
ステージ奥側に幕などもなく、北側の座席も満員となっている。
開演時刻になると一瞬、一気に暗転してから、青い照明が灯る。
SEは普段のライブと変わらず、絵の具。
たっぷり全部。普段よりもゆっくりと三人が入場。順番は普段通り、貴雄さん、田淵さん、斎藤さんで、1人ずつの入場だった。
貴雄さんが現れた瞬間に、拍手が一際大きくなった。貴雄さんの背中に大きなUNISON SQUARE GARDENのロゴがあって、ここで初めて、20歳の記念日という今日を実感できたかもしれない。
貴雄さんがドラムセットの前に到着してから少しして、田淵さんの登場。
いつもどおりの、少し腰を屈めるような低い姿勢でやってきた。
斎藤さんの登場。
薄暗い中でしっかりとした足取り。
衣装はわからない。
三人が普段のライブのように楽器を構えて待機していて、斎藤さんが貴雄さんの方を向かなかった気がするから、アカペラ始まりなのか、とドキドキした。
絵の具が終わってから、ゆったりとしたセッションが始まる。
聴いていて心地よくなる、大きなのっぽの古時計、を連想するようなメロディだった気がする。優しげな音のセッション。
(1回だけ聴いたアナザーワールドエンド、に繋がってしまうのではないか、あるいは全く知らない星追い達の祈りに繋がってしまうのではないか、と勝手に妄想が爆発して緊張していた。)
セッション終わりに、少しだけ加速して、急に音がぎゅっと集まり、
斎藤さんがマイクを右手で握りしめて歌
「敬具、結んでくれ、僕たちが、
正しくなく てもーーーーーーーーー」
の歌いだしで始まる
Catch up, latency
鳥肌がたった。
あえてここの部分だけを抜き出した歌い出しアレンジ、その抜き出した部分といい量といい、完璧だった。
ずっと心に残っている、特設サイトに表記された、"ROCK BAND is fun"のキャッチコピーに付随したライブテーマごとのメッセージより、「ロックバンドの結実」という言葉が思い浮かぶ。そんな今日に「結んでくれ」という歌詞。ロックバンドの結実、そう、結びだった。
Catch up, latencyが最近、なかなかライブで演奏されなかったことも相まって結びを噛み締めたな。
曲が始まってからは、いつものUNISON SQUARE GARDENだった。
間奏のギターがかっこよくて、いつもどおりで、この舞台でも、なにも普段と変わらないことに惚れ惚れした。
ヘクトパスカル、の低音の響きも最高。
曲終わり、すぐに
サンポサキマイライフ
の勢いあるイントロと共に斎藤さんが
「UNISON SQUARE GARDENへようこそぉ!」と声を上げる。
…ようこそ!??!いつもと違う!!
UNISON SQUARE GARDENです!じゃないの!?という驚きを抱えつつも、UNISON SQUARE GARDEN、待ってくれない。
イントロ終わり「はいっ!!!」で会場が揺れるのを感じて痺れた。
自分は普段こういう掛け声?にも不参加であることが多いけど、この時ばかりは拳を握りしめていた。
エンジンを吹かすような、そんなエネルギッシュな曲がこの2曲目にきたことがとんでもなくかっこよかった。
オレンジの照明も、いつのライブ映像だったかはっきりとおぼえていないのに見覚えがあるので、そんな細かな再現性にも嬉しい気持ちになる。
間奏のギターと、ドラムの熱量が高まったのが良かった。まだ、2曲目ですよ!?と疑いたくなるぐらいに一気に高温だった。
終わってすぐに
Dizzy Tricksterへの繋ぎ
疾走感が大好きなこの曲、サンポサキマイライフでエンジンがかかったところに、更なる加速を見せてくれる。
UNISON SQUARE GARDENのライブの、歩みの止まらなさを強く表現してくれる気がする。
田淵さんの大きな口でのコーラス最高。
基本的に派手な照明ではなかったと思うけど、「あなたの血が僕に流れてるんだ」で
照明が赤く染まったような気がして、細かな演出が流石だった。
fake town baby
これもまたシームレス繋ぎ。
田淵さんが更に自由に動いていくので、下手で見ているとどうしても目が追ってしまう!
序盤において「勝算万全お待たせ!」で〆を作るの好きですね…2017シングル達は本当に良いところに居てくれる。
「UNISON SQUARE GARDEN、20周年です。今日は、長いよーーーーー!」
恋する惑星
その言葉からのダン ダン ダダダン!イントロ始まりずるーーーーい!!!カラフルな照明!
斎藤さんの下ハモリが、めちゃめちゃよく聞こえるしマイクにしっかりと身体ごと持っていくところがよく見えた。
そして1Aから、ステージ上の"全包囲"へ、足を前に出すようなスキップ?くらいの勢いで、跳ねていった田淵さんの可愛らしいこと…! 笑顔も見えた。
確か上手、東側へ飛び跳ねていってから、北側へぐるっと回って西に戻ってきた。
弁えようぜラララ
斎藤さん、右手をラララの3音に合わせた動きしていて珍しくて可愛かった。
間奏ベースソロ、改めて、ベースうまくないですか??
それと、その部分で斎藤さんがしっかり下手を見て、田淵さんのことを見ながらギターのポロポロっとした演奏していたのも。
どーーーん、と響かせる、短めのベースソロあり。
Hatch I need
聴いたことある気がした、Hatch I needの予感がした、この繋ぎ最高ーー!
斎藤さんの手癖多め。
特に左手をこめかみ、マイク横、正面、など多彩です好きですね。
歌い方アレンジも最近安定したYoYo白くなりける、とか骨が折れるっ!!とかね、良いよね。
Hatch I needのサビ前の
ジャーン ジャッ ジャッ ジャッ (骨を折るのも骨が折れるっ!)
での照明の切り替え大好き、永遠に続いてほしい演出の一つ。
マーメイドスキャンダラス
Hatch I needからマーメイドスキャンダラス
ここで。この繋ぎを披露する、というシンプル故のど直球ストレートキマった感じ。嬉しすぎる。そして、この時に会場で多分前半1番のどよめきが起きた。
サブスクじゃなくてCDを、アルバムをアルバムとして聴くこと、曲順のロマンや面白さを知っている物好きたちという感覚が一つの反応として表れた瞬間のように感じて、勝手にすごく嬉しくなった。
肌で感じる感覚や熱の高まりがあった。
後に調べてみると、このアルバム順の披露は直近でVG1 (2023/1/18)だった。
けれども、ここ最近でHatch I needはフェス等、絶妙にマーメイドスキャンダラスと切り離した形として、割と普段に馴染ませて披露されていたように思う。
(マーメイドスキャンダラスそのものは久々の演奏)
今回の、この衝撃を作るための布石だったのか…!?と思わされて好きが爆発しそう!やられました。
イントロギターソロ中もあんなにうわああああああっっ(語彙無し)てなったの初めてだし、会場全体でも熱が高いのがわかって、こんなふうにギター弾けたら無敵だろうな、気持ち良いだろうな、なんて一瞬冷静になった。(?)
ドラムの動き全てを見られる位置だったので、2番2Aでの貴雄さんを食い入るように見たけれど、全く理解できない。常人を超えるドラム。
Invisible Sensation
イントロセッションなし、アレンジ無しのInvisible Sensationも大好き!!
Bメロコーラス!「「フゥーーーーハーーア」」
のコーラスの美しさを全世界に広めたい。ほんとここ、美。
貴雄さんのマイクに向ける首の角度も好き。
1番サビ前辺りに、斎藤さんが結構歌詞ごにょごにょしていて、田淵さんと噛み合わなかったのは目立っていた、気がするけれど、そこをそのまま突き進める彼らが大好きです。プロです。コーラスの支えって良い。
オリオンをなぞる
始まる前に少しだけセッションあったと思うけどどんなものだったか全く覚えてない…。
白く輝くミラーボールが、ステージ上に4つぐらいあったのがよく見えたし、なにより眩しかった、星空だった。
最近のラジオで、斎藤さんのお話からも、この曲の持つ大きな意味を改めて考えていたところに、記念日にしっかりと鳴らされた瞬間を観れた、聴けたことが最高ロマンス…!
2番のAメロ?貴雄さんが徐に立ちあがり、後ろ(北側)を向かってスティック指しをしていたの本当にそういうところですよね、そんなカッコイイドラマーいる??そして会場で湧き上がる歓声。
もう君に会えない
しっとりと、良い声。響き。
選曲に度肝を抜かれたけども、不思議と馴染んでいく。
この時、ここがとてもライブハウスに見えた。逆光の照明だったかも?驚きすぎて逆に記憶ない。
スカースデイル
「君のーー 心ーーー
迷わないように
ほんの少しの、
傷を 、つーーけたのならーーーー」
歌い出しアレンジ!!!
うわーーーーーー!!!!!、、!
これ知ってるーー!!と思いながらもその声の、歌の美しさに圧倒される。
以前のライブツアーでやったセッションや歌いだしの爆弾みたいなアレンジは、次に披露するのは、だいぶ期間があくか、もうほぼ次はないと思っていて。そんな中、まだついこの間といってもおかしくはないぐらいの、Ninth Peel nextを思い出せたのもまた良かった。
(後に知ったけれど、ベストアルバムでの(S.B style)に該当するものだったらしいな!?粋ですね…!個人的には聴き込む前の、過去ライブでの衝撃しか残っていないままでこの日聴けたことは嬉しい驚きの結果だったと思う。)
スカースデイル、改めてメロディの良さ、疾走感が好きだな。さっきまでの悲しみを走って過ぎ去っていこうとするような強さすら感じる。
コーラスの剥き出しさも良い。
斎藤さんがギターソロ弾くとき嬉しそうに見えた。ラスサビの声が少し粗めで、そこからのコーラスと、3人で歌う、の所と、アウトロも少しアレンジしてて、本当に特別なスカースデイルだった。
そして余韻に浸らせてくれることなく次の曲へ。
オトノバ中間試験
きたーーーーー!!!!!のワクワクの気持ち、一生忘れない気がする。
この曲、まっっってたーー!!
緑色の照明もどこか懐かしい。
斎藤に任せといて、の時に、いつのまにか斎藤さんの背後に移動してる田淵さん。
制限タイムはあと少し?の田淵さんのノリノリな動きは下手で!こんなにしっかりと見れたの久々すぎて嬉しかった!なによりも、楽しそうなんだよね。
世界はファンシー
Patrick Vegeeツアーのときに気が狂ったように興奮していた、三人へのカラースポットライトの復活。
3色スポットライトが復活してたんだよ…
世界はファンシーの手癖もそうだけど歌い方が好きが詰まっててさぁ……!!!!
なんかぁ、とか、るぅ!るぅ!るぅ!(巻舌)
2番の歴代将軍とか…で田淵さんと向き合う安定の部分もあった。
フルカラープログラム
ここで??もう??という気持ちになる。
とはいえ、確かにここまでの盛り上がりの〆にふさわしい…何かに似ているな、と思ったら、15th舞洲のときのプログラムcontinuedのような立ち位置。
歌詞といい曲調といい、特別感はあるのだけど、熱くなりすぎないぐらい。
1Aで貴雄さんが立ち上がって、後方注釈席(北側)に視線、動作を送るのがとんでもなくかっこよかったのが印象的なシーン。
今回、落ちサビで一切テンポを緩めず、音量も変えず、アレンジは一切なし。むしろその披露に珍しさすら感じた。
「完全無欠のロックンロールを」で両手を大きく広げる斎藤さん。
MC①
斎藤さん
「音楽性の違い、人間性の違い、こんなにもバラバラな三人がここまでバンドを続けられるとは思ってなかったです。
いつかの鈴木少年は……
黒夢、触れるものみな傷つけるナイフのような……(忘れた)
今では、大勢の人を笑顔にする立派な中年になりました!
いつかの田淵少年は……
友達が遊びに来ているにもかかわらず、ブルーハーツの音楽を大音量で流して鏡の前で踊り、斎藤さんをドン引きさせる…
大勢の人の心も身体も踊らせる立派な中年になりました!
いつかの斎藤少年は……
パチンコとスロット、大学の単位を落とす、ボロ雑巾のように彼女に捨てられる
パチンコとスロットの二刀流からギターとボーカルの二刀流になって、日本を誇るギタボ中年になりました!
そんないつかの少年たちが、この日を迎えています。」
→いつかの少年
少年から中年、のMC面白かったけど
中年……似合わん単語……とも思った!!
いやトークうますぎるけども!!!
曲への導入見事だった。
いつかの少年
斎藤さんが足を蹴り上げて貴雄さんに合図するやつ
斎藤さんが足を蹴り上げて貴雄さんに合図するやつ観れてうわーー!!って思ったのと同時に、そっか、リバイバルで聴けてたんだ!?と思い出す。
でも、セトリ不明ライブでははじめましてだったので喜びもひとしお。
101回目のプロローグ
…記憶が、1番ないかも。
この曲は武道館で聴けるんだろう、という期待はあったので、驚きは少なく、ただ感慨深く聴き入っていた。
思ったよりも早い披露だったけども!!
ソロが難しいという話も過去にあったので、少しだけ間奏ギターソロ演奏にドキドキしながら、ただ聴いていて。
「数え切れぬ星たちを通過してきたよ」
のときに少し暗くなった会場全体に白い水玉のような光を壁や天井に映し、まるで宇宙空間、星空のような照明があったように思う。
そしてこれは、Patrick Vegeeツアーの際に見たものにとても似ていた。
「本当の気持ちを話すのは
4年ぐらいは後にするよ」
これを自然に聴くつもりでしかいなかったのに、いきなりの、歌詞変え披露。
「今日ぐらい、しか、ありえないだろ」
はっと目が覚めるかのような気持ちになった。
UNISON SQUARE GARDENがここまで、しっかりと、曲中の歌詞を変えたのは、自分の行ったことのあるライブでも、これまでレポートでしか知らないライブでも、初めてだった。
うわーーーー……って放心状態でいたら、いつのまにかベースとギターの難しい演奏、そして落ちサビになってた。
落ちサビはほんの少し、溜めがあったように思うけれど、過度なアレンジというほどではなく、ライブならでは、ぐらいだった気がする。
「世界は七色になる!」
の七色に染まったステージ、横から見ていてもわかったし、天井を照らすような形で7色の照明が輝いていた。
「よろしくね、はじまりだよ」がこんなにも嬉しく聴こえてよかった。
MC②
貴雄さん
「今日のMCは、長いよーーーー!?
(斎藤さんの序盤の「長いよーーー!」の真似のように言ってくれる、この茶目っ気が好きだと再認識。そして斎藤さんも笑っていた!)
まぁ、ちょっと、ゆっくり話しましょう。
(座りだす観客に対して)良いね!!正解!
(斎藤さん、田淵さんもひとまず、貴雄さん足元のドラム台に座る)
熱と、その循環の話。
ドラム…うっすらと、自分が生きる意味。とにかく自分を凡人だと思っている、熱を大事にしたい。
10できる天才が8、9出すよりも、1しかない凡人が、1を出し切る方が感動する。
熱が尽きそうになるときだってある。
でも皆さんがいるから、尽きない。
焚き火の、薪を焚べてくれるような存在の皆さん。
(途中で斎藤さんが移動して、上手モニタースピーカー辺りに体育座りして、貴雄さんのことを見上げるような形へ。その後すぐあぐらっぽくなる。
貴雄さんそれを見て、良いリスナー!と反応すると、斎藤さん指ハートして反応返し)
(田淵さんも同じように移動、下手モニタースピーカーに腰掛ける。貴雄さん「良いリスナー2!」)
ナイススタッフ!!
自分が音楽だけに集中できるのは、それ以外のことをやってくれる方々がいるから。
軍師田淵と、こなせちゃう我々(貴雄さん、斎藤さん)
この二人のおかげで走ってこれた、ここにいられるし、いさせてもらえてる。
5年前の舞洲では、ドラムは器でしかない、ってネガティブに捉えかねない言い方しちゃったけど、いつかの尖っていた少年も成長しまして、このバンドがカッコイイのは俺のおかげだなと、今は。
皆さんのおかげ、スタッフのおかげ。
また、薪を焚べてください。
良い焚き火にしてほしい。」
斎藤さん「続きまして、ベース田淵智也!!」
田淵さん
「良い話だったなぁ……なんとかしてギャップを埋めなければ……」
斎藤さんの方を向いて
田「パチスロってどうやって当てるんですかぁ~?」
斎「……匂いがする。」
田「ハッ!!!ハッハッハッ!!!」
田淵さんの言い方、ちょっとおちゃらけなとこ大好き!って思ったし
斎藤さんのガチトーン返答は流石の言語センス大好き!
田淵さんが爆笑しちゃって、ほっこりとあたたかい、良い雰囲気だった。
田淵さん
「20年間、やりました。
奇跡みたいなものだった。3人でやれた、ということに意義がある。
天性の声帯に甘んじることなく、更にそれを磨き続け、ギターも弾いて、誰にも歌えない歌を歌う斎藤宏介
自分を貫く哲学を持って、挑戦し続けることでまだ高めていけるんだということを見せてくれる、ドラマーの鈴木貴雄
その他一名!俺たちには、才能があった!
(ここの笑顔!!!)
俺達、才能があったってことっすね!
今日は大いに祝ってくださーい!」
斎「立つか。笑」
(観客立ち上がる)
「この二人と、ワタクシで合わせて、こんな愉快なUNISON SQUARE GARDENです!
今日はよろしくお願いします!!」
kaleido proud fiesta
「かくしてまたストーリーは始まる」
「これが運命だったんだ」
こんなに綺麗にはまることあります?
落ちサビで星空のような照明アレンジ?
これもTOUR kaleido proud fiestaで見たような気がして胸が熱くなる。
スロウカーヴは打てない(that made me crazy)
ここでこれかー!!意外枠でありながら、馴染むから不思議な曲ですよね(主観)
ぼうっとうっです!!
斎藤さんが思いっきり右手を前に投げ出してた
田淵さんのBメロ始まりでゆらゆらとするのが楽しそうで好き。
レイテンシーをうめていっます
→ジョークってことにしていっます
????
Phantom Joke
????
この繋ぎはまたやられたなぁ…!!
Catch up, latencyの終わりアレンジは、過去ライブにて「うめっていっます」→放課後マリアージュの衝撃があってから、どうしても毎回それを期待してしまう自分がいて、それを見事にまた塗り替えられてしまった。
一時期は、なかなか歌いにくそうなPhantom Jokeだったけれど、今は全くなにも、危うさもない。完全。
サビの最高音を出すときに、斎藤さんがぐっと身体に力はいる?みたいな動作が毎回(好きなので)気になっているけれど、今回はあまり印象に残っておらず、もうやってないかも。それぐらいに、自然な歌いこなし方だった。
ドラムソロ
言葉にできず、ただライブに行って目の前でそれを観る、音を浴びる以外に、理解する方法はない。
貴雄さんの一挙手一投足、鳴らす音、魅せ方、それらすべてがただ一人の力で繰り広げられているのが本当に感動するし、興奮する。ドラムという楽器への概念が変わるのが、貴雄さんのドラムだと思った。
セッション
聴いたことないけれど、もう気配がした。
天国と地獄
セッションからの天国と地獄ほどかっこいいものないーーーーーーー
本当に、絶妙に高揚感を継続させる披露最高。
ft724円盤の淡い記憶で、確かスモーク?火?何かしらの演出があったように思うけれど、今回は何も無し。でもそれが良い。
ライブハウスで観るのも、ホールで観るのも、武道館で観るのも、何ら変わりのない彼らだけの超絶かっこいい天国と地獄の演奏だった!
正直もうあまり覚えきれてない!
君の瞳に恋してない
ここでーー???
このカッコイイと可愛いハッピー!の振り幅がUNISON SQUARE GARDENですよね…慣れそうで慣れないこの温度差が楽しい。
それと、7/25のオーケストラを観にいこう、で披露するだろうから、7/24には温存するのでは?なんて邪推していたので、聴けてしまった不安と喜びがあった!!
虹色にも似た、カラフルな照明が楽しげで素敵。
カオスが極まる
そしてまたこーーーういう振り幅見せつけてくる!!
かっこいいよ!!!!!?
照明演出が物凄く力入っていたと思うのだけど凄すぎて説明できない。
終盤にこの曲を、この圧力を持ってして、三人がやりきれてしまうのがとんでもないことなのだけど、あまりにもいつもどおり演奏されているので感覚が麻痺してきた。
シュガーソングとビターステップ
大団円ですよ!!!
という感じ。売れたから、とか、よく知られているから、とかではなくて、自然にこの位置におさまっていて楽しー!!と素直に思って聴いてた。
MC③
田淵さん「はーい、終わりでーす。有名な曲は全部やったぞ!」
このあとの拍手が長くて。ある意味アンコール的な、まだ終わらないでほしい、の気持ちを拍手に込めていたかも。
その拍手が鳴り止まなかったところに、貴雄さんがスティックをスッ、と上にしたら静かになったの、これもまたよかった。
田淵さん
今日はよく来た!!
遠くで観てるやつも!
バンドが20年続くって簡単なことじゃない。楽しいことばかりじゃないしさ。
俺たちには才能があって、信念があって、それでも、世界は変わらなかった。
それは、つまらなかった。
ロックバンドを諦める理由になった。前を向けなかった。時に、誰にもわからないように、後ろを向いた。
そうしたら、君がいた。
ついてきてほしいなんて思ってなかったけど、君が後ろにいてくれたことがこんなに嬉しいと思わなかった。
ロックバンドを諦めなくてよかった!
君のおかげだ。
…ありがとう!!
(もっとたくさんいい言葉があったんだけど、感無量過ぎてこれぐらいしかわからない)
(田淵さんはマイクに近づいては離れ、背を曲げて、顔は少し隠れるように、でも話すときはぐっと前を見て、また少し離れて、みたいな"間"があったことは、覚えていたい景色。)
春が来てぼくら
斎藤さんの弾き語りで始まる
白スポットライト
「また春が来てぼくらは 新しいページに絵の具を落とす。…追い風に揺れた今日は
………(イントロ)
はなまるだね」
この演出も前にありましたよね…fiesta in chaos…そんなに昔じゃないよ。
それをここでまたあえてやる意味。
そして、MCの後に聞いたことで、春が来てぼくらの歌詞そのものや、CDリリース時の帯の「ざまみろ、これは僕らの歌だ。」が強く心に蘇る。
斎藤さんの歌声の力強さ、自身のコーラス部分以外でもしっかりと歌っている田淵さんがしっかりと記憶に残っている。
シャンデリア・ワルツ
イントロセッション始まり。これは、YouTubeで公開され続けている、fun time 724のシャンデリア・ワルツのあのセッション。夢?
斎藤さんが北側へ駆けていく。
貴雄さんの後ろまで、なんならスタンド1階席のめちゃめちゃ近くまで行って、ギターを弾く斎藤さん。
そしてその間、貴雄さんのところに近づいて演奏する田淵さん。
貴雄さんは、一瞬指一本たてて、もう一回?セッションの長さ?なにかを指示?したように見えた。
その後上手マイクの元へ戻り、斎藤さんのタイトルコール
「シャンデリア・ワルツっ!!」
幸せ過ぎて溜息出た。
映像でしか知らなかったものが、目の前にある。
田淵さんが沢山歌っていた。目がキラキラしていた。
全歌詞が、改めて、UNISON SQUARE GARDENだった。歌アレンジはなし。
センチメンタルピリオド
田淵さんと斎藤さんが、貴雄さんの方を向いて、セッションが始まる。
このセッションも、知っている。
わかっていても、感動する以外何もなかった。
原点にして頂点。
この日まで、センチメンタルピリオド(S.B style)のMV公開やラジオプロモーションを追っていたこともあり、正直ここ最近で1番耳にしていた曲。
それでも一切飽きることなく、ただ目の前の彼らから鳴らされる音がかっこよかった。
最後の最後「低空の」の歌い出し、ほんの少しだけ、ドラムとずれた気がする。
でもそれもまた愛おしい"ライブ"だったなぁって思って… ずれたとしてもそのまま合わせられるんだよ、何にも全く問題にならない、そういうユニゾンの強さがまた好きですね。
演奏終わり、まだ貴雄さんと斎藤さんの音は響かせている中で、田淵さんはおもむろに下手ステージ前方にベースを置く。
そしてステージ中央辺りにすたすた歩いていって、あまり助走せずにハンドスプリングした。。かっこよすぎる。39歳とは!?
そしてまた、楽器を持って〆。
貴雄さんは退場時にステージ前方へ出てきて、羽織りの背中にある、大きなUNISON SQUARE GARDEN 20thのロゴを見せつけるかのように背中を向けてくれた。
貴雄さん、田淵さんが退場した後に、斎藤さんから一言だけ、と。
どうもありがとう、UNISON SQUARE GARDENでした!
今日は本当に来てくれて、ありがとうございました。
来たくても来れなくて、悔しい思いをした人もいると思います、観てくれて本当にありがとうございます。
UNISON SQUARE GARDENは、3人だけではここまで来れませんでした。
ライブを楽しみにしてるやつがいる、とか、次の曲を楽しみにしてるやつがいる、とか、もしも解散しちゃったら悲しむやつがいるかも、とかそういうことの連続で、なんとかここまで続いてきました。
今、これだけ、UNISON SQUARE GARDENが愛されていること、本当にありがとうございます。
こう見えて、めちゃくちゃ支えられてきてます。
UNISON SQUARE GARDENを好きで好きで堪らないやつに、今日喜んでほしいです。だから、最後に一言だけ、僕から皆さんへ。
本日は、UNISON SQUARE GARDENの20周年記念日、おめでとうございまっっす!!!!
楽しかったです、バイバイ!
あとがき
UNISON SQUARE GARDENを好きになった人生でよかった……。
2024/7/24の"ROCK BAND is fun"
でユニゾンライブは私にとっての生ライブ119公演目だった。UNISON SQUARE GARDEN、
ロックバンドを諦めないでいてくれてありがとう。勝手に好きでいる物好きたちを、好きでいることを認めてくれて、馴れ合わないけど知っててくれて、バンドを続ける少しの理由にしてくれてたって言葉をくれてありがとう。
最高の2024/7/24でした
ロックバンドはやっぱり楽しい!!
セトリのことや思ったことなどまだまだ語り足りず、別記。