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地獄の two pizza rule (15)

南流山駅で電車を降りたジョンは、決意を胸に江戸川へと向かった。しかし、彼が到着した江戸川の河川敷には人の気配はなかった。静寂が広がり、草木が風に揺れる中、ジョンは諦めずに手がかりを探す決心を固めた。

彼は河川敷の草木をかき分け、一歩一歩進んでいく。その中で、彼の目に留まったものがあった。「やす」とマジックで書かれたプラスチックケースだった。

ジョンは興奮と期待に胸を躍らせながら、プラスチックケースを開けた。そこには黒いプラスチックの箱が収められており、何かしらのシールを剥がした痕跡が残っていた。

彼は手に取った箱をじっと見つめながら、その重要性を確信した。この箱には組織の弱点を突きとめるための重要な手がかりが隠されているに違いないと感じた。

ジョンは胸に湧き上がる喜びと緊張を抱えながら、自らの推理力と知識を駆使してこの箱の意味を解き明かそうと試みた。

江戸川から帰宅したジョンは、手にした黒いプラスチックの箱が一体何者なのかわからず、絶望の底に沈んでいった。

彼はもがき苦しみながら、この箱が持つ意味や重要性について考えたが、どうしても解明できなかった。不確かさに押しつぶされそうな彼の心は、絶望の闇に包まれていく。

しかし、部屋の中でうろたえていると、目に留まったものがあった。それは昔、河川敷で拾った機械だった。

ジョンは興味津々の目でその機械を観察した。そして、よく見ると機械の表面に黒いプラスチックの箱と同じ「VHS」というマークを発見した。

この発見にジョンの心は興奮と喜びで満たされた。彼は気づいたのだ。自分が以前に川原で拾ったものがVHSテープであり、それに合わせたVHSプレイヤーも持っていたことを。

しかし、ジョン自身はVHSのことを知らなかった。それゆえに、黒いプラスチックの箱に込められた重要な情報が何なのか理解することができなかったのだ。

ジョンは瞬間的に頭を抱えながら、かつての自分の無知さに悔しさを感じた。しかし、同時に新たな光明が彼の前に広がっていることを感じたのだった。

(続く)

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