地獄の two pizza rule (15)
南流山駅で電車を降りたジョンは、決意を胸に江戸川へと向かった。しかし、彼が到着した江戸川の河川敷には人の気配はなかった。静寂が広がり、草木が風に揺れる中、ジョンは諦めずに手がかりを探す決心を固めた。
彼は河川敷の草木をかき分け、一歩一歩進んでいく。その中で、彼の目に留まったものがあった。「やす」とマジックで書かれたプラスチックケースだった。
ジョンは興奮と期待に胸を躍らせながら、プラスチックケースを開けた。そこには黒いプラスチックの箱が収められており、何かしらのシールを剥